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推しは苦労人

久々のnote。大好きなロートレックの画像が設定できるようになっていて嬉しい。

私は数ヶ月前まで「アイドル」の推しが出来たことがなかった。
唯一小さい頃から今までずっと推している芸能人はaikoだけで(一時期離れていた時期もあったことは否めない)、アイドルというものを心から好きになったことはなかった。

小学生の頃は友達の家に4-5人集まってモー娘。を歌って踊ったりもしたし、当時は好きだったしそれを疑わなかったけど、みんなが好きだしみんなと遊ぶために好きだったところもあったんだろうな、と今になって思う。そんな意識はなかったけどね。でも推しについてははっきりこの人が良いと思える人はおらず箱推し状態で、2人くらいの友人はすでに推しが決まっていたのでなんとなくそれ以外の人なら誰が良いかで決めた記憶がある。最推しが友人と被っていた訳でもない。友人に自分の意見は言えるものの、場を読むのが癖になってる子どもだったしそれが苦ではなかった。今もその癖は少し残ってる。

菊池風磨構文がだいぶ話題になり構文自体は下火になりかけていた確か12月下旬頃、最近よく見ているゲーム配信者がそれを見ていることを知り、最近晩酌のお供に見るものないし私も見てみよーという軽い感覚で「timelesz project」を見始めた。
見始めたら止まらない面白さで毎話泣きながら見ていたが、数日で最新話に追いついた。若者が頑張る姿でだいぶ涙腺が緩い立派なBBA卍。つら。仕方ない。

その時の最新話は3次審査でSTARTO(以降ジャニーズ)所属の3人が参加する回。
原くんは家族の推しの「めめ」の友達として何度かTVで見たことがあったので知っていたが、「寺西拓人」については何も知らなかったけど、ダンスが上手い人だなーと思っていた。

気づいたら沼落ちしていた……!

こんな人いるの!?って心から思ったし今でも思っている。顔と声が良くおしゃれでユーモアもあり謙虚さもあり頼り甲斐もあって何より仕事が好き。絵に描いた恋人像すぎるので実はAIだと言われても信じられる自信がある。

菅原小春の動向を半年に1回確認するくらいの低レベルではあるもののダンスの上手い人に尊敬と憧れはあるので、ダンスが上手いなあすごい、くらいで見ていたが、ふと年末年始の暇な時間に寺西拓人のインスタを見ると彼がダンスしているリールがあった。ジャニーズにもこういうダンスを踊る人がいるんだーと思いながらそれとなく見てたのに、見る見るうちに沼にハマり他のトーク系のインライも見始めては何度もリピートしていた。「か っ こ い い」、それに尽きる。
自分のことは二の次で「俺は良いんだよ」って口癖みたいに言うところにもちょっとした共感を抱きます。ほんと勝手にごめんなさい全ての人間へ陳謝。だれ。
実際に現場に赴いたりはほとんどしていなかったが年代ごとに数名いた好きな俳優達に結婚・熱愛報道が出て、私には俳優にもこれといった推しがいない状態の中、当時29歳にして再びアイドルを目指し低く見積っても10年近くは仕事に生きる決断をした彼が彗星の如くネトフリにタイプロにtimeleszに現れた。ありがとうタイプロありがとうtimeleszの3人と周りの人たちありがとうご本人。


「なぜ今までアイドルにはまれなかったのか」をタイプロを見始めてから考えていたのだけど、苦労をしてきた人に感情移入しがちなんだと気づいた。

もちろんアイドルで苦労してきた人はたくさんいるだろうけど、タイプロは苦労を全面に出してくれた。「キラキラしているのがアイドル」という意見も理解できるけど、今までそれが私にはどうも刺さらなかった。人間味や親しみ、親近感を感じられなかった。距離的な親近感はイベントに参加すれば感じられるのだろうけど、そこに至るまでの親近感や愛着を抱くことがなかった。

