僕とホースセラピー～サクラローレルとの出会い～

競馬場でのアルバイトをきっかけに競馬にハマり、実家に近くに乗馬クラブがあったおかげで乗ることも好きになった僕ですが、1996年3月10日、1頭の馬に一目惚れしてしまいました。

その馬がサクラローレル。

そう、28年経った今でも、僕の中で好きな馬番付では東横綱を張り続けている馬。
ニックネームを付ける場面では、何のためらいもなく付け、本名何でしたっけ？と言われることもあるくらいにまでさせてくれた？馬。

1991年5月8日生まれ
父レインボウクエスト
母ローラローラ
母の父サンシリアン

同い年には三冠馬ナリタブライアン

青葉賞3着で日本ダービー出走に手がかかるも体調不良で断念。
明け4歳で金杯を勝ち、目黒記念で2着に。春の天皇賞での有力候補になるも、重度の骨折で長期休養。

そして、明け5歳。
目黒記念から1年1ヶ月ぶりに実戦復帰した日が、1996年3月10日でした。

この時、僕はまだローレルのことを全く知らず、既にルーティンになっていたテレビでの競馬中継を観ていたに過ぎません。

GⅡ中山記念。
中山競馬場、芝コース1800mのレース。

コースを1周走ってきて、最後の直線。
大外から、ひと際際立つフットワークでごぼう抜きしていった馬。

それがサクラローレル。

豪快なのにきれい。
そんな印象でした。

前肢を叩きつけるような力強いフットワーク。
スラッとしたきれいな栃栗毛の馬体。
サクラのピンクの勝負服。
※馬主ごとに決まっている、騎手が着る服。サクラ〇〇（通称サクラ軍団）という馬はピンク地に白一本線のシンプルできれいな勝負服でした。
勝負服とお揃いの、ピンクの手綱にピンクのバンテージ。
バリバリのヨーロッパ血統。
濁音が一文字もない字面がきれいな馬名。

完全に一目惚れでした。

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