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「未完成だから面白い!」 ヘルスケアSaaSからリーンオンミーへ転職した理由とは?
Lean on Me(リーンオンミー)で働く社員へのインタビューシリーズ「Lean on Meのひと」、第4弾。今回は、ビジネス部門責任者の倉見徹さんに話を聞きました。ヘルスケア領域のSaaS企業で執行役員を務めてからリーンオンミーへ転職した経緯など、じっくりとお話を伺いました。
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倉見徹さん プロフィール
新卒でヘルスケア領域の大手事業会社にて、事業企画と管理を担当。その後、ヘルスケア領域の人材エージェントで営業から管理部門のマネジメント、事業責任者までを経験。直近では、介護領域のSaaS企業でマーケティングから営業部門の責任者を務め、その後Lean on Meに入社。
スペシャルラーニングは業界に必要とされ、また業界から応援される存在
Q:リーンオンミーに入社したきっかけは何だったのでしょうか。
―大きなポイントは2点あります。1点目は、志村さん(代表取締役)を中心に、会社やプロダクトが業界に対して強い熱量を持っていると感じたことです。2点目は、会社や事業が未完成のフェーズであり、今後どのような形にも柔軟に成長・変化できる組織だと感じた点です。
元々、私自身障がい福祉領域に明るい訳ではなく、積極的に転職活動をしていた訳でもありませんでした。
そんな中、個人的につながりのあった方からの紹介で、志村社長にお会いしたのが、Lean on Meとの最初の接点でした。明確な採用枠もない中、情報交換中心のカジュアルなミーティングでしたが、その中で志村社長の業界やプロダクトへの思いや行動力、何より強い熱量に魅了されたことを記憶しています。
一方で組織としてはまだ未完成で、実現したい事に対しての道筋やピースが定まっていない、多くのチャンスや可能性を秘めた企業だと感じました。その後、ありがたいことに選考機会を提案いただき、入社に至りました。
Q:志村さんの熱量を感じた具体的なエピソードがあれば教えてください。―志村さんは原体験からビジネスを立ち上げられています。初めて志村さんにお会いした際に「今後、リーンオンミーでやりたいこと」について、説明を受けたのですが、資料におさまりきらない膨大な量の構想と目を輝かせて話す志村さんの姿が印象的でした。その姿から、「この人は本気でこの業界のことを深く考え、変えようとしている人」なのだと強く感じました。
Q:入社前と入社後のギャップはありましたか。
―大きなギャップというのは今のところ感じていないです。組織としてのギャップとは異なりますが、障がい福祉業界との関係性については、良い意味で思っていたものと大きく異なりました。具体的には、既に業界内の多くの方がコンテンツ制作に協力してくださっており、その他にも多くの業界人や機関を巻き込んだ取り組みが行われている点です。
一般的に業界にプロダクトを持ち込む時には「外から業界を良くする」というイメージを持ちがちでした。ただリーンオンミーの場合、「業界の中に入り込んで、業界の人と一緒に業界を良くする」といったイメージで、こうした関わりの違いには少し驚くとともに、素晴らしい点だと感じました。
これまでのキャリアでは、“仕事”を考える上での方程式を学んできた
Q:倉見さんは仕事をする上で大切にしていることはありますか。
―当たり前の事ですが、経営の意思決定に影響を与える事項、現場メンバーを巻き込む事項が多いからこそ、自分の考えや意思について、説明責任を果たすこと。特に根拠立てて説明することは、心がけるようにしています。
ベースとなる、物事の見方、数字の見方などいわゆるビジネス作法については前々職で鍛えられました。前々職はオーナー企業だったのですが、大手外資ファンドの買収をきっかけに社長をはじめとした経営陣が、大手コンサルのマッキンゼー出身者のチームに様変わりしました。稀有にもその後は更にファンドtoファンドで別のファンドに譲渡され、今度はボストンコンサルティング出身のメンバーで構成された経営チームと一緒に仕事をすることになりました。いずれも貴重な経験であったのですが、一つの会社で、2社のファンド親会社と仕事をする中で、戦略コンサルの両社に共通していることも多いことに気づきました。
特に、ビジネスへの姿勢と数字の捉え方、そして課題抽出の仕方についてです。
マクロ視点とミクロ視点を絶妙に織り交ぜつつ、大前提として、目の前で起きている事象に対して、とにかくこれでもかというくらい向き合う姿勢があります。例えば、予算と実績のギャップが生じれば、因数分解して要因を掘り下げると思いますが、その粒度と掘り下げの深さに最初は驚きました。
自分自身が納得できる解を持てているか、また伝える相手(経営陣)にも納得感を持ってもらえるか、それを得られるまでは妥協は許さず、掘り下げ続けることが必要な環境でした。こうした経験を通じた、“当たり前の基準”が、今仕事をする上でも大切な軸となっています。