苦労してきた人は信頼できる。努力が全てだとは思わないけど、私も話題の彼と同じように努力が好きなんだと思う。彼には到底及ばないけど。でも苦労や努力をしてきた人は、よく言われることだけどいろんな立場の人間や厳しい現実も見てきて人一倍いろんなことを自分の頭で考えてきたはずだから、大事な場面でそれっぽい上辺の言葉を吐かず誠実さが出る。書きながら自分がそんな人になれているか自信がなくて情けなくなってきた。ぼへー。


一番長い時間好きでいるaikoについては、曲はもちろん好きだけど、昔から自分の考えを嘘なく言う人だったな、と振り返ってそう思うし今の彼女もそうだと思う。嘘がない人は誠実だから好き。真意を包み隠すことは芸能人は少なからず全員あるし、なんなら一般人にもそれはあるけど、思ってもいないことを言わない人は誠実だと思ってる。そして彼女の苦労も知っている。ファンに知られている苦労よりも見えない苦労の方が多いことも想像ができる。
誠実な人は簡単に周囲を裏切らない。安心なサービスと信頼の実績を、苦労した経験や姿を目にすることで感じ取ってしまう。

「なぜ親近感を感じられないとハマれないのか」とも考えたけど、画面越しのアイドルとの距離の遠さが、自分が同じくらい頑張っていない故に「手の届かない人」だということをまざまざと見せつけられることも理由にあるような気がしている。
恋愛脳すぎて20代までは常に恋愛していたい人間だったから(大草原)、30代になって恋愛が落ち着いている今アイドルの推しという存在への感情が生まれた気がする(何を言ってる)。でも多分同じような30-40代っているんじゃないかなー、特に寺西推しに関しては。と信じてこれを思いのままに書いている。
恋愛対象としてだけではなく、なんならこっちの理由の方が大きく、「自分は第一線で活躍する人間ではない」ということが明らかになるのがとっても悔しくて悲しい。現実では目に見えていることだし周りの人がどうフォローをしてくれようともそれが事実なんだけど、仕事に関しては諦めや見切り・見限りを自分で決めたくない。諦めが悪いと言えばそうなんだけど、多分生きる意味を見失ってもぬけの殻になってしまう。

自分が芸能人・著名人になれるなんて1ミリも思ってないしなりたい訳でもないけど、一定の層には支持されるような人間にはなりたい。それが狭い層だとしても、自分で満足できる発信や制作物を通して人と共感したい。そんな思いで泣きながらこれを書いている(酒酔)。

ここ数週間は「てら」が選ばれるか、てらと一緒に腐らずやってきた「原くん」はどうなるのか、原くんと仲の良いめめと共演した佐野くんと同じ会社のラウールとのインライを見たり、よにのの相関図を見てジャニーズって「三国志」みたいだなと思ったり、彼の言葉を拝借し「このことを考えない日はなかった」数ヶ月だった。はまってて我ながら笑う。自分がジャニオタに一歩足を踏み入れるなんて人生わからなすぎる(壮大)。
そのジャニーズの今や重鎮みたいな櫻井くんの「他を蹴落とすことはせず圧倒的な力をつけろ」という趣旨の手紙の中の言葉、すごく気をつけなきゃと思った。分析までなら良いが批判癖があるの本当に良くないし自分の一番嫌いなところ🙅

何はともあれ昨日から自分ごとでもないのにずっと緊張していたけど、てらに帰るところができて良かった。一緒にするな、ってそりゃそうなんだけど、毎日在宅で一人で仕事してるから仲間ができた彼らがめちゃくちゃ羨ましいし尊敬でしかないし私も頑張ろうと思いました。とにかく刺激を受けました。私も売れたいギラギラしたい。
「諦めなければ夢は叶う」って、高校の英語の授業で「夢とは何か?」を問われて私が答えた言葉、十数名ピックアップされたものに私のも含まれていて今でもやたら覚えている。(その先生は嫌いだったけど、とまた批判したくなって無念。書くなよ。)体力・年齢のせいにせず頑張ろう、頑張ることをやめないように頑張ろう。


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