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not doing but beingとソーシャルワーカーはネットワークが命
ホスピスの母といわれる、シシリー・ソンダース博士の言葉
「not doing but being」
ホスピスケアに携わるようになって早々に得た言葉で
“何かをするのではなく、ただ傍に居る”
という意味です。
患者さんにかかわる時、何かしてあげなきゃと思ったり、何もできない自身に無力感を感じたりすることがあります。
そんな時でも、ただその方の傍に居ることに意味がある、ということです。
「ソーシャルワーカーはネットワークが命」
こちらもホスピスケアに携わって間もない時に、在宅緩和ケアをしている医師の方からいただいた言葉です。
ネットワーク(人脈とでも言いましょうか)を広く持っておくことで、相談があった時に、適切に専門家に繋ぐことができる、ソーシャルワーカーは橋渡しも大切な役割だよ、ということです。
どちらも初めて聞いた時から20年以上経っていて、僕自身医療機関の中でホスピスケアに携わってはいませんが、今でも仕事をする上で軸になっている言葉です。
今回その言葉をタイトルにしたのには理由があります。
一昨日と昨日、何と3時間ずつ、僕と同じような想いでホースセラピーをやりたいと思っているという方とお話しする機会がありました。
おひとりは、
・クライアントさんに馬に乗る以外(手入れや引き馬など)のことも大切にしてほしいと思っているけど伝わらない。
・心理的なアプローチやコーチングアプローチにも関心がある。
おひとりは、
・内心でこころのつらさや孤独を感じている人が馬のいる所に来て、ただ馬を眺めたりお茶したりできる場を作りたい。
・馬がいる所まで行くことがつらい中でやっと外に出られたという人にとっては、カウンセリングルームのような所で「さあ、お話ししましょうか」と来られるよりも、屋外で馬を眺めながら話したいことを話すというスタイルの方が良いと思う。
などと想いを話してくださいました。
そして、おふたりに共通していたことは、
馬目線
ということでした。
「馬自身の心身のコンディションが良いという前提があってこそ、人は癒される」
という考えで、
例えば人の癒しのために馬自身が感情を出す気力すらない状態にまで働かせるのは本末転倒ということを仰っていました。
確かに!
僕も含めて、3人の中で共通していたこと。
それが「not doing but being」だなと思ったんです。
僕も、病院勤務時代からずっと、患者さん・クライアントさんに、相談内容に対し「絶対解決してやる!」と思ったことはなく、「解決するのは相談者さんご自身。でも、解決(決める)ために、ぐちゃぐちゃに絡まった糸をほぐしたり、選択肢を提案したりという形で寄り添います」というスタンスでいたのは間違いありません。
ホースセラピーも同じで、「馬に癒し効果があるのは間違いないから、さあ乗りましょう!引き馬しましょう!」(doing)ではなく、
「馬も私もここにいます(being)。今ここではあなたはあなたらしくいていいんですよ。」でいます。
*ただ、そのためには馬と仲良くなるためのポイントがあることは伝えるし、イベント型の場合だとこちらでプログラムを設定せざるを得ないという現実もあります。
また、3人それぞれ、今の自分にできることとできないことがあります。
そういう時に「ネットワーク(が命)」という視点も持っていれば、普段からご縁のアンテナを張っておけて、自分のことなら「全部ひとりでやろうとしなくてもいい」「〇〇さんを頼ってみようかな」と思えるし、誰かの話しを聴いた時には「〇〇さんに繋げるかも」と橋渡しの役割を担えます。
このことで言えば、僕もホースセラピーに関して助けてもらえたことがあります。
今回おふたりとお話しをして、これからも
「not doing but being」
「ソーシャルワーカーはネットワークが命」
を忘れずにいようと思えました。
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