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飲食店経営のツボ①

 私のクライアントで多いのが飲食店です。

いきなりですが、飲食店経営は全業種の中で一番難しいと思います、、、
何故なのかは、これから順に話していきますが、すでに飲食店経営を長年されている社長は実感されていることでしょう。。

その難しさを。。。
ただ、それでも飲食店経営を続けてる社長を見ていると、本当に飲食が好きなんだな〜って思える方が多いんです。

美味しい料理を提供すること、居心地のよい空間を作ること、お客様に喜んで帰って頂くこと、また、そこで働くスタッフさんのことを本当に心から考えて経営をしている社長が多いんです。好きじゃないと、中途半端にやれるものではないからとい面もあるかもしれません。

想いだけでは、経営は続かないかもしれません。でも、士業の自分が言うのもなんですが、ノウハウや知識だけでは飲食店を続けていくことは出来ないと思います。

だからこそ、そんな想いをもった社長たちのご支援が少しでも出来ればと、日々コンサルティングさせていただいてます。

財務管理

重要なことは、お店の財務を把握するということだと思います。いきなり難しそうだと感じたかもしれませんが、飲食店の財務はそんなに難しくありません。
難しく考えたらハマります(笑)

私がセミナーとかで、よくお話するのは、財務のポイントは3つ。

  1. 売上管理

  2. 利益管理

  3. 資金管理

この3つが把握出来ていれば、お金周りはほぼオッケーですかね。
これを改めて説明する前に覚えていただきたいのが、以下の図のような飲食店の収益構造の基本形です。

飲食店の売上に対して、原価(食材費)30%、人件費30%、家賃10%の比率が大事ですよ、というモデルですが、これはよく教科書にも載ってますし、飲食経営の経験が長い方は、よくご存じの基本形かと思います。

このなかの原価(food)・人件費(labor)の頭文字をとってFL比率ということも多いと思います。

そしてこの図にある通り、その各部分を管理する方法が、売上管理、利益管理、資金管理ということになります。

ただ、最近は勉強熱心な経営者も多く、逆にこの基本形にとらわれ過ぎて繁盛店がつくれなくなっている方や、税理士さんに任せっきりで、この数値を正確に分析できていない方が多い気がします。

これからそれぞれのポイントを詳しくお話いたしますが、その意味を正しく理解すること(例:なぜ人件費30%が適正なのか?)がすべてにおいての第一歩だと思います。


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