30代になってベンチャー企業を目指した理由

こんにちは、30代からのキャリアを考えるnoteを発信しているぱすたです。
僕は新卒で職人業の世界に入り、20代後半でリクルートへ転職、それから30代になって今の会社であるGX業界のベンチャー企業へ転職しました。

今日はなぜ僕がベンチャー企業へ勤めることにしたのか理由を書けたらと思います。

ベンチャーと聞くと
・ブラック
・カオスな環境
・不安定
とマイナスなイメージを持たれがちですが、決してそんな事ばかりではないです。
もし、ベンチャー企業へ行くかどうか悩んでいる方がいましたらこの記事が少しでも参考になれば嬉しいです。

0→1を経験できること

やっぱり、これが一番大きいです。
『0→1なんて選ばれた人にしかできないよ。1→10くらいがせめて』と入社前は思っていた僕でしたが、否が応でも0→1をしなければいけない環境に立たされます。

課題が出る度に、自分で考えて仕組みを作る事が、日々の当たり前になります。（そうでないと、自転車操業になり自分が死んでしまいます。）
僕はカスタマーサクセス部に所属しているのですが、カスタマーサクセスとは要はサブスクサービスをご利用頂いている顧客に対してアプローチし継続利用を促していく部署になります。
ですので、顧客の満足度を上げる為に、日々新しいコンテンツを生み出しては実験をしてを繰り返しています。

この過程が、なんとも大変で苦しい事か。。
何かを生み出すことがこんなに大変なのかと、今の会社に勤めてつくづく思います。ですが、生み出しコンテンツが社内外でヒットした時は、ありえないくらい嬉しい。

何度も紙に書いては、作り直して、やっと形にした自分のコンテンツ。それに名前をつけて、みんなが自分のコンテンツ名を読んでれること。これは、ありえないくらいアドレナリンが出ます。今までも苦しさとか、かけた時間とか吹っ飛ぶます。

それでも『0→1なんてやっぱり難しい』そう思われる方いらっしゃると思います。
でも、そんな方にお伝えしたいです。

本当のオリジナルなんてないです。全ては模倣から始まります。

世の中にはもうテンプレートが溢れています。だからまずはそのテンプレートに沿って作ってみる。細かい部分は調整はして、それで一度プロトタイプを作る。まずそれをVer.1と名付ければ0→1は完成でいいと思います。

難しく考える必要はなくて、まずは真似してみる。
次第にそこにアイデンティティが加わり、自分だけのコンテンツが完成します。

その過程が何より楽しいですし、ベンチャー企業に入る上で一番楽しいポイントです。

属人化による替えの効かない人材になれる

属人化はあまりいい意味で使う言葉ではないですが、決してマイナスな意味だけでもないと思っています。ベンチャー企業は常に人が足りないので、この属人化がよく起きます。
つまりは、「この人がいないとこのプロジェクトは動かないよ」という現象です。会社としては、それでは困ることが多々あるためできれば、仕組み化していったほうがいいと思うのですが、そうも言っていられないのがベンチャー企業だと思います。

だけど属人化が起こることで、替えの効かない貴重な人材として扱って貰えます。これは優秀な人材多くいる大手にはない事です。属人化による弊害はもちろんあります。でも、「君しかいない」という状況のなかで、裁量権を持たせていただきながら仕事を回せるのは、替え難いやりがいがあります。

これはリクルート時代には感じられなかった喜びでした。

全部署の役割を知ることができる

やはり人が少ないので、１社員であっても各部署の動向を知る事ができます。マーケティング、プロダクト、セールス、経理、人事がどんな動きをしていて、何を考えているのか。リクルート時代もカスタマーサクセスをしていたのでセールスの動向は分かっていたのですが、プロダクトの動向や計画、マーケティングのことは情報として入ってきませんでした。

部署は違えど、他部署がどんな事をしていて、どんな役割を担っているのか知れることは転職サイトをみる上でも役に立ちました。今まで見向きもしなかった違う職種も今だったら求められている事が分かるし、必須スキルも少しだけ分かります。かつ、平均給料なども。これらを知ることで自分の次のステップを考えることにも役立ちました。

最後に

とはいえ、ベンチャー企業も様々です。
需要のあるサービス展開をしているベンチャーであれば、会社の成長と並行して自らも成長を余儀なくされますが、全てのベンチャーが伸びている訳ではないからです。
その為、ベンチャー企業への転職を考えているならば、成長している会社を見つけることをお勧めします。その上で、自分がシンパシーを感じるかどうかです。
ベンチャーはすぐには給料も上がらないですし、業務量もかなり多い。なので、会社のミッションと自分の価値観があっていないと、どうしても苦しくなります。

イケているベンチャーは沢山あります。熱い思いを持っている経営者も沢山います。
でも、その中で自分がシンパシーを感じるミッションを掲げているか、そこを見極められる、よりベンチャーでの働き方が楽しくなると思っています。

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僕もまだまだベンチャー２年目です。
これからも感じたことや気づきを発信できたらいいなと思います。
最後まで読んでくださりありがとうございました。

良かったらコメントなどいただける嬉しいです。