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リーダーに必要なたった1つの素質

『世界一ワクワクするリーダーの教科書』著者・大嶋啓介さんの講演会に行ってきました。主催は「きずな出版社」。大嶋啓介さんといえば、日本一有名な居酒屋「てっぺん」を創業し、数百人の高校球児を甲子園に導き、全国の経営者からもひっぱりだこの超人気講演家。そんな大嶋さんが教えるのは「ワクワクするリーダー論」。

ワクワク???

居酒屋、高校球児、経営者ときたら、「ド根性論」のはずが、ワクワク?

ちょっと不思議なリーダー論、会社だけじゃなく、家庭でも使えちゃうというから、よけいに興味深いです!さっそくご紹介しましょう。

2020年12月31日の「未来日記」を書いてみよう

昔、テレビで「未来日記」という番組があったこと、覚えている人はいるでしょうか。先に日記を書き、その通りに行動しなければいけないというルールのもと、物語が進んでいく番組です。あれは恋愛バラエティー番組でしたが、それに似た「未来日記」を大嶋さんが提案されました。

「今年1年どんな風に過ごしたいですか? 過ごしたつもりで2020年12月31日の日記を書いてください」

さて、なんて書こうかな。

今年は海外との縁が強い年だった。2020年6月にセブ島に語学留学(できれば2週間)し、孤児院のどもたちにインタビューしてそれを記事化。9月にミャンマーに教育視察に行き、現地の状況と、そこで出会ったミレニアル女子のインタビューを記事化した。ご縁があり、大学でLGBTと孤児院、セブ島、オンライン英会話についての講演会を実施。講演会準備のためにプレゼン口座を誰かにお願いしてマンツーマン指導を受けたため、話し方が非常にうまくなった。記事執筆と同時に、講演家としての活動も深めていった。講演活動においては、オンライン英会話の先生にも現地参加してもらったため、よりよい内容に仕上がった。

とりあえず、簡単に書くとこんな感じです。具体的に書くと、ものすごく長くなっちゃうし、セリフも入って、いろいろと書ききれなくなってしまうのでw もし2020年12月31日に、本当にこの活動がうまくいっていたら、拍手してください。そして「おめでとう!」といってください。そういってもらえるようにがんばります。

未来の日記を書くとなにがいいのか

大嶋啓介さんとひすいこうたろうさんの本『予祝』で、日本古来から伝わる予祝という前祝いの法則を使って、夢を実現させようということを書かれています。あれは未来日記をさらに細かく道筋立てて引き出すもので、いわばコーチング。質問されたら答えるし、答えるために考える。考えるからその通りに行動する。いままで漠然としていた夢がコーチングを受けることによって、何をやったらいいかわかるから道筋がわかるから実現しやすくなる。すごく理にかなった方法だと思います。

大嶋さん、講演会の中でこんなことを話されていました。

「日記を書くときは、具体的に、自分の感情が動くように、心からワクワクできるように、リアルなイメージがわいてくるようにやりましょう」

イメージや感情が行動や体に与える影響は?

簡単に脳科学の話をすると、感情をつかさどる脳は大脳新皮質で意識される言葉の影響を受けます。それに体が反応します。たとえば、梅干をイメージしたときに「すっぱい!」と思うと、それだけで唾液が分泌されます。いいイメージを持つと、ワクワクして血流がよくなり、体調もよくなってきます。行動も同じです。頭の中により具体的にイメージすることによって、脳はキーワードに沿ってイメージしたことを実現するための方法を探し始めます。この話に興味がある方は、脳科学の専門家、佐藤富雄先生の本を読むとよくわかるかと思います。

部下の可能性を引き出すリーダー、蓋をするリーダー

大嶋さんのお話を聞いててすごいなと思うのは、リーダーの熱がまわりに伝染し、自然とまわりの人のモチベーションが上がってくること。その結果として自然と結果がついてくる。もちろんどんなに自分が一生懸命サポートしてもうまくいかないときだってあります。分かり合えない部下だっている。実はそのときこそ「ワクワクするチャンス」。

「部下の可能性を引き出すリーダーのたった1つの条件は、部下の可能性にワクワクしていることだ」

もし自分が経営者で「こいつはもうだめだ」と思ってしまったら、その相手を斬りますよね。大嶋さんもかつてそう思ったことがあったそうです。でも、そのときに店長を任せていた一人の男性が「彼は変われます。彼の可能性を見てやってください。僕が店長なので、僕に彼を育てるチャンスをください」といったそうです。

その言葉を聞き、大嶋さんは「自分は部下の可能性にフタをするリーダーだ」と反省したそうです。つまり、「これができないからだめだ」「あれができてない」と、マイナス面ばかりに目を向けて、そこを直してほしくて指摘したとしても、受け取る側からしたら「がんばっているところには気づいてもらえず、できないところばかりを指摘される」とイヤになってしまいます。モチベーションが下がっちゃうんですよね。

それに対して、自分を信じてくれる人は「自分のことを肯定してくれ、さらに励ましてくれる。それが自分の自信にもなるし、信じてくれる人のためにもがんばろう」というモチベーションアップにもつながっているのです。

子どもが伸びるかどうかは母親と、それを支える父親にかかっている

これはビジネスや野球などの場だけではなく、家庭にもいえること。たとえば、母親が「あなたは勉強が全然できない」「なにをやっても中途半端」といっていたら、子どもは勉強が嫌いになるし、ほかのことにもやる気をなくしていくかもしれません。逆に、もし母親が子どものことを信じて、いつも励ましてくれたら、子どもはどんどん伸びるでしょう。

本のなかで大嶋さんは、「花まる学習会」高濱正伸先生の言葉を紹介しています。

「子どもの才能や可能性を最大限に引き出すために大切なことは、何よりも家庭が明るいこと。そして、家庭の明るさにはお母さんの笑顔が大切。お母さんの笑顔が家庭の雰囲気を作る。イクメンという言葉がある。お父さんが子育てをするのもいいけど、お父さんがもっとやらなければいけないことは、奥さんの笑顔を増やすこと。イクメンをする前に奥さんを喜ばせてからやらないとね」

高濱先生、私も何度か取材させていただきましたが、いつも大切なことを教えてくれます。

最大のポイントは「予祝」が書き込めること

大嶋さんのワクワクリーダー本、一番のポイントはさきほども書いた「予祝」、夢を具体的に書き出すことができる点です。書くことも大切ですが、書き出したあと何回も見ることが大切。本に書き込んでおけば、2020年の行動指針になるんじゃないでしょうか? 書かないと自分がやりたかったことですら忘れてしまうことがあります。

新年もう1カ月過ぎて2カ月目になっちゃいましたが、今新年に立てた計画がぐらついている人もいるかと思います。ここらへんで見直し、たてなおしてみませんか?


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Yuriko【英語×お金×ダイエット】
フィリピンセブ島の孤児院で出会った子どもたちをサポートします😊✨✨子どもたちが大人になったとき、今度は誰かをサポートしてあげられたら素敵ですね❤️

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