しゃむ

子どもと芸術の取り組みから障害福祉へ入りました。NPO法人リベルテ(長野県上田市)代表。メンバーにしゃむしゃむと名づけてもらい、今は「しゃむ」に改名したと言われました。妻と子2人、猫の4人と1匹暮らし。書き散らかすスタイルです。ひとつよしなに。 npo-liberte.org

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    400字から、100文字単位で書き散らかす日記・日報・感想文のマガジン。よかったら投げ銭募集中。ぼくではなくリベルテの活動経費に充てさせていただきます。ありがとうございます!

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最近の記事

個人的呪術廻戦試論

勅使川原真衣さんの新著『働くということ』を昨日から読み始め、宿儺のことを思わずにはいられない。 (サムネ詐欺みたいで恐縮ですが、こちらの本の感想は絶対また後日!) おじさんになってこんなにも毎週楽しみにしている漫画が出来ると思わなかった『呪術廻戦』。 作者の体調不良で2週も休みで、どう生き抜こうか今週よと、ちょっとした絶望感の中過ごしている。 後追いも良いところで、今年中に完結するらしいので完結したらまとめて全巻買おう。 . 個人的にマッチョで強さで争う世界観に真新しさはない

    • 日記231211

      ちょこっと体調不良で寝込んでいた。やっと9割回復。うなされて深夜に起きたり、体力尽きて真っ昼間に飯をカキコミ、解熱剤を睡眠導入剤替わりに飲んで寝たりしていたら、回復したのに睡眠のリズムが少し狂っている。僕は割りと布団に入るまでがダラダラしてしまうところあるのだけど、身体はしっかり6〜8時間は寝たいので、この夜のリズムが安定しないと仕事や生活全体にメンタル的な部分が影響する。基本ネガティブだからだろう。ネガティブ過ぎて前向きにしか物事を進めたくない。そう言えば、息子に悩み事は無

      • こわさとよわさ

        この半年内で2人から「こわい」と言われた。 1人は僕の容姿(禿げているので伸ばすと薄いのが目立ちダラシがない感じがして嫌なので割りと短めの坊主にしている)を指して(いたと思う。ジェスチャー的に)「こわいですね」と言われた。久々さの再会でもあったので、とある理由で身体もかなり緊張してしまっている状態で言われたので、「たしかに」と言ったような「そうですね」と返答したような、、、あまり記憶がない。 もう一人は今も関係がある人からで、あまり書くとこれは特定できてしまうので明言は避ける

        • 日記230823

          妻が積読している本を読んでみている。 単行本のような装丁だけど、「ちいさい・おおきい・よわい・つよい」という定期刊行物の雑誌のような本だ。どこで買ってきたんだろう?まず試しに『「過敏さ・繊細さ」の解体新書』を読んだ。熊谷晋一郎さんが言う、「過敏さ・繊細さ」が示すナラティブな「あるある話」によるコミュニティがフックに少数派のネットワークが広がり、自分たちの経験を意味づけ独自の体系をつくることでトラウマ化した経験が薄まるのでは、という話はリベルテの柳町アトリエのダジャレコミュニ

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          日記230820

          息子の発案で計画して家族全員で企画した「初めての夏祭り」。息子はリベルテメンバー最越あるとさんと父が定期的に企画・開催しているゲームの会に参加し丸一日遊びつつ、夏祭りのホストも頑張っていた。 お構いしないというか、気遣いできない父はかき氷機の前でアタフタしてるだけだったけど、とても楽した。小さな夏祭りに遊びに来ませんか?とお誘いして出店準備してきてくれた子と家族の他、ゲームの会の流れで手伝ってもらったリベルテメンバーや遊びに来てくれるスタッフやのきした繋がりで遊びに来てくれ

          日記230819

          今日はアトリエで気になることが増えているという話題がチャットにあがり、構造的に弱い(年齢や体力、性差)人をまず護る対応をと指示を出す場面があった。気がつくと大きな逸脱になってしまうことはいつでもある。 こういう指示をだすことは自分自身でも確認し、考えを整理する機会にもなる。構造を指摘し、注意を促す言葉を、相手が受け取りつつ、理解も広げるものをと考えることは疲れる。けど、ここ1年は特にどんなロジックで考えて行動するか伝えることを意識している。 今まで「僕が至らず、すいません

          日記230819

          我が家の「家出」事情

          家出について、身近な人が考え向き合い、言葉を交わしている。いいぞいいぞと思いながら、自分はどういう立ち位置でいいぞと言っているのか。 この夏は総務の仕事の宿題もなく子どもと遊ぶ時間や、精神的な余裕があり珍しく読書もしたし、Spotifyでラジオなんかも聴いた。Spotifyで「care-radio(ケアラジ)」というネットラジオを聴いた。『彼岸の図書館』や『手づくりアジール』という本の著者の青木真兵さんがゲストの会だった。 https://open.spotify.com

          我が家の「家出」事情

          読書『ハンチバック』と読了後のメモ

          『ハンチバック』(著・市川沙央)読了。 冬に読んだ『凛として灯る』(著・荒井裕樹)で主人公だった「米津知子」の話題もあり、彼女がモナリザにスプレーをかけた歴史が「井沢釈華」のいる/いた現在につながっているのだ、と、ドシンと来る。 「健常者優位主義」に「マチズモ」とルビが触れらている箇所があるけど、刺さりまくる。 自分は「愛着がある」とまで言い切れないにしろ、本が好きだし、こうして時間や精神的な余裕があると読む。 その自分自身の何気なく「好んで」選択していることを、裏返される

