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Vol.160 【自律的なチーム力を高め、持続可能なビジネスモデルを創出する「シェアド・リーダーシップ」 】

おはようございます。
株式会社ロジック・ブレインの服部真人です。

【自律的なチーム力を高め、持続可能なビジネスモデルを創出する「シェアド・リーダーシップ」 】

新しいビジネス本が出版されるたびに新しいビジネス用語に振り回されている気がします。その用語も出てきては消え、出版社やマーケッターが集客のために使うのであろう「◯◯の時代は終わった、これからは◯◯だ!」のような煽りのお陰で、ビジネスマンは言葉に振り回され、本質まで辿り着かずに流され続けているというのも時代の流れなのでしょうか?


という、前置きを書きながらも同じように 新しい言葉を使ってビジネスマンを少し煽ってみたいと思います。


【変化スピードの加速への対応】

とにかく、どこでも言われているが今のビジネスのテーマは「変化スピードの加速への対応」です。 そこにテクノロジーやビジネスモデルは対応しているが、それを活用する人間が対応していません。


特に、ビジネスシーンにおいてのチームや組織は昔ながらの状態を抱えながら変化しろと上から指示を受け、実施はするが根本は経営者が握っているのでルール変更が思い切ってできない状況にあります。


いわゆる、中小企業は総務兼人事が多く、本当の人事権は経営者が持ったまま変えようとしない、経営者は変えようと思うが決裁権がない人事責任者との「変化」の価値観の違いを相談されることが、最近多く見受けられます。


まず、大きな枠で考えると 自律的なチーム力と組織の柔軟性が、企業の競争力を左右する重要な要素となるのは間違いありません。 だから、「変化スピードの加速」に人・チーム・組織が対応できるのです。


よりよいビジネスモデルの創出には、各チームメンバーが自発的に行動し、責任を共有し、同時に自己組織化することが求められます。


「シェアド・リーダーシップ」の発揮が必要になります。


【シェアド・リーダーシップ】

ここで新しい言葉が出てきたので解説すると。


シェアド・リーダーシップは、リーダーシップの役割を一部の指導者ではなく、全員で分け合い、共有するという考え方です。


これにより、チームは各メンバーのスキルや視点を最大限に活用しながら、迅速に変化する市場環境に対応することが可能になります。


このようなリーダーシップの形成は、組織のトップからのサポートと共に、各メンバーのリーダーシップ育成を含む全体的な文化改革を必要とします。それには、従来の上から下への指示型リーダーシップから、より分散型で自律的なリーダーシップへの移行が必要です。


この文化改革を進めることは、特に中小企業においては大きな挑戦であるかもしれません。


なぜなら、多くの場合、経営者が全ての意思決定をコントロールし、それにより組織全体の柔軟性と対応力が制限されてしまうからです。


しかしながら、経営者や管理者が意識的にリーダーシップの共有と分散を推進することで、組織はその変革に対する自身の能力を高めることができます。これには、経営者や管理者が従来の指導的役割から離れ、より支援的な役割に移行し、各メンバーが自己の成長と学習を追求する環境を作ることが含まれます。


結果として、シェアド・リーダーシップは、持続可能なビジネスモデルの創出に向けて、組織の柔軟性を高め、チームの自律性と能力を強化し、変化の速度に対応することを可能にするのです。


理論上は簡単に聞こえるが、実際の実行はそれなりの挑戦が伴います。


【その取り組みは・・・】

弊社も数年前から取り組んでおり、まだ規模が小さい為、運営は比較的容易です。


全員がリーダーであり、役職者の役割はそれぞれのリーダーのサポートをすること。
もちろん経験値や全体が見えるのでサポートはしやすいはずです。


ただ、全体的に役職者はチームが稼働すれば、サポートが主な業務になり、主役は役職者ではなくそれぞれのリーダーなのです。


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