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【あるよあるよの会社生活:部下のコントロール】

3.リーダ、そして初めての役職

②部下のコントロール その1

  リーダーとなりメンバへの指示や進捗管理などの作業が増えていく。そ 
 うなると、部下によって進捗の違いや品質の違いなど、いろいろな差が出
 てくるのが目についてくるだろう。
  そうなると、メンバをどうやってコントロールしていくかを考えるよう
 になってくる。ここでも、いろいろな苦労が発生する。
  いろいろなビジネス本や、いろいろな先輩からの声による、自分の意に
 反した管理方法や、想定外のいろんな部下。ドラマではうまく行われてい 
 ることが、現場ではできない、そんな観点で記載していこうと思う。

  1.あるある管理
  2.あるある部下
  3.ないないドラマみたいなこと

 【あるある管理】
   管理イコール、把握すること、掌握すること、指示することって感じ
  で、大きく以下を行う人が多いだろう。
   ①定例会議
   ②定期報告指示
   で、個性を出すために、その内容がリーダによって変わってくるだろ
  う。
  ★定例会議あるある1:朝礼の実施
   よく、朝礼を行うリーダが出てくる。悪くはないのであるが、昨今の
  コアタイムが無くフレックスが多い会社の場合、反発する人が出てく
  る。
   これが結構面倒である。
 
   管理職は、強制的に朝出勤させても良いが、組合員にとっては、フレ  
  ックスが約束されていると言って、出勤してこない人もいる。
  まあ、8:2の理論で、2割程度ではあるが、気になる割合ではある。

   命令するわけにもいかないので、来ない人を除いて朝礼を行う事とな
  るだろう。
   自分は、最初は気になって何とか朝出勤してもらえるように働きかけ
  ていたが、正直、ここにパワー使うより、ちゃんと出勤してくれている
  8割のメンバを満足させる方がよっぽどよいという割り切りで、対応す
  ることを最終的に行っていた。
   8割が満足出来れば、残り2割が不満だとしても、その組織としては
  何とかなる。どこかの政党支持率と同じ。とうか、それよりもましだろ
  う。

   最近では、テレワークが多くなってしまい、オンライン朝礼を行って
  いる人もいたが、なんとなく、オンライン朝礼ならもう不要では?と思
  ってしまった。
  だって、オンラインで接続だけして、歯磨きしていても分からない。    
  朝ごはん中にめざましTVが放映されているのと同じ感覚になってもおか
  しくないと思ったからである。

   ただ、コミュニケーションが取れてないと感じ始めると、これまた、
  朝会という名で、毎朝のミーティングになったりする。負のスパイラル
  になっているが、本人は気づいていないことが多くなるので、気を付け
  よう。

 ★定例会議あるある2:3分間スピーチ
   朝礼と同時に、スピーチを行わせる人もいるだろう。
  名目的には、
   ・自分の事を知ってもらうため。
   ・人前で話すことの抵抗感をなくすため
   ・3分で話すことをまとめる力を養う
  などと言って行わせる。
   これも、悪いとは思わないが(私自身は、良い行いと思っているぐら
  いである)、組織の規模によっては、メンバが一回りするまでに半年ぐ  
  らいかかることがある(週に一回だと)。そうなると、知ってもらう前
  に組織運営がどんどん進んでいることにもなる。
  そうなると、なんか、変?意味あるのか?と思ってくるだろう。

  自分もそのジレンマにはまり、3分間スピーチの目的をはっきりさせ、
 内容に関しても指示をすることにしていた。
 「自分が行っていることで、人に気づきを与える内容とすること」
 単なる、昨日プロ野球を見てサヨナラ勝ちで感動しましたという日記はや
 めましょうねと。

  昨今の社員は、作業に対して目的をはっきりさせることが重要であり、 
 よく、そういった目的を聞いてくるので、この対応を行うようにしてまし
 た。
  それにより、ぼんやりした3分間スピーチが、何かしっかりした感じに
 なったのはありました。

★定例会議あるある3:グループ会議
  メンバが増えてくると、誰が何をしているか?また、進んでるのか?遅
 れているのか?も分からなくなってくる。その代わり、その状況はリーダ 
 としての自分に聞かれたりするので、非常にストレスがたまり困ってく
 る。
  そうなると、定期会議を開いて、それぞれの行っていることを共有する
 という形で状況を聞く会議を行うことが多くなる。