          読書『ハンチバック』と読了後のメモ

          ルーツ2023ver

          2023年8月15日、終戦記念日。 30を過ぎて自分の祖父が精神科に長期入院していて、「傷痍軍人」として認定受けていたと知る。 満州鉄道に勤務していたこと、精神失調だったが傷痍軍人に認定されていること、日本への帰還後の暮らしのことは、大叔母が亡くなる前にヒアリングして録音・文字起こしまでしている。 何にする訳でもないけど、自分のルーツを知ること。 戦後78年、自分の家系の歴史を辿ると、戦争の影響は今の自分の仕事の方向性にまで影響があることに気づく。 今になって、もっと早く知り

          ルーツ2023ver

          「正しさ」を外した跡に何が残るのか

          正しさを外した跡に何が残るだろう。 「支援者たるもの『良き理解者』であれ」とケアや療育の世界ではよく言わる。この「良き理解者」というのは、その言葉が登場する分野(医療、福祉、ジェンダー、家族関係)や使われる概況が違っても、意味合いはそう遠くない印象を持つ。さて、このメッセージを発信する人、立場または、団体やその背景にある考え方・思想から「良き理解者たれ」と放たれた矢印の先にいるのは誰だろうか。また「良き」とアセスメントするのは誰なのだろう。なぜ「理解者たれ」ではないのだろう。

          「正しさ」を外した跡に何が残るのか

          感動したいだけなんだろう(か、僕は?)

          「感動したいだけなんだろう。」 そんな事を障害をテーマにした作品評を読んで思ったりしてしまうことがある。それはそっくりそのまま自分の価値観を貫き刺し、痛い。ある種の当事者性を背景に書かれた文章や作品に触れ「当事者の一面である障害のことだけにとらわれず、その心情こそ深く響いた」とか言うレトリックを良く触れるし、ともすれば僕自身もそう言ってしまっていることがある。しかし、当事者としての一面がその人の人生の多くを構成しているこの現実に対し、尊敬とはどうしてできるのか。言い表し方やそ

          感動したいだけなんだろう(か、僕は?)

          縁起のいいダジャレはミツバチが運ぶ

          リベルテの3つあるアトリエのひとつは柳町通りにあります。 最近は 上田映劇 などに置かせてもらっているクッキーはこのアトリエでつくられています。 ぼくは普段、路地というアトリエで仕事していることが多いけど、このアトリエに来るごとにメンバーが絶妙な掛け合い(雑談)しながら自分の仕事に取り組んで充実していく様子を感じています。 障害者施設や、リベルテのような共同作業所的な施設の工賃を指し利用するメンバーの時給の低さを報道やメディアでは指摘されることがあります。 その結果、福祉施

          縁起のいいダジャレはミツバチが運ぶ

          自分のルーツ

          自分の今の働き方のルーツにある祖父母の生きた時代。 ばあちゃんにとって、じいちゃんは、戦争とは、どう感じていたんだろう?関東大震災のとき、佐久の実家が揺れた話はよく話してたけど、満洲鉄道の話や日本への帰還前後の話は全くしてなかった。 それともぼくが聞き逃してたのか、理解できなかったのか。 祖母はぼくが二十歳の誕生日の3日後に亡くなっていて、祖父はぼくが生まれる半年前に亡くなったそうです。 一昨年亡くなった戦時中の祖父母のことを知っている大叔母には、亡くなる年の夏に自分のルー

          自分のルーツ

          ルックバック

          『チェンソーマン』藤本タツキさんによる短編(と言っても130ページ以上)『ルックバック』が話題だ。というので、チェンソーマンもファイヤーパンチも好きだったし、読んでみて面白いなーと思ってスゴいなーと思い、主人公2人の物語に感動もしたし「ルックバック」のタイトルが読後、さらにこうぐっとくる意味になる。と、同時にさらっと(たぶん京アニ放火事件をモチーフとR.I.Pの敬意を込めての取り扱っているのだと思う)物語の重要な転機に使われたのが精神障害のある人によって起こされた事件だった。

          ルックバック

          記録集「ちくわがうらがえる」

          昨年開催した、アートイベント「ちくわがうらがえる」の記録集が完成しました。 本当に完成させることができました! 美術家の山極満博さん、野村政之さん、石井工務店・26bldg.の宮嶋さんとリベルテのメンバーとスタッフが会場探しの街歩きから始まり、新型コロナウィルス流行の最中、トランプづくりになだれ込み、回遊展はできないと思いながら回遊イベント+展示という構想そのまま?の気づいたら大きなイベントになりました。 全容がリベルテのメンバーやスタッフもわからず、それはこのイベントに触

          記録集「ちくわがうらがえる」

          オッス!おら、クリリンに勝てない一般人。いっちょ、やってみっか!

          「1982年生まれ、キム・ジヨン」で、キム・ジヨンは女性、母親、家族であることで自分を見失うが、その近くにいる人が何も出来ないことがさらに苦しい。 「1992年春の東映アニメフェア、『ドラゴンボールZ 激突!!100億パワーの戦士たち』」は、悟空とベジータ二人がかりでやっと倒したメタルクウラが実は量産型の1体でしかなく、数百体ものメタルクウラが登場するシーンに、当時、10歳の年のぼくは戦慄した。 メタルクウラの話は、THINK! NAGANO MODELのプロモーションの話

          オッス!おら、クリリンに勝てない一般人。いっちょ、やってみっか!