「日本人のための日本語文法入門」がとても参考になりました。
民法の条文を読んでみても、なんとなく分からない。
民法の教科書を読んでみても、なんだか分からない。
ポケット六法の文字は小さくて読みにくい。
そんなとき、下記のサイトを見つけました。
e-Gov 法令検索 民法
https://laws.e-gov.go.jp/law/129AC0000000089
上記のサイトにアクセスして、
民法の条文をA4の紙に大きな文字で印刷し、
喫茶店で条文を眺めていたら、突然、気が付いたのです。
「主語だと思っていたものが主語ではない。主語はどれなんだ?」
また、下記の本がとても参考になりました。
日本人のための日本語文法入門 (講談社現代新書) 原沢 伊都夫 (著)
この本の第2章「主題と解説」という構造 がとても興味深い。
【例文1】 父親が台所でカレーライスを作った。
この例文のカレーライス(目的語)を主題化させます。
・目的語を示す助詞「を」を、主題を示す助詞「は」に変えます。
・目的語を文の先頭に移動させます。
すると、次の例文が出来上がります。
【例文2】 カレーライスは、父親が台所で作った。
「カレーライスは、」と書かれているので、「カレーライス」が主語だと思ったのですが、
「カレーライス」は主語ではなく、主題で、もともとは目的語だったのです。
民法の条文を読むときも、主語・目的語・動詞と主題に着目したら、
とても読みやすくなりました。