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本を贈る、つながる

#本で繋がる企画 というのが、twitterの界隈でちょっとしたブームになってる。

本を贈る、本で繋がる。それだけでとても素敵な企画だ。

本をあげる人はハッシュタグをつけて、いくつもの本の画像をアップする。もらう人は、DMやリプライでほしい本を伝える。
そうして、会う約束をする。
すごく簡単なやり方で、誰でもできる。

当日は、本を手渡して、一緒にコーヒーを飲みながら、とりとめのないことを話す。不思議と話題は尽きない。本というメディアをとおして、相手のことがなんとなく分かる。それだけで共通点がたくさんあるような気がして、自然と会話が生まれて穏やかな時間が流れていく。

お互いにフォローしていて、もともと繋がってても、会う機会がみつからないことがtwitterではよくある。手元にたくさんある本を口実にして、会いたい人に会いにいく。あるいは、本をもらう口実に、会いにいく。

ただ本を売る、捨てる、だけでは決して生まれない価値が生まれる。手元から離れても、その本は自分にとっても相手にとっても大切な一冊に変わる。

もらう側も、ただモノをもらう以上の価値があるからこそ、手間と時間を惜しまずコンタクトをとって本を受け取る。本はその意味ではオマケでもかまわない。もちろん素敵な本をいただいていて、本もずっと大切にしたいけれど。

2冊の本をもらって、1冊の本をあげた。
実はチョコレートも交換した(夜、飲みに行った友人とも交換している)。

バレンタインデー。
わたしの中では、珍しいチョコがたくさん出回る季節でしかないけれど、だれかにあげることも物々交換の一つだと思えば、なんだか面白い。

無理にチョコを買うことはしなくても、代わりに手元にある本をだれかに贈るのはいかがでしょうか。


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yukiota
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