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地球の声を聴こう① バードフレンドリーコーヒー
こんにちは!
フリーライターのユリです。
今回はちょっと新たなシリーズを始めようと思います。
その名も、「地球の声を聴こう」シリーズ🌎🌏🌍
今回のテーマは「バードフレンドリーコーヒー」です!
ご存知の方はいらっしゃいますか?私は初めて知りましたが、内容がとても興味深いものでしたので、個人的に調べて皆さんと共有したいなと思います!🦜
そして、今日4月22日は「アースデイ」です。
この記事を投稿するのにぴったりな日だと思います!
それでは、よかったら最後までお読みください♪
地球の声を聴こうと思ったきっかけ
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地球や自然のこと。
今までも自分なりに考えていたつもりですが、
それでもどこか他人事に感じていたと思います。
そんな中で、やっと身近に感じるようになったきっかけが最近の「気温の不安定さ」でした。
朝は10度前後なのに、昼は20度以上。
最近は1日の最大寒暖差10度以上が当たり前です。
明らかにおかしいですし、
身体にも心にも影響を与える天気ですよね。
私自身もこの寒暖差によって、体調を崩しました。
自らが経験し、身近に影響したことで、やっと地球の声に真剣に耳を傾けるようになったのです。
恥ずかしいことですね💦
ですが、
気づいたからには行動を起こしてみたい。
そう思い、このシリーズを立ち上げました。
バードフレンドリーコーヒーとは?
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バードフレンドリーコーヒーとは、渡り鳥の休憩場所を守りつつ作られたコーヒーのことです。
渡り鳥たちの繁殖や餌場、休息地を壊さない方法で栽培されたコーヒーであり、数ある環境保護プログラムのひとつになります。
バードフレンドリーの始まり
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バードフレンドリーの始まりは、渡り鳥の大幅な減少。
毎年季節ごとに世界中を行き来している渡り鳥たちですが、1900年代に入ると徐々に減少傾向が見られ始めました。
アメリカやカナダの渡り鳥たちは生息地を奪われたために、1970年以降から合計30億羽がいなくなったそうです。世界人口の半分に近いですね…💦
1990年代に行われた研究で北米から中南米を行き来する渡り鳥たちの減少が決定的に確認され、アメリカ合衆国の学術研究機関スミソニアン協会が「スミソニアン渡り鳥センター」を立ち上げました。
そして研究結果によると、渡り鳥の生息地である熱帯林がコーヒー農園として使われるようになったことが減少の原因だと分かったのです。
コーヒー農園と渡り鳥の関わり
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アメリカやカナダの渡り鳥たちは、寒い冬を暖かい中南米で過ごすために数百万規模で移動します。そして、春になると再び北米へと帰郷するのです。
しかし、越冬のために必要不可欠な中南米の熱帯林がコーヒー栽培によって失われて個体数を減らすことになったのですね。
この危機を打破するために、1999年にスミソニアン渡り鳥センターは森林を伐採しないコーヒー農園に与える「バードフレンドリーコーヒー認証」を始めました。
バートフレンドリー認証の条件とは
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バードフレンドリー認証の条件は次のとおりです。
有機栽培
原生林に近い環境を保つこと
この2つを守ることが求められます。特に、原生林に近い状態での栽培は必須事項ですね。
そもそも熱帯林がコーヒー農園によって破壊されたのは、低コスト化を図るために木を伐採してプランテーションを作り、機械を使った収穫が行われるようになったことにありました。
渡り鳥たちの住処となる木をそのまま残すことが何よりも大切なのです。そこでバードフレンドリー認証の農園では、低コストのための低木栽培ではなく木陰を使う木陰栽培をしています。
木陰を使うため、木の高さは60%が12mで20%が15m、小木は20%であることが基準です。大変そうに思いますが、昔は木陰栽培でコーヒーを育てていたので原点に帰ったことになるのでしょうね。
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有機栽培であることも条件にあるため、認証を受けているコーヒー農園では次のようなことが行われています。
手摘みによる収穫
肥料はコーヒーかすなどの有機廃棄物
他にも、
「農園の40%が木陰栽培であること」
「樹木の種類は11種類以上であること」
などの基準があります。
低コストの農園に比べると非常に手間がかかるものになりますが、そのぶん良質なコーヒー豆を収穫することができるのです。
高品質のコーヒー豆で得た利益の一部は渡り鳥の保護活動に使われ、それ以外は生産者の利益になります。バードフレンドリー認証は農園で働く人々の生活も支えることになるのですね。
現在、バードフレンドリー認証を取得している農園は全世界で13カ国59農園あります。これからも増えていくことでしょう。
2種類のバードフレンドリーコーヒー
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ここからは、2つのバードフレンドリーコーヒーを紹介します。それぞれとても丁寧に作られているので、コーヒー好きの方は是非ご賞味ください!
①小川珈琲店 バードフレンドリーブレンド
こちらは、京都に本社がある小川珈琲店が作ったバードフレンドリーブレンドです。表示してあるのは豆タイプですが粉タイプもあります。サイト情報によると、ビターチョコのような濃厚な味わいだそうです。
②KALDI COFFEE FARM
こちらは、東京のキャメル珈琲が経営しているKALDIのバードブレンドになります。KALDIの場合は表示の豆タイプとドリップタイプがあり、サイト情報によると柔らかい口あたりが特徴のようです。
身体に良いものを、心に良いものを。
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バードフレンドリーコーヒーを知って、私たちが何気なく食べたり飲んだりしているものは想像よりも地球環境に大きな影響を与えているんだなぁと思いました。
だからこそ、自分の出来る範囲で環境に優しいものを選ぶ必要があります。環境にいいからといって、高い食べ物や個人的に苦手な食べ物を買う必要はないと私は思います。食品ロスにつながりかねないと思うからです。
だからこそ、比較的リーズナブルな値段で買えるバードフレンドリーコーヒーはとても良い商品だなと思いました。
身体にも心にも良いバードフレンドリーコーヒー。
よかったら、試してみてはいかがでしょうか?
ギリギリの投稿になり、申し訳ありません!
参考資料をもとに出来るだけ丁寧にまとめたつもりですが、もし詳しい方がいらっしゃって間違いに気づきましたらご指摘いただけると幸いです。
地球のことを考えて学ぶアースデイ。
今日だけでなく、日々地球や自然のことを考えていきたいですね🌏🌍🌎
今回も最後まで読んでいただき、ありがとうございます!
また次回の記事でもお会いできると嬉しいです😊
ユリ
〈参考資料〉
こちらは私が「バードフレンドリー」という言葉を知った記事ですので、是非ご覧ください!
ここからは私が調べたときに閲覧した資料になります。
【画像】
pixabay
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