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精神科・心療内科診察前に持っていくメモについて【いろにぃ版】
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今日はたまたまTwitterで、自分の覚書として診察に毎回持って行ってるメモの書き方を共有してみたら思ったよりも反応をいただき嬉しかったので、こちらで少し語らせていただくことにします。
浮かれてるんだよ!わるいか!
わるいか……ごめんね……(情緒不安定)
診察前のメモを書くメリット
精神科・心療内科の診察でこんな経験はありませんか?
・困ってることを上手く話せなかった…
・聞いて欲しいことがあったのに話し忘れてしまった…
・先生を前にすると何を話すべきか忘れてしまう、頭が真っ白になる
・すごく困ってたり悩んでたりしているのに、つい「大丈夫なんですけどね」「大したことないんですけどね」って言ってしまう
・先生にちゃんと伝わったか不安
他にも色んなことがあると思います。
こうなる要因として
・診察時間が短い(5分とか)
・頭の中で何を話すべきか定まってない
・人と話すことがもうしんどい
などあると思います。
診察中、こんなふうに困ってしまった時、私たちの代わりに「この子、最近こんな様子なんですよ〜!こんなことで困ってるみたいなんです!」って先生に伝えてくれる自分な分身がいてくれたら最高ですよね。
それが『診察メモ』があれば叶います!
これを書くことで
★伝えたい内容が最初に全部伝わる
★説明する時間が短縮される
★全部知ってもらった上で、先生からの質問を受けることができる
(困っていることの解決策についてすぐに話し合うことができる!)
(自分から無理に話す必要が無い!)
★自分自身が自分の困り事や薬の効きを客観的に見つめ直すことができる
こんなメリットがあります。
もちろん診察メモは作るのに手間がかかりますし、過去を振り返るので気力がない時は難しいです。
なので診察メモをおすすめするのは、
・診察時間に伝えたいことがうまく伝えられなくて困っている
・診察時間をもっと活かしたいと思っている
そんな方におすすめします。
次に診察メモの内容について、私なりに解説していきます。
⑴薬について
精神科・心療内科に通う一番の理由は「薬を処方してもらうため」だと思います。
なので私はメモの始めは、まず前回の診察日から今回の診察日までの薬の服用について書いています。
先生も1番気になってると思うので……
⑴薬について
【薬の名前】…内服薬、頓服薬の順番に描きます
【服用について】…内服薬なら毎日飲めているかどうか、副作用はあるか、飲み忘れていないかを書きます。
例はこんな感じ
ラツーダ…吐き気あり。吐き気止めを飲みながら服用。飲み忘れ2回。
レキソタン(頓服)…3錠飲みました。
薬についてはできるだけ記録をつけておくことをおすすめします。それか診察日前日に薬の残りを確認し、全部飲めているか、飲み忘れがあるかどうかだけでもOK!
薬の残量は共有しておくと個人的には安心だと思います。
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ちゃんと伝えた方が吉!
⑵体調について
次に体調について「事実」を述べます。
端的に言えば症状ですね。
例えば
吐き気、頭痛、胃痛、焦燥感、ソワソワ感、アカシジア、強い不安感、希死念慮、自傷衝動、めまい、ふらつき、動悸
こんな感じです。
この時これだけを述べるのでも十分なのですが、余裕があればこんな感じでかきます。
⑵体調について
【症状】…どんな症状があるのか
【期間、対処】…どのくらいの期間症状が続いているのか、続いていたのか。対処できたのならどう対処したか(お風呂に入った!とか頓服飲んだ!とか)
例はこんな感じ
【症状】…不眠
【期間、対処】…1週間前から毎晩。
○月○日 入眠3:00 起床5:00 眠れず
○月✕日 入眠4:00 起床9:00 中途覚醒
○月▲日 入眠2:30 起床10:00 中途覚醒
・寝ようとしても眠れない。
・朝になってやっと眠れる。
・アロマやホットタオルは効果なし。
私は眠れなすぎてこんな感じで不眠を訴えたことがあるのですが、メモを見た先生にすぐ『不眠症状がこんなに続いているなら睡眠導入剤を出しましょう』と適切なお薬を処方してもらうことができました。
ただ『眠れない』と訴えるより、具体的にどのくらい眠れないのかが伝わったことで『処方が必要なレベルかどうか』判断しやすくなったのかな?と思っています。
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きっといい道を教えてくれる
⑶生活面の不安
ここでやっと感情的な「不安」を書きます。
特に診察で先生を前に話したくなる内容です。書きたいこと自由を書きましょう。
【例】
・掃除ができない
・食事を作れない
・お風呂に入れない
・生活リズムが整わない
・将来が不安
・お金の問題が不安
・薬が増えて不安/減って不安
・友達関係が不安
・最近無性に寂しい
⑴⑵では先生がカルテに書くような『情報』が中心になります。
⑶⑷では私たちが先生に伝えたい不安、解決したい気持ちを書きます。
この『情報』→『感情』の順番にすると
『この人は最近食欲がないみたいだから、人と会うのが億劫(人とご飯を食べたくない)と感じているのかな?』
『この人は最近よく眠れないみたいだから、無性に焦ったり漠然とした不安感に駆られてしまうのかな?』
と先生も体調や情報をもとに私たちの気持ちや不安を和らげるヒントを探しやすくなると思います。そう思って私は書いてます。
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⑷その他(相談したいこと)
文章の最後ってまとめというか、一番私たちが伝えたい意見を書くのにピッタリなポジションだと思います!
なので最後には先生にあてた手紙を書く感じでお願いごとや頼みたいこと、相談したいことを書くと今日の診察の目的(解決したいこと)が定まってより良くなると思います。
【例】
・薬で太りやすいので悩んでいます。他の薬に変えることはできませんか?
・来週から新しいバイトが始まるのが不安です。どうしたら不安をやわらげていけると思いますか?
・薬を変えて欲しいです。
・めまい用の頓服が欲しいです。
・粉薬は苦手なので錠剤が欲しいです。
・診察の間隔を空けたい/狭くしたい
こうすることで、『伝え忘れた!』『上手くいえなかった!』が無くなります。
コツは
・シンプルに
・伝えたいことだけ
1文にまとめることです。
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書きたいことを書くべし…
まとめ
診察前に書いているメモを書く上で考えていることをまとめてみました。
少しでも参考になれば幸いです。
診察メモを書くハードルを下げるには
・日記を残しておく
(〜時間眠れなかった、薬を飲めなかった、頓服を飲んだ日などを記録)
・自分用のメモのつもりで書く
(先生に見られるからと気負いすぎない。文字の様子も体調を表してくれる)
・好きな色のペンで書く
(私は緑です。癒し効果あるので)
こんなことが考えられるかな?と思います。
もし診察メモを始めていきたい方がいて、そんな方の参考に少しでもなれたなら幸いです。
ここまで読んでいただき、ありがとうございました!
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