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15.Sept / 三体を読むーle pb de 3 corps
3体 / le pb de 3 corps
3体一冊目、現在三分の一くらい。1er tome, en un tiers.
最初の一巻が日本で刊行された頃から本屋に平積みになっているのは知っていた。もともとSF・ファンタジーは大好きな分野だが、なにせ結構値が張るもので手を出せずにいた。然しながら以前の大学でArchéologie考古生物の講義をしていた教授が授業のディアポに乗せてまで強く推していた。フランスでも人気になるほどなら、と俄然興味が出る。Je savais l'existence de ce saga depuis assez longtemps, depuis même le premier tome était commencé d'être mettre en librairie. Je suis fan de genre sciences fiction et de fantaisie, mais puisque le livre est épais qu'il était cher, j'abandonnais jusqu'à maintenant. Mon ancien professeur de géologie nous a
また最近ネットフリックスでドラマ化したのをみてこれはネタバレが出回る前に是非先に本を読みたいと思い文庫を購入。ブックオフで値段が下がってくるのを2年ほど待ったが3年目にして変わらずハードカバーが1000円台なのを見て痺れを切らした結果である。En plus le serie à été réalisé par Netflix, je me suis dit qu'il faut lire maintenant avant que le spoilers épandu. J'ai acheyla version Folio, à la basé j'avais attendu 2 ans que le prix de bookoff devenu inférieur à 1000 yen, mais cette année donc 3eme année, le prix était toujours pareil, j'ai choisi de l'acheter à la librairie.
タイトルのに関係あるらしい「3体」という言葉が今朝やっと出てきたところである。先は長そう…。
物理化学の本を読みながら生物地学学科の授業を受けているので一括りに科学とはいえずいぶん遠い畑だなぁと思う。演算、式、理論構築らへんはあまり私の守備範囲ではない。然しながら科学の好きなところは、わからないことが当たり前に存在し、随時更新され、間違うということにそこまでのネガティブな意識がないことだ。歴史上の多くの科学者が現在の科学で解明されたこととは別のことを提唱している。
あることを証明することはできるが、ないことを証明することは極めてむずかしい。ならば、どうしようか?
「宗教の本質は信じることだけど科学の本質は疑うことだ」と、ホントに言ったかどうかは知らないが、漫画文豪ストレイドッグスの梶井基次郎のセリフにある。ところがある牧師さんがかの望遠鏡のハッブルといっしょに宇宙の年齢に関する大発見をしていたりする(これは今週の地学の授業内容)。もちろん歴史に色濃く依存してきたものの、人種、肌の色(人種と肌の色は必ずしもイコールじゃない)、話す言語、国籍(こちらも然り)、家柄のような境界線とは別の層で人を見ている気がする。即ちその人の関わる分野や研究テーマなど。この人は違う=だから「怖い」「悪い」や「嫌い」などの感情から切り離された視点のような気がして好き。「疑うこと」というと言葉が強いが、言い換えるならば興味、好奇心から進んでいくものなのではなかろうか。うまく言えているかな?
そろそろもとの本の話とだいぶかけ離れてしまった…
キャッチフレーズ、科学に殺される!?
乞うご期待!
昨日の続き
大学の地学の授業は天文から始めることが多い。もとい、以前最初に行った大学の方も地学は天文学から始めた。
授業が終わったあと、隣に座っていた友達が先生のところに行って「ある一点に全ての物質が集まっていて、そこから全ての物質ができた、っていうのがうまく掴めないんです」と言う。先生は「実のところ、私もだ」と言った。今日の授業内容はビッグバンだったのだ。
目の前に有る自分の触れている物質が、実はもっともっと小さな一点から成りましたなんて、確かに現実離れもいいところだ。科学なのに現実離れって対極の話をしているかのようだが、「今の所この説が一番信憑性があるから」で、科学の世界は成り立っている。
先生は目の前に持っていた鍵を出した。「この2つの鍵が実はある一点からなるなんてとても信じがたい。私もそう思う。しかしながら原子は途方もなく小さいもので、しかもその原子と原子の間にあるのは空間だ。つまり、この鍵は実のところほぼ「空」なんだ。物が触れられて、通り抜けないようにできているのはその原子と原子の間にある、お互いを引っ張り合う力のお陰、ということになる。」
もう一つ気になる点があって質問した ; 宇宙が拡張し続けているというのなら、中心はどこに当たるのか?先生の答えは「中心は存在しない」だった。????? 広がっているものに中心がないってどういうことだ?「私も実のところピンときているわけではない、ただ多分だけど、まだ見つかっていないんじゃなくて、理論的に存在しないんだ」「天体物理学は数学はこのように専門性が増すほど物理的に表すことができなくなっていく世界だから数学者・物理学者はある種のAbstraction・抽象的なものを理解しよう、近づこうとする。それ故、しばしば、宗教的とまでは言わないが、神秘や幻想に引っ張られる(devenir mystique)ようになる」Mystique、ミステリアス、日本語のミステリアスは【謎めいた】だけど、仏語ではこの場合もう少しネガティブに頭がイカれる、に少しばかり近い。ここまで強い言葉じゃないけど。信心深く現実から離れて漂うような感覚だ。
天体物理学は想像するのが難しい。目に見える範囲で反応してくれるような対象は遥かに少ない。時間も規模も、常にゼロがいっぱいだ。今日の内容は太陽のこれから辿る道、ビッグバンと星の誕生と濃い1時間半だった。太陽が拡張し続けている、という話を聞いてリスクはあるんですかと誰かが質問していたが、太陽が地球を飲み込むほどの大きさになるのは5百万年後のことだ。時間の規模が途方もない。
3体の冒頭を思い起こさせる議論だった。
3体はある物理学者が文化大革命でその研究対象を理由に糾弾されるシーンから始まる。
理解できないものにどう向き合うか。神は存在するのかと聞かれて、その物理学者はわからないと答える。ないものをないと証明するのは果てしなく難しい。
なんともタイムリーな授業だった。
仏訳が間に合わない…
続きの続き!っでもまとめようとしてないからひたすらバラバラ…
・科学はいつでも、想定外のことが起こることを想定している、具体的なセリフがあるわけではないけど深く残った。例えば突然変異とか。遺伝子や樹形図の授業で大量に出てくる、つまり、よくあることなのだ。p256
・「書き手に対する性急な先入観を持たないように」
このセリフめっちゃ好き、こうあるべきだよね、でも書かないとみんな忘れて、なにいうてんのやって勝手に失望して離れてく。これも上に然り、おんなじ類いの話だ。釘の刺し方に好感が持てる笑。
・死とは、「その宇宙ではどんなものも、それに影響を与えることができない。この球も、他のものに対しては、どんな影響も与えられない。それはただそこに浮かんでいるだけで、ほんのかすかに動くことも、ほんのかすかに変化することも永遠にない。まるで死という概念を完璧に体現したもののようだった」
安定=死、3=生、MIU404に出てきてたベトナムの縁起のいい数字3じゃなかったっけ?
我ながら、話飛ぶなぁ…