  最初は、みんな興味があり、ちゃんと聞く耳をもって会議参加している 
 が、回数を重ねるごとに、前回とほぼ同じだね。みたいになり、参加する
 意味が無いと思うメンバが増えてくる。
  そういった状況を察すると、グループ会議の中で報告だけでなく、オリ 
 エンテーションなどを入れるリーダも現れてくる。試行錯誤で、会議がつ
 まらなくならないようにしたいのだ。
 ただ、これも、すぐにネタが尽きてくる。

  結局、頻度だとは思うが、月に1回ぐらいの開催であれば、みんなの状
 況が変化しているので、良い活動だと感じた。状況が変化してないメンバ
 は、パフォーマンスが悪いか、何か問題が起きていると判断する材料にも
 なる。
  状況が理解できないからと言って、決して毎週などの頻度で行わないよ
 うにすべきだ。頻度を下げれば、組織が窮屈になり、信頼されていないと
 感じ、さらに分断が進む。それを忘れてはいけない。

★定例報告あるある1:週間作業報告
  これは、新人の時から自身が行っている人が多いと思うが、毎週の報告
 をメールなり、定型文書なりで報告する。
 これは、自身の作業整理の意味でも、行ったほうが良いだろう。
  自分の経験としては、所感を絶対に記載してねとしていた。
 プロジェクトなどの報告は、事実だったり、見栄えの良いように少し盛っ
 たりする感じが何となくわかるが、仕事の状況は、その人の感情や心理状
 態も影響する。なので、所感という、仕事以外で良いので、なんでも記載
 してとしていた。
  ここに記載されることが、結構、そのメンバのおかれている心情があら
 われるので、その内容によって個別に声掛けなどをしていた。
  プライベートが仕事に与える影響は、かなり大きい。そこは意識すべき
 である。

★定例報告あるある2:日報
  業績など目標との乖離が大きくなってくると、なんとか目標を達成しよ
 うとするために、管理をきつくしていくようになる。そのため、週間では
 なく日々報告をということになり、日報が始まることがある。
  炎上しているプロジェクトの管理などでは必要だとは思うが、組織の目
 標達成のために管理頻度を上げるのは、いただけないだろう。

  こういった管理作業というか、管理されるための報告作業のオーバヘッ 
 ドは、管理者が想像している以上にかかるのである。
  えてして管理者は、スイッチングコストを0と認識している人が多数い
 る。
  こういった管理者の下についた場合は、ロボット扱いされるので人間で
 あれば(人間ですけど)疲弊していくだけである。
 結果、目標達成はさらに苦しくなる。

  経験からすると日報を出させるより、日々、何となく言葉を駆けること 
 を行うことをした方が良い。そのなかで、進捗やパフォーマンスなど見え
 てくる。それを感じで組織の対処を行うのが、現場に負担を駆けずに回し
 ていくリーダの役目であると意識したほうが良い。

★定例報告あるある3:顧客対応報告
  これは行った方が良いだろう。顧客対応に関して組織として共有すべ
 き。顧客から見たら、こちらの会社として一つに見ているので、担当者以
 外が知らない状態はよろしくない。
 ただ、報告しない人もいる。情報共有が不得手な人がリーダーになった場 
 合に多い。自分が行ってきていないのだからしょうがないだろう。
  この辺りは、リーダとしての心得として、何が重要な情報化を整理し
 て、必要な物のみ情報共有の仕組みを作っておく。何が重要なのかな?
 は、会社や組織のミッションにもよるが、一般的には以下であろう。
 ・トラブル情報
   →トラブル情報を共有しておくことで、社として対応していることと
    なり、顧客からの信頼につながるため
 ・顧客対応情報
   →これもトラブル情報の扱いに近いが、社として顧客と対応してるこ
    ととなり、顧客の信頼向上になる。
 ・自社内の担当者ごとの対応顧客
   →誰がどの担当を行っているかは理解すべき。顧客は、担当者と付き
    合ってるのではなく、会社と取引している認識である。なので、ト
    ラブル時など自社の担当者を理解していることは前提で、顧客と会
    話することができるようにしておく。これも顧客の信頼失墜防止に
    つながる。
 ★全体的に、顧客の信頼低下いつながりそうな内容を重要項目としている。
  
  少し長くなったので、今回は、ここまでにしようと思います。
  次回は、「部下のコントロール 2.あるある部下」について記載しよ
 うと思います。


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