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Facebook f8について
テクノロジー企業が毎年開催する、開発者へ向けたカンファレンスを知ることで、新たなテクノロジーを学ぶきっかけになればと思います。
開発者にとって、Developer Conferenceは「お祭り」のようなもので、新機能や新製品の発表があるたびにワクワクするイベントです。
Facebook f8とは
Facebookが開催する開発者会議です。F8の「8」は、Facebook伝統の8時間連続ハッカソンに由来しています。
2021年の世界のSNS利用者数トップ5は
1位 Facebook 2740(百万ユーザ)
2位 YouTube 2291(百万ユーザ)
3位 WhatsApp 2000(百万ユーザ)
4位 Facebook Messenger 1300(百万ユーザ)
5位 インスタグラム 1221(百万ユーザ)
で、Facebook、WhatsApp、Facebook Messenger、インスタグラムは、FacebookグループのSNSであるため、Facebookグループだけで、7261(百万ユーザ)≒72億ユーザを抱える巨大プラットフォーム企業です。
さらに、旧Ocurusを買収することでVR関連のテクノロジーもあります。
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F8では、これらのサービスの新機能及び、APIが学べるカンファレンスです。
時期は毎年4月~6月ごろに開催されるのですが、2022年は、メタバース関連の開発に注力するため、今年は「f8」は無くなりました。
開発者会議の構成
開発者会議の構成は
1.キーノート(基調講演)
2.各機能の詳細セッション
3.ハッカソン
で構成されています。
キーノート
一番重要なのはキーノート(基調講演)です。
基調講演は、Facebook CEO)マーク・ザッカーバーグ氏によって始まります。
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f8 Refresh(2021)の例で言うと、下記が発表されています。
Instagram用のMessenger APIをすべての開発者に提供
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ビジネス向けWhatsAppの改善
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動画チャットでAR効果を楽しめる「Spark AR」の「Multipeer API」
Spark ARは、世界最大のモバイルARプラットフォームであり、Multipeer APIによって複数の通話参加者の間で共有するエフェクトを構築できるようになります。
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SNSだけでなく、技術もしっかりとした会社であることが分かります。
各機能の詳細セッション
キーノートが終わったら、各機能の詳細セッションを視聴できます。
ハッカソン
f8の開催に合わせてハッカソンが開催され、F8で受賞者が発表されます。
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コミュニケーションの未来を学ぶ
Facebookの開発者会議についての流れが理解できたかと思います。
開発者にとって、開発者会議は「お祭り」のようなイベントです。
Facebookの特徴としては、コミュニケーションの未来を感じることができるところが素晴らしいです。SNSが起点となり、AR、VRなどコミュニケーションの未来を感じさせてくれます。
現在、Meta社と社名を変更する背景には、SNSのモバイル広告ビジネスだけでは限界で、「メタバース」の中で、仮想通貨、NFTなど、デジタルな世界でのプラットフォーマーになろうと考えているのではないかと感じます。
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Facebookのプロダクトの進化を知ることで、デジタル空間におけるコミュニ―ケーションの未来を学ぶことができます。ぜひチェックしましょう!!