50代の就活。え？就活は終了ではなかったか？
2024年6月20日。
まだ出勤していない。
まだ雇用契約書ももらっていない。
もちろん内定証明書も。
入社日も未定。
そしたら本日「近々お会いして雇用条件についてお話ししましょう。契約社員という選択肢もありだと思います。」ってメールがきたのだ。
ありだと思うって、なしだろ。
先日メールの文章でもらった雇用条件はどうなっちゃったのか。
IKKOに「まぼろしいいい〜！」って言われるのではないかと思って確認したけど、ちゃんと送ってきているよね。それを受理しますと伝えて、他社の内定を蹴ったんだけど・・。
メールに箇条書きで雇用条件が送られてきた時、内定受理すると同時に「雇用条件通知書」を請求したのだが、いつになったら送られてくるのかとせっかちな私がグッと堪えて連絡を待っていた。
待てば海路の日和あり・・で、待っていたらば海路の日和どころか大荒れじゃないか！
そしてその後のやり取りで、会社の状況が悪化したと言ってきた。
雇用条件を提示してから、10日やそこらでそんなに急激に変化するものだろうか・・と、事業経営したことのない者の素朴な疑問。
もう疲れたよ。
で、またしても労働相談に電話。
「どうもー。暫くぶりだねえ。」と言いながら、赤ら顔で暖簾をくぐる常連だ。
書面の提出がなくても、メールのやり取りの内容から、立派に内定と労働条件が確約されているってさ。
だよねー。
先日母がお祝いしようとアフタヌーンティーに誘ってくれた。
友人も「しばらくは忙しくなっちゃうね」とランチに誘ってくれた。
嬉しい気持ち半分、でも心のずっと奥深くでは「こんなにのんびりしていていいのか？早く勤務しないと家賃が、Dysonの支払いが、食費が・・」って戦々恐々としながらも、「ねえ！いつになったら勤務できるわけ？！ねえ！！」なんてガンガンシャッターを叩いて（シャッターはなかったか）催促するわけにもいかず、じっと膝を抱えて日陰で体育座りをしていい子にしていた。
本日の昼ごはん＆おやつ＆おそらく夕食。
ボンヌママンのアイスクリームと
アイスコーヒーを夕方になって口にした。
それから待っている間に捨て活していた。
動いていないと余計に気持ちが焦るからだ。
元々不要なものはどんどん捨てるので常に家はスッキリしているが、それでもやっぱり捨てられないものがいくつかあった。
ここから人生を一気に変えようとボスボスと45ℓゴミ袋に突っ込み、不要じゃないものも数を限定したり、代替え品で済ませられるものはことごとく捨てて5袋がパンパンになった。
中でもアルバムが大変だった。
結婚してから長男が登場するまでの6冊の中から、10枚ほど写真を抜き取って後は全て捨てた。
元夫の写真を見ても無の境地なので（知らない人の写真を見ている感覚）、これはそんなに時間が掛からなかった。
長男出産後から幼稚園に入るまでのアルバムは12冊。
これはもう「ザ・長男写真集」だ（ダイソーではない）。
コメントも詳細につけており、この中から数枚自分用に抜き取ったあと、長男の物として送るつもり。
しかし、今現在、長男とは連絡が取れない。
それまでは月に2回ほどうちに来て食事をしていたが、4月に
「バイトのシフト入れちゃった。24は夜から予定あるけどそれ以外はバイト」というラインに、私が「じゃあ24日の昼においで」と返信し、「うん、そうする」が最後のやりとりとなった。
どうしたんだろうと、簡潔なメッセージを数度送ったが既読にならず。
どうやらブロックしているようだ。
何かを強制したり、強引な質問をしたり、説教したり、そういうのは一切していなかったけど、何か思うところがあるのかもしれない。
これまでは何かあっても母の日には必ずラインが送られてきたけど、こちらも今年はなかった。
だから長男のアルバムを見始めたら途端に号泣してしまい、頭痛がするくらい泣いた。吐き気がするくらい泣いた。
それ以上アルバムを見ることができなくなった。
「ハイハイができるようになってからずっとママの後を追いかけてくるので、ママは何もできません」だってさ〜〜〜。だってさ〜〜・・。
膨大な数のアルバムに囲まれて、早朝の歌舞伎町かと思うぐらい、地の底から湧き上がるような「おえ〜っ！」を何度も発しながら、頭を押さえて号泣する中年女。
人生って思うようにならないものだ。
でも、失ったものよりも、素晴らしい体験ができたことに目を向けたい。
仕事も息子も、ジタバタしたってどうにもならないのだ。
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