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地域のスポーツの生き残り戦略
地域のスポーツのことをときどき考える。
子どもの習いごとで、体操教室に通っている。
小学校では、スポーツ少年団があって、市の広域でのスポーツクラブもある。体操教室は民間だけど、スポーツ少年団などはボランティアだったり、地域のスポーツ好きがかなり安い給料で請け負っている。そのぶん、会費は安く、参加のハードルは低い。
スポーツをすることは単純に健康的だ。だから、健康のために地域でスポーツができる場所があったほうがいい。でも、実際には格安でそれらを提供するのは難しい。それを格安で提供している一番分かりやすい例が「部活」だ。
部活が教員のボランティアによって行われているのはよく知られている。場合によっては親も参加することだってある。試合や遠征の際の子どものケアは主婦がしていることもある。
いろんなことが、どこかやりがいの搾取になっていて、綻び始めている。どんどん少年団の規模も小さくなったり、そもそも子どもも主婦も減っていて、先生の働き方も見直されている。
いま元気な高齢者がスポーツできる場所は、スポーツジムだ。
スポーツジムだけが、いま順調に数を増やして地域に進出している。平日の昼間は高齢者の、夜はサラリーマンたちの、運動不足を解消する場所として機能している。
それでいいのだろうか、とふと思う。
スポーツで稼ぐことが嫌われていること、地域にスポーツをみんなで楽しめる場所が減っていること、お金のある人だけがジムに通い健康でいられること、健康でなくなったとたんに「医療」という分野で公的な支援が得られること。いろんなことが、全体最適化されていないように感じる。
今日は、地域の子ども会のキックベース大会だった。子ども会も年々、規模を縮小しながらも、なんとか続けている。親として、どういう未来がいいのか、いろいろ考える。子どもも、サラリーマンも、お年寄りも、みんなスポーツが楽しめる場をみつけたい。
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