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聖なるパリの心臓

≪ パリ滞在記・その24 ≫
 〜Basilique du Sacré Cœur サクレクール聖堂 〜

モンマルトルの丘を登り、サクレ・クール聖堂に行ってきました。
聖堂が建つ高い丘からはパリ市内が一望できます。

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逆に、そびえ建つ白いドーム型の聖堂は、パリのどこからでも見えるという象徴的な建物です。

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ポンピドゥーセンターの展望台や オルセー美術館の5階からもしっかり確認できました(↑写真はポンピドゥセンターからの眺め、右奥に!)。方向音痴の私でも“あそこがモンマルトルだ” とわかります ✌︎

もともと普仏戦争やパリコミューンの内乱による被害者を追悼するために1877年に着工された寺院。完成は1914年で、礼拝のために開放されたのは第一次世界大戦後の1919年だそうです。100年前という年月を「昔」と捉えるべきなのか「新しい」と言うべきなのか、よくわからないのですが、思ったより最近なんだなぁ、という印象を受けました。

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建物正面のブロンズ騎馬像は、向かって左側がルイ9世で右側がジャンヌ・ダルクだそうです。また中央上部で迎えてくれるのはキリスト像だったようです。歴史的なことを全く知らずに訪問したので「誰だろう?」と思って通り過ぎました。恥ずかしい💦
ルイ9世の像が左手に持っているのは、彼がビザンティン皇帝から譲り受けたキリストの聖遺物、“荊の冠”。それを納めるために作らせた礼拝堂がサント・シャペル。おおーっ‼️ 行ってきましたよ。貴重な聖遺物がこの地に安置されることでパリが第二の聖地となった意義は大きかったと、サント・シャペルで学びました。
なる程、それでここに“荊の冠”を持ったルイ9世がいるのですね。
断片的な知識が繋がった時、嬉しくて脳が震えます。なんとも面白いですね。

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3つある入り口のブロンズ扉の上にもキリストの生涯を描いた彫刻があったのですが、何も知らずにスルー。恥ずかしい×2💦💦
「立派だねぇ」と無邪気に写真を撮っておいたので、’最後の晩餐‘ レリーフのみ 後から確認できました😅

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聖堂内に入ると少し暗い建物の中ではミサが行われており、ちょっと強面の警備員が「静かにしなさい!」「写真を撮る人はここから中に入ってはダメ!」と言って巡回していました。信者でない私たちは、その場にいることさえ申し訳ない厳粛な雰囲気。観光客のための施設である前に、パリの人々の祈りの場所であることに 何故だかホッとします。
そーっと中央祭壇の周囲をぐるり一周してきました。
天井は3つのドーム型に石が積まれており「どうやって建設したんだろうねぇ」とじっと眺めていたら、首が痛くなりました。とても高いのです。

そして中央の丸天井部分には、’ドドーーッん‘ とキリストのモザイク画がありました。「おおーっ!」(←これ以外の表現はできません😭)

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中央祭壇やパイプオルガンも立派なのですが、周囲のステンドグラスや小さく仕切られた祭壇スペースのモザイク画などの装飾も素敵でした。

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下の写真は聖水盤とサクレクール寺院の成り立ちが書かれている壁。書かれている内容は全くわからなかったのですが、とにかく“聖なる” スペースであることは伝わってきました。

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「立派っ」「キレイ✨」「凄い!」と、何も知らないからこそ単純に楽しめたのですが、やはり歴史や文化についてもう少し勉強したいなぁ!と切実に思いました。

聖堂を出た後は、丘を下りながらモンマルトルを散策。

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多くの芸術家が昔も今も暮らすこの街は、アートであふれているのでした😊
・        <その24>終わり

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