万(よろず)の事は、頼むべからず
他人に期待しすぎて当てが外れたとき、相手に対して怒りを覚えることがある。布団に入ってからコトの成り行きを思い起こしていると、だんだん勝手な考えをしていた自分が情けなくなって眠れない。そんな夜をこれまで何度も過ごしてきたはずなのに、私という人間はなかなか成長しないものである。
それでも歳を重ねていくと防御本能が働くのか、自分が傷つかないように、期待が外れた場合の状況を頭の中でシミュレーションしたりする。そして「やっぱりね。そうだと思ってたよ」と自分を落ち着かせるのである。