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【躁うつと生きる】冬の鬱を「鬱籠(うつごもり)」と名付けたい
おはようございます。
躁うつ病歴23年で、鬱を再発して休職させてもらっています、理子です。
ここ数日、書けませんでした。
noteは私の心を整理して、心の安定をはかってくれる大切な居場所だと思っているので、なるべく感情のままに書くようにと思っていました。
それなのに先週は、書いてはみても、力んだ文章になりがちで、自分に発破をかけなきゃと無理やり前向きになろうと言葉を選んでいることが、書いていて分かるくらいでした。
そうこうしているうちに、落ち込んで寝込んでしまい、三日以上経っていました。
私は2月が苦手です。
生物学的にもどうやら2月は日照時間の短さや気温の低さの関係で、人間も活動意欲が低下するらしいのですが、私はそれを知るまでは、2月ってなんでこんなに落ち込みやすいのだろうと悩んだりしました。私の場合は生物学的な理由を差し引いても、落ち込み方が激しいのですが…。
もう23年も躁うつを繰り返していると、どれだけ鬱で落ちていっても、いずれ浮上してくることを覚えます。
だから今回も、浮上してくる自分を信じて、ひたすら余計なことは考えないように、眠いなら眠いままに、眠気に任せて昼夜問わず寝ました。
仕事はお休みをいただいているので、考えることはありませんが、申し訳ないのは家族です。でもそれも、悪いと思いながら、考えないことにしました。
開き直るわけではありませんが、考えたところで、鬱は無理やり浮上させられません。
動いてみて考えが正常になるような病状なら、
23年も病気を抱えてなどいないのですから。
こんな風に不安定ながら定期的に訪れる冬の鬱には、いっそ名前を付けてもいいんじゃないかと思えました。
冬眠ではあまりにも理性に欠くので、冬籠り?鬱籠り、だなんて、身勝手でしょうか。
ところで、考えないことにした、とは言ってみたものの、「動けない、動かない」は簡単にできてしまうのに、「考えない」=「心を無にする」というのは、とても難しいことだと思います。
お寺の修行をする方や、僧侶を目指す方がされる、煩悩を取り除くということは、本当にご立派なことなのだなあと、落ち込みながら尊敬をしました。
スマホやテレビも見たくないし、ラジオすら聞きたくない状態だったので、頭によぎることは、秩序も順序もめちゃくちゃでした。まるで無為に流れるお笑い番組のようです。(お笑いを揶揄しているのではありません🙇🏻♀️)
その合間合間にコマーシャルのように頭をよぎるものがありました。
木です。
芽吹くのを待ち構えている新芽をつけた、冬の木です。
じーっと、春が来るのを頑なに待っている佇まいは、厳しさだと思っていました。でも、私の頭にふっとよぎる木々は、そんな感じではありません。いい時期を、新芽にとって芽吹くべき時を、大きな心で待ってくれている、しなやかな強さでした。
こんな歳になって、「芽吹く」なんて若々しい言葉を選んでいる自分は幼くて、むしろイタイくらいだけれど、今日、思い切ってカーテンを開けて、強風を受けてしなる枝を見ていたら、勝手な解釈が浮かんだのです。
木が頭をいつもかすめるのは、風で木々がしなる音が聞こえているからだと気がつきました。いつでも私の横に居て動かない彼も、一緒に冬を過ごしているのかな、なんて擬人化してみたら、そんな都合の良い解釈になりました。
やっぱり冬の鬱は、鬱籠がいいです。
鬱籠から、一旦は、出られたみたいです。
一週間の中にあったはずのキャンセルされた予定はこなせなかったままだし、逆に溜まってしまったし、また、籠ってしまうかもしれないけれど。
少しでも前を向くように、ひたすら感謝と尊敬をしたいと思いました。
寒い中自転車を走らせて登校する長男に、卒業式に向けて歌の練習を毎日している次男に、早朝から小学生よりも早く登園していく三男に、一言の文句も言わずに寝かせてくれる、旦那さんに、
そして、ここで私の愚かな文章を、読んでくださる、あなたに。
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夕日は大きくて、温かい色をしていました🌅
数ある記事から選び、読んでくださり、
ありがとうございました🌲
まだまだ寒い日が続きますので、どうぞお身体
ご自愛ください🪴
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