Q:倉見さんはリーンオンミーでビジネス部門の責任者を務めていますね。今の役割について教えてください。
―ビジネス部門は、マーケティング・インサイドセールスのチームと、**アカウントエグゼクティブチーム(フィールドセールス)**で構成されており、これら部門の管掌責任を持っています。責任者として、しっかり方針を定め、実現のためにメンバーを導いていく必要があると認識しています。
一方で、現実的には私自身は入社したばかりの名ばかり責任者で、メンバーの皆さんに現場状況を教わりながら、業界や社内のことを手取り足取りキャッチアップしている状況です。また、大きな組織ではありませんので、私自身も施策のために手を動かしたり、実際に営業現場に足を運んだり、プレイング要素を大事にしながら業務に関わることも大きな役割だと思っています。
リーンオンミーは相手を認め、尊重し合える組織
Q:倉見さんから見て、リーンオンミーはどんな組織ですか。
―相手を認め、尊重し合える方が多く、ホスピタリティの高さを感じます。
例えば、Slackのやりとりを一つとっても、意見の投げ掛けはあれど、誰かの考えを否定するような場面は目にしません。
オンラインでのコミュニケーションが多いからこそ、言葉尻への配慮が見えたり、相手が前向きに受け取れるようにと、思いの込めたテキストコミュニケーションを皆さんが当たり前にされているのが印象的でした。
そのカルチャーもあって、業界やお客様への些細な気づきにも、積極的に意見を出し合うことができ、フラットに施策を考える顧客目線の文化もあります。
先程のビジネス作法の話も、思考方法としては大事ではありますが、それだけでは面白くありません。
因数分解をして掘り下げるというのは過去からの振り返りでしかないので、それ以上にお客様に向き合いながらゼロから何かを生み出していく環境も大切です。
掘り下げてもわからないことに対して、違う視野を持ったり柔軟な物事の捉え方を持っているメンバーが多く、フラットに意見をぶつけ合えるというのは、新鮮で自分が求めていた環境です。根拠に囚われて発言しないのではなく、時には自分の感性を信じて、意見を出し合える組織の方が良いのは言うまでもなく、お客様に向き合えている良い組織だと思います。
Q:Lean on Meで「働きやすい」と思うのは、どんな点ですか。
―先程のホスピタリティの高さとも通じる部分ですが、助けてもらえる環境があるというのは、Lean on Meの非常に良いところであり、安心して働けるポイントかと思います。一方で、それが指示や過干渉につながるわけではなく、個人を尊重し、裁量権を与えてもらえるという意味では、非常に働きやすい環境だと思います。
Q:倉見さんが考える理想の組織はどのようなイメージでしょうか。
―組織文化としては、根拠に囚われ過ぎずフラットに意見を出し合える環境はとても良いですし、今後も大事にしていきたいです。その上で、いざという場面で大事な意思決定をするときには、論理立てて考え抜くというハイブリットな組織が理想です。それが、働いている人にとっても働きやすい環境ですし、成長できる環境になると思います。ホスピタリティだけを大事にしていても、ただの居心地が良い組織にしかなりません。そこに、根拠であったり定量的な納得感、それらを求め仕事に向き合う姿勢があることで、人としての成長に加えて、ビジネス観点でも成長できる組織になると思っています。ここをセットで実現していきたいです。
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Q:最後に、リーンオンミーへの入社を検討している方へ、メッセージをお願いします。
Lean on Meの主サービスである「スペシャルラーニング」は、業界に必要とされ、また業界から応援される存在として、これから一気に成長を加速させるフェーズです。加えて、Lean on Meではマルチに顧客課題を解決すべく、新たなチャレンジもたくさん控えています。
そうした意味では、「事業を1→10に加速させたい方」「事業を0から作り上げたい方」、どちらの方でもワクワクできる環境が整っています。フラットで未完成な組織だからこそ与えられる裁量権やチャレンジ環境を楽しめる仲間を心待ちにしています!
<倉見さんの1日のスケジュール>
9:00 始業、前日のKPI(活動進捗)の確認、雑務
10:00 顧客営業活動への同席
12:00 昼休憩
13:00 協業先との打ち合わせ
15:00 マネージャーと部門内打ち合わせ
16:00 経営陣との経営打ち合わせ
17:00 方針検討、資料作成、その他事務作業
19:00 終業
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・notion
・志村代表取締役note
・Lean on Meビジネス留学
(取材・編集:Lean on Me広報室)