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ホスピスとソーシャルワーカーとホースセラピー

ふと「最近知り合った人は俺がソーシャルワーカーだったこと知らないんだよなぁ」と思ったことが、今日書こうと思ったきっかけです。

そもそも、僕がソーシャルワーカーなど相談の仕事をしていたのは、直近で1年半前まで。
病院で相談の仕事をしていたのは6年前まで。
やりがいを感じてバリバリ仕事して、ちょっとは名を知られていたのなんて、丁度10年前。
10年ひと昔というくらいだから、全然最近じゃない…。

逆に、この10年の間に知り合った人は、コーチングをしている人・ホースセラピーをしている人、という認識の方が強いのかもしれないですね。

そんなわけで、何となく10年前(2014年)がベルリンの壁のように僕という人を分断している気がしたので、壁が崩壊したらいいなという想いを込めて、3つの単語を並べて一つのタイトルにしてみました。

順番で言うと、ホスピス・ソーシャルワーカー・ホースセラピー。

15歳の時に祖父が末期がんで亡くなり、その経過から「末期がんの患者さんに心のケアをしたい」と思うようになったのがスタートでした。
間もなく山崎章郎先生の「病院で死ぬということ」という本に出会い、「ホスピスという所で心のケアをしたい」と思うようになりました。

そして13年後の28歳。
福島県のがん専門病院にあるホスピス病棟に勤めることができました。
病棟の看護助手としての採用でしたが、最初に患者さんが生活する様子・患者さんとご家族が一緒に過ごす様子を見たりお世話させていただく経験ができたことで、後々相談の仕事をするようになった時にとても役に立ったのを覚えています。
助手業務と兼務で、外部からのホスピス相談・一般病棟や外来からの相談を順次経験させてもらった後、相談室の開設が叶いました。
ソーシャルワーカー専任と部署開設…とても興奮したものです。

さて、時は看護助手をしていた時まで遡ります。
ホスピス病棟(緩和ケア病棟)は、当時はほぼ100%が末期がんの方で、苦痛症状に対する心身のケアを受けながら自宅と同じような雰囲気で最後の時を過ごす場として存在していました。
自宅と同じような雰囲気なので、当時は飲酒(嗜む程度なら)も喫煙も(所定の場所でなら)可能で、ペットと病室で過ごすこともできました。

普通の入院生活では考えられないですよね。

複数の患者さんが、ペットのワンちゃんやうさぎさんと一緒に過ごし、苦痛症状が和らぐ・夜間良眠できる・笑顔が見られるなどの様子を目の当たりにして「動物のチカラ凄い!」と思いました。
また、僕自身が馬が好きで、感覚的にですが馬に癒されていたので、「馬でも(患者さんの癒しを)できるんじゃない?」とも思いました。

そして、調べたらホースセラピーというものがあると分かり、「やりたい!」と思いました。

でも、馬を購入する資金も、馬をお世話するスキルも、厩舎や放牧地を作る土木作業のスキルも、何一つできることがなく、時間ばかりが過ぎていく状態でした。

ホースセラピーをやりたいと思うようになってから、約15年後。
ホースジャーナリストのYURIE KONOさんと出会います。
YURIEさんに相談したところ、「全部をローレルさんが一人でやろうとしなくてもいい。馬のことは馬のプロに任せて協働という形もあるし、馬のプロでホースセラピーに興味を持っていても人(クライアントさん)にどうかかわっていいのか分からないと言う方もいる」とアドバイスを受け、「そういう形ならできるかも」と思えるようになりました。

偶然か必然か、一人でやらなくてもいいんだと思えるようになってから、動きが出てきます。
ホースセラピーに興味があったり既に実践している方と知り合う機会が増え、勤めていたホスピス住宅でホースセラピーイベントを開催でき、ホースセラピーを始めようとしている団体に転職でき、個人事業の一つ「馬がいる相談室」を形にでき、実績(ホースセラピーイベントを複数回)が増え、という好循環になっています。

馬がいる相談室やホースセラピーイベントでは、馬とふれあって終わりではなく、ふれあいの前と後に僕のセッション(個別またはグループ)があるのが特徴で、そのセッションはソーシャルワークを経験してきたおかげ。

次の目標(最終形)は、僕が死ぬまでの間に、一人でもいいからがんの患者さんに馬がいる相談室を利用していただけること。
それが叶えば、ホスピス・ソーシャルワーカー・ホースセラピーという3つの点が1本の線になるし、亡くなった祖父やホスピスの師匠にもいい報告ができると思います。

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