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【新連載】条文サーフィン~検察庁法の波を乗りこなせ!!~<第2回>「第二条」
読み易さは正義!!
「読み」のハードルを下げて、
最速で法令の条文を読んで理解する
「条文サーフィン」。
「条文サーフィン」は、平面的な条文を立体的に読み込む一つの試みです。
条文サーフィン
【検察庁法】編の
はじまり、はじまり。
さて今回は、「第二条」です。
では早速、「条文構造」を意識して編集した法令の条文、その一行一行を「波」に見立てて、かるーく乗りこなす「条文サーフィン」を始めていきましょう!!
〇検察庁法(昭和二十二年法律第六十一号)
第二条 最高検察庁は、最高裁判所に、高等検察庁は、各高等裁判所に、地方検察庁は、各地方裁判所に、区検察庁は、各簡易裁判所に、それぞれ対応してこれを置く。
② 地方検察庁は、各家庭裁判所にも、それぞれ対応するものとする。
③ 最高検察庁の位置並びに最高検察庁以外の検察庁の名称及び位置は、政令でこれを定める。
④ 法務大臣は、必要と認めるときは、高等裁判所、地方裁判所又は家庭裁判所の支部にそれぞれ対応して高等検察庁又は地方検察庁の支部を設け、当該検察庁の事務の一部を取り扱わせることができる。
第二条
最高検察庁は、最高裁判所に、
↓
高等検察庁は、各高等裁判所に、
↓
地方検察庁は、各地方裁判所に、
↓
区検察庁は、各簡易裁判所に、
↓
それぞれ
↓
対応して
↓
これを置く。
② 地方検察庁は、各家庭裁判所にも、
↓
それぞれ
↓
対応するものとする。
③ 最高検察庁の位置
↓
並びに
↓
最高検察庁以外の検察庁の名称及び位置は、
↓
政令でこれを定める。
④ 法務大臣は、
↓
必要と認めるときは、
↓
高等裁判所、地方裁判所又は家庭裁判所の支部に
↓
それぞれ対応して
↓
高等検察庁又は地方検察庁の支部を設け、
↓
当該検察庁の事務の一部を
↓
取り扱わせることができる。
(※検察庁法=令和5年4月1日現在・施行)
以上が、検察庁法の「第二条」です。
ここまで読んだ貴方は、読む前の貴方とはちょっと違うはず。その違いが「条文サーフィン」を続ける意味です。
ここだけの話。
「テキスト」を読んでから「条文」を読むより、先に「条文」を読んでから「テキスト」を読む方が理解がグーンと進みます。理解のカギは「先に疑問を持つこと」です。そうすることで、「テキスト」が宝物になります。
☆「読んでみようと思える六法をつくる」プロジェクト(マガジン版)から(↓)
イチから条文を読まないから、
速く読めて理解できる。
それが「条文サーフィン」。
条文を"読むコツ"が自然と身につく、
紙の六法で読む前に
”読む六法”(マガジン版)をどうぞ。
コーヒーでも飲みながら、まずは気楽に条文を眺めてみてはいかかでしょうか? 物事を始めるハードルは低い方がよいですよ。確実に出来そうな事から始めるのがコツ。(^^)/
<こっそり☆おまけの穴埋め問題>
[検察庁法]
〔問 題〕次の条文中の( )内に入る語句はそれぞれ何か。
第二条 最高検察庁は、最高裁判所に、高等検察庁は、各高等裁判所に、地方検察庁は、各地方裁判所に、( )は、各簡易裁判所に、それぞれ対応してこれを置く。
② 地方検察庁は、各( )にも、それぞれ対応するものとする。
③ 最高検察庁の位置並びに最高検察庁以外の検察庁の名称及び位置は、政令でこれを定める。
④ 法務大臣は、必要と認めるときは、高等裁判所、地方裁判所又は家庭裁判所の支部にそれぞれ対応して高等検察庁又は地方検察庁の支部を設け、当該検察庁の事務の一部を取り扱わせることができる。
〔解 答〕
↓
↓
↓
↓
↓
↓
↓
↓
↓
↓
( 区検察庁 )、( 家庭裁判所 )でした。
第二条 最高検察庁は、最高裁判所に、高等検察庁は、各高等裁判所に、地方検察庁は、各地方裁判所に、( 区検察庁 )は、各簡易裁判所に、それぞれ対応してこれを置く。
② 地方検察庁は、各( 家庭裁判所 )にも、それぞれ対応するものとする。
③ 最高検察庁の位置並びに最高検察庁以外の検察庁の名称及び位置は、政令でこれを定める。
④ 法務大臣は、必要と認めるときは、高等裁判所、地方裁判所又は家庭裁判所の支部にそれぞれ対応して高等検察庁又は地方検察庁の支部を設け、当該検察庁の事務の一部を取り扱わせることができる。
最後までお読みいただきまして、ありがとうございました!!
ではまた。(^^)/
水到渠成(みずいたればきょなる)。