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ピカソの[作品リスト] と [列車時刻表]

“20世紀絵画について知りたい!” スイッチを押してもらった私が楽しみにしていた <ピカソとその時代 展>(国立西洋美術館)。
いよいよ始まりました。
会期の前半に絶対に行こう!と思っているのですが、いつ行けるかはまだ未定。

しかし今は「インターネットとその時代」。公式HPからいろいろな情報を入手することができるのです。
[開催概要]や[見どころ]を読んでワクワク。
ベルクグリューン美術館から来日している97点のうち、76点が日本初公開なのですね。

<ピカソとその時代 展>公式HPの公開画像より

公開されている作品画像を見て興奮しきり。
しかし、これはほんの一部。きっと私のハートが射抜かれる 他の作品も多数来日しているはずです。

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と、見つけました!<ピカソとその時代展>の[作品リスト]!!
時間予約制、人数制限…と気軽に美術展に立ち寄れなくなった近年の楽しみは、[作品リスト]から展示室のあれやこれやを想像すること。

今回は【序章】から始まり【第7章】まであって…ふむふむ。こんな構成になっているんだぁ。
【第1章】スタートがセザンヌなんて 素敵です、ベルクグリューンさま!。

そして続くピカソ、ピカソ、ピカソ。91歳まで生きた巨匠が22歳の頃(1904年)から88歳頃(1970年)までに描いた46作品!。いろいろなピカソに出会えそうです。

うわーーっ!【第5章 クレーの宇宙】ではパウル・クレーが34作品も並んでいます。音楽一家に生まれ、自身もプロ級のヴァイオリンの腕前だったというクレーの描く作品から、どんな音楽が聞こえてくるのか。。。「クレーの宇宙」とは、素敵なフレーズですね。この部屋で一日過ごしたい!

[作品リスト]の最終ページには、展示会場図もついています。

公開されている<ピカソとその時代 展>作品リストより抜粋

あらっ。
108点も作品があるのに会場はワンフロア。確かこれまでの美術展は地下3階も利用していたと思ったのですが…。一つ一つの作品がそれほど大きくないのでしょうか。
【第5章 クレーの宇宙】(=地図上の「Ⅴ」)はLエル字の形をしたスペースに広がっているのですね。

出展されている画家は、ピカソ、ブラック、クレー、マティス、ジャコメッティ、セザンヌのみ。作品数が多いピカソやクレー、マティスに関しては、制作した年代と彼らの作風の違いにも注目できそうです。
ピカソ作品への理解をもっと深めたい!
クレーの世界に浸りたい!
前回までに学んだ【キュビスム】周辺やその時代の流れを感じたい!
そして、そして。。。

いろいろな楽しみ方をして、誰よりもこの美術展を満喫するぞ!!
と意気込み満点、楽しみで仕方ないのです。

[作品リスト]をプリントアウトして持ち歩き、暇があれば広げてニヤニヤしている私を気持ち悪がらないでください!!
もしかしたら…。
分厚い[列車時刻表]のページを次から次へと素早くめくり、表記された時間からいろいろな可能性を読み解き、自分だけの列車旅行を楽しんでニヤニヤする鉄道好きの人と同じですね。急に親近感が湧いてきました(笑)。
皆さん、どうか温かい目で見守ってくださいませ。

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さて。
<ピカソとその時代 展>と同じくらい楽しみなのが、展示替えを行ったであろう常設展です。国立西洋美術館のHPを見たら、すでに常設展に展示されている作品が公開されていました。
おーーーっ、早い!。これまで、国立西洋美術館は情報公開の面でとても遅れている印象でした。
以前常設展を鑑賞したとき、「紙の作品リストはないのですが、HPに展示作品が掲載されています」と監視の人に教えてもらったのですが、最新情報がHPに反映されるまでに1ヶ月近く時間がかかっていたように記憶しています。
いよいよ本腰を入れたのですね(←失礼をお許しください)。
常設展示室の地図と、そこに展示されている作品(画像付き)が分かりやすく表示されているHPは、私をニヤニヤさせる媒体としてトップクラスなのです。

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まず注目したいのは、小企画展<版画で「観る」演劇>。

副題は 〜フランス・ロマン主義が描いたシェイクスピアとゲーテ〜。
ちょっと分かりにくいので、〜ドラクロワのハムレット〜と勝手に命名します。
展示作品をチェックすると、ドラクロワの描いた『ファウスト(ゲーテ)』、ドラクロワ『ハムレット(シェイクスピア)』、シャセリオーの描く『オセロ(シェイクスピア)』! 面白そうです。
版画の “良さ” はまだわかっていないのですが、最近『ドン・キホーテ』、『大鴉おおがらす』と、画家が挿絵を担当した文学作品に触れる機会があったので、文学と芸術の紡ぎ出すハーモニーに興味津々です。
もしドラクロワやシャセリオーの挿絵入りシェークスピア作品集(紙の本)があったら、絶対に手に入れたいですね。

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国立西洋美術館のHPをあちこち見ていると、私の注目作品や、私がこれまで観たことがない作品も並んでいるようです。

クールベとモネが描いた“雪景色” 作品が同じ展示室にありますね、面白そう!

終了した<自然と人のダイアローグ展>から戻ってきたアクセリ・ガッレン=カッレラ『ケイテレ湖』やポール・シニャック『サン=トロペの港』は、出口近くの展示室にあります。場所や環境が変わって 別人のような表情をしているのでしょうか。

おっ!。
私が「この所蔵品を展示してほしい」と投稿していた2作品もあります!

左)アンリ=ジャン=ギヨーム・マルタン『娘 Girl』
右)モーリス・ドニ『水浴 Bathing』1920年

ついにこの眼で観ることができるのですね。ワクワクします!

そして見落としがちな「指輪・橋本コレクション」コーナー。こちらも最近投稿した興味深い「指輪」が並んでいるようですよ!

国立西洋美術館公式HPより

それぞれの指輪に秘められた物語を思い出します。

これは体調を整えて、上野に向かわなければなりません(笑)。
それまで、毎日ニヤニヤしながら過ごすことにします。

<終わり>

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