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Vol.193 弟のように可愛がっていた後輩の一言と店主の今~あなたのことが怖かった~

おはようございます。

「人間理解」を追究して
ウェルビーイングな社会をつくる
株式会社ロジック・ブレイン
広報担当中川由理です。


今日の出来事

23歳の時にあるお店で食べたカレーに衝撃を受けて、将来はカレー店を開くと決めて6年修行、2008年大阪・北浜に「コロンビア8」をオープンさせたスケボー大好きの荻野義弘さん。

一躍人気店になって、新店舗を開くために店長に指名したのは、スケボー仲間の10歳年下の後輩。腕一本で道を切り開いてきた先輩に憧れて、彼は「ぜひ自分にやらせてほしい」と申し出たとのこと。

「店長はファンタジスタでなければ」と自分に言い聞かせる荻野さんは、来客中一度は笑ってもらう「1人1笑」をモットーにしており、後輩の彼もその後ろ姿を追い、表向きは先輩の真似をしていたとありましたが…

記事のタイトルは「先輩が怖かった」その横に笑顔の荻野さんがカレーを差し出している紙面は2023年5月7日の地元徳島新聞。なぜかこの紙面が開いていて目に止まり、気になったので読んでみました。

店長の後輩は、任せていた支店の仕事を放り出し、遊び歩いていたそうで、お店のレジからは売上金も無くなっていたとのこと。土下座する後輩の彼は体を震わせながら謝ったそうです。

その時の荻野さんは、彼をとがめるよりも「なぜ気付いてやれなかったのか」仕事がうまくいかなかったなら、どうして相談してくれなかったのかと悔やんだそうです。弟のように可愛がっていた後輩が小さな声で振り絞った一言とは…

そこで本日ご紹介するのはこちら
EVP(従業員価値提案)とは?注目を集める理由や設定手順について解説

EVPとは「Employee Value Proposition」の略で、「従業員価値提案」と訳され、従業員が企業に与える価値ではなく、企業が従業員に与える価値。従業員が長く働きたいと思える施策を実施することもそのひとつのようですね。   

さて先ほどの続き・・・ 

「あなたのことが怖かった」彼のその言葉の裏には、「自分が上手くできたからといって、人も同じようにできると考えているなら、あなたは傲慢だ」ということを伝えたかったのだろうと表現されていました。

それまでの荻野さんには怖いものはなかったし、他人に弱さを見せるような生き方とは無縁で順風満帆。

しかし、後輩の「怖かった」という言葉は荻野さんには重く、そのことがあった直後の2012年秋に、体調の異変が始まったそうです。 

 
円形脱毛症、治療の方法がない声帯萎縮症と診断され、全く声が出なくなる可能性もあると言われた当時から10年経っても症状が改善する兆しは見えないとのこと。  

 
最後に綴られた荻野さんの言葉は、当時は周りが見えていなかった。人はポジティブなだけでは生きられない。売り上げが上がらず、悩んでいる後輩の話をちゃんと聞いてやるべきだった。 

   
そして、弱さを見せる生き方は無縁と思っていたけれど、今では店のスタッフにも等身大の自分を見せることができる。強さを失っても悪いことばかりじゃない。と。

  
後輩の彼を可愛がっていただけにショックも大きかった荻野さんですが、全ては自分が成長するために必要だったと言います。

 
荻野さんのように強くてスマートな経営者が、この取材を受けて届けたかったメッセージは、あまりにも深く大切なことだと心に刻みました。

 
あなたはどんなメッセージを受け取ったでしょうか?


【本日の内容は、徳島新聞2023年5月7日日曜日(7)特集〜迷い道〜の記事を引用させていただきました】


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それでは今日はこの辺で。
また来週水曜日に!!


伝える力をつけたい!
と思う中川でした!!


次回もどうぞお楽しみに…
いつもありがとうございます。         


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