生活の途中で
こんな一文で、なんだかとてもしんみりと感じた。
「もう疲れた」と「まだ頑張れる」を繰り返しながらも生活は続く。
生きるのって、大変だ。疲れていても生活は続くし、頑張らないと生きていけない。平日は学校に行って、会社に行って、休日は友達と過ごして、映画や音楽を楽しんで、毎日が繰り返し繰り返しやってくる。そんな毎日の生活の途中で、立ち止まって周りを見渡してみる。人の波は流れていく。周りの人も同じように歩き続けていて、歩きながら考えている。
みんな毎日をどんなふうに過ごしてる?何を考えて、何を見て、何をして楽しんでる?何してるときが好きで、どんなことをしてみたい?
みんなが言葉を気軽に書き留めてそれを届けることができるようになって、いろんな人の生活が流れ込んでくるようになった。ただ生活をのぞき込む想像をするだけでなく、実際にその人が残している跡をなぞって、生活を辿っていくことができる。
食べ物のこと、好きな音楽のこと、本のこと。仕事の価値観や恋愛のこと、悲しかった、苦しかった思い出のこと。いろんなものの断片を共有しながら、私たちは生活を続けている。
「もう疲れた」と「まだ頑張れる」のあいだを行ったり来たりしながら。
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