Shrinkを読んで～あなたに笑ってほしいんだ～
8月から9月にかけて、テレビドラマ化された「Shrink～精神科医ヨワイ～」。
ドラマは3話だけだったのであっという間に終わってしまいましたが、あまりの内容の良さに、現在まで出ている原作を全巻セットで買い、読み進めているところです。
9月に一度、原作から心に残ったセリフを基に投稿したのですが、その後も次々と素敵な言葉を目にしたので、少しずつ書いていきたいと思います。
「あなたに笑ってほしいんだ」
笑うことで免疫力が上がるとはよく言われています。
僕も、適応障害で一番“やばい”と思ったのは、笑えなくなったことを自覚した時でした。
一方で、HSPだからなのか、僕は「いじる・いじられる」関係性で生まれる笑いは好きじゃないです。
自分がいじられるのはもってのほか、自分が誰かをいじることもできないし、テレビでそういう場面を観てるだけで苦しくなります。
もっと言うと、ミスや失敗をいじる・いじられるのも嫌。
芸人という言葉がありますが、いじりというのは芸じゃないと思います。
落語・漫才・コントのように、創作ものだと、誰も傷つかないから安心していられます（もちろん好き嫌いはありますが）。
今回のセリフは、精神科の看護師さんが「笑ってほしいんだ」という患者さんへの想いに気が付いた時のものです。
芸を披露して笑ってもらうのもありだと思います。
ただ、個人的には意図的に笑わせるということが得意ではないので、それは得意な方にお任せするとして。
僕は、セッションの雰囲気や対話の中からの、爆笑というよりは、クスッとかニコッという笑みが自然な表情として出るかかわりをしていきたいです。
ただ雑談しているだけなのに、リラックスできていて、ちょっとした時にクスっとしたり、終わった後にふと思い出し笑いすることあるじゃないですか。
そんな感じです。
笑えるのって、その人の気持ちや体に余裕があることの目安だと思うんですよね。
セッションしていても分かるんです。
緊張しているだけなのか、笑える状態じゃないのか。
言い換えれば、笑えなかった人が笑えるようになったとしたら、それは心身の回復してきているサインだ、と。
思い出しました！
今までのホースセラピーイベントでも、全然笑えてなかった方が、馬とふれあう中で自然と笑えていたことを。
あのチカラは、僕では到底かないません…。ただ、参加者さんはそういうご自身の変化に気付いてないことが多いので、フィードバックでお伝えすることで気付きになっています！
僕も思います。
あなたに笑ってほしいんだ。
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