自分が豊かに実る場所を探す~天狗の台所 season2
日々を丁寧に過ごしている方の暮らしぶりを見るのが好きです。
『ターシャの庭から』とか『猫のしっぽカエルの手』とか『やまと山寺精進日記』とか。
まぁ、見るだけで実践にはほど遠いのですが・・・
毎週火曜日夜9時 BS-TBSで昨日から始まった『天狗の台所 season2』も
鄙びた村で一人で生活している天狗の末裔の青年の丁寧で豊かな暮らしが描かれている、とても癒されるドラマです。
毎回主人公の青年、基(駒木根葵汰)が作る料理の美味しそうなこと!
食材を一番おいしいタイミングで調理して食べることが、命をいただく礼儀なのだと教えてくれます。
そして調理工程も丁寧に描かれるので、料理が得意な方ならご自分でも作れてしまうのではないでしょうか。
ニューヨークに両親と住んでいる弟、オン(越山敬達)が夏休みに、両親に黙って基のところに再びやってくるところから、season2は始まります。
それも、母親のプラチナカードを使って航空券と車エビを買ってしまって。
大河ドラマ『光る君へ』で一条天皇役で人気を博した塩野瑛久さんも、基の幼馴染の有意役で出演しています。
有意は、基とは違って普通に街で働いている青年。
いつも基のことを気にかけていて、時間があれば基の家で一緒に食事をする素敵な関係です。
天狗の末裔の話だからといって、妖術などの奇をてらったことは全く起こりません。(背中に翼が生えている場面があるくらいかな)
タイトルは、season1の最後にオンが基に言ったセリフを引用しました。
❝自分が豊かに実る場所❞ って良いですよね。
地にしっかり根を張り、風雨に晒されながらも栄養を吸収して育ち、花を咲かせ実を結ぶ。
そこは、肥沃な土地かもしれないし、路傍のアスファルトの隙間かもしれないけれど、それぞれが適した場所で力強く生きていく。
今の私は、失業給付金で生活している身。
自分が豊かに実る場所を探しているところ。
この物価高で毎日の食費の節約にはかなり苦慮していますが、
私ができるせめてものことは、必要なものだけを買ってしっかりと使い切ることくらいです。
まぁ、丁寧な暮らしと呼ぶにはほど遠いのですが・・・。