「心頭滅却すれば火もまた涼し」の真相
外山滋比古先生の「茶ばなし残香(展望社)」を書店で見つけたので即買い。
おじいちゃんの超ライトエッセイなんだけども、時折現れる含蓄が流石。国語の教科書にはこっちを載せたほうがいい。
その中で「心頭滅却すれば火もまた涼し」というのは、信長から火攻めを受けた寺の坊主が炎の中で言った言葉で、坊主はそのまま焼死したと知り目からウコロ。
つまり「心頭滅却すれば火もまた涼し」とは死の直前に僧侶が達した死生観であり、忍耐とかそういう問題じゃなくて、我慢しても死ぬものは死ぬということだったのだ(今日の学び)
辛いとこがあって「心頭滅却すれば火もまた涼し」とか言って我慢しても、死ぬだけだから我慢するのはもうやめようと思いました。
敬具