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【子どもに生かされている】ゲームは家族を救う
子どもはみーんなゲームが好き。
ゲームの魅力、惹きつけて放さない誘惑は、作った人へ最大級に尊敬の念を抱きます。
一緒にプラレールで遊んでも、トランプや双六をしても、長時間やり続けても飽きないっていうところは、どうしてもゲームには敵わない。
それが依存してしまう罠でもあるから恐ろしい。
定型発達の次男でさえ、ゲームのやめ時が決められないのだから、発達凸凹の長男三男は言わずもがなです。
長時間のゲームは怖い。
目にも脳にもやりすぎは良くない。
親の立場で考えちゃうと、子どもに長々とゲームをさせるのはどうしたって避けたいものです。
でも、大人だってゲームが好きです。
私自身はほとんどゲームはしませんが、子どもの時は、ファミコンとかゲームボーイとか、してました。
テトリスなんて図形感覚を磨けるし、桃鉄のおかげで知らない都市名を覚えたし。
ゲームは悪いばかりじゃありません。
そんな、ゲームのいい部分を、思い切り堪能できたお話、聞いてくれますか😊
*
自分が体調不良のために寝込みがちな最近、末っ子の降園後の過ごし方が、どうしてもゲーム頼りになっていました。
はまっているのはSwitchのマイクラかマリオメーカー。
でもある時末っ子は何を思いついたのか、ファミコンクラシック(昭和の元祖ファミコンの復刻版で、サイズが一回り小さくデザインされて発売されたもの)をやりたい、と言い出し、久しぶりに箱の中から出しました。
付けたのは「スーパーマリオ3」
私の世代ど真ん中です。
さすが今どきの子どもです。何にも教えなくても一通りの操作には問題ありません。
でもやっぱり下手っぴで、可愛らしくクリボーとかでやられちゃいます。
ちょっと進んだと思ったらパックンフラワーのファイヤーに、また進んだかと思いきやノコノコに、せっかくすり抜けたのに、お決まりのように穴にはまる。
ケラケラ笑って見ていた私、それだけでも癒されるのですが、
同室でスマホをいじっていた次男が
「ちょっと貸して」
と末っ子のコントローラーを取り上げます。
さすが兄。クリボーやノコノコにやられることなく難なくクリア。涼しい顔の、ドヤ顔です。
だがしかし、そんな単純じゃないのが昭和(平成?)のスーパーマリオの醍醐味です。
次の出番は昭和の母でしょう、そんなもんじゃあないのよと、私も久しぶりに子ども時代に戻ります。
「ちょっと貸してみ」
と次男のコントローラーを取り上げます。
「ここ、このパネルの裏行ったら、隠しアイテム取れるよ」ちょっとドヤ顔です。
末っ子「すごーい🤩」
次男「まじで💫」
そこから次男のマリオ3攻略熱が湧き始めました。
セーブしてあったワールド8を開いて、
「これ越したん誰?」
「パパだよ」
次男、だまってワールド8をやってみます。
そこへ帰宅した旦那さん。
「あれ、何?珍しいのやってるやん」
迷路のようなワールド8に苦戦している次男に、
「ちょっと貸してみ」
とコントローラーが今度は旦那さんに移りました。
「ここ、こういう順番やなきゃ、進めへんで」
次男「ほう!わかった!覚えた」
三男「すごーい🤩」
そこへ、今度は部活を終えた長男が帰宅。
「何してんの?」
「ファミコン。なかなか難しいねん」と悔しそうな次男。
「そうなん?ちょっと俺にも貸して」
コントローラーリレーがどんどん繰り広げられていきます🫴🏻🫴🏻🫴🏻🫴🏻
「げ、むっず!」
とかなんとか文句を言いながら、みんなすごく楽しそう😄
*
最近のゲームのことは、私はよく知らないのですが、隠しアイテムとか、裏技とか、限定条件出没とか、そう言う罠がふんだんに散りばめられたスーパーマリオ3に、子どもたち、特に次男はすっかり虜になってしまったみたいでした🌟
夕飯の時間を挟んでいったん中断した後、またみんなで小さなファミコンを囲んで、コントローラーをリレーして、わーわーきゃーきゃー騒ぎながら、家族みんなでゲームをしていました。
これぞ、ファミリーコンピューター🎮
みんなでやっているから、代わる代わる夕飯の片付けをして、お風呂に入って、洗濯をして、時間がきたら、みんなでおしまい。
毎回こんな理想的な家族の時間が過ごせるとは思っていないけれど、幼い末っ子も、反抗期の次男も、協調性のない長男も、いつも恐いだけの旦那さんも、そして私も、みんなで一緒に楽しく過ごせるゲーム時間は、幸せ以外のなにものでもありませんでした。
Switchも、一緒にやったらいいのかしら。
でももう新しいことを覚えるのは私には無理です。
時間があったら教えてもらえばいいのかな。
などと、ゲームについてもあらためて、考えさせられておりました。
時代の流れについていくのは無理だけど、子どもにつられて流されて行くのも悪くはないのかもしれません。
行く末わからない世の中ですが、子どもに生かされていることだけは、確かです。
また昭和な母と、遊んでくれると嬉しいなぁ。
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読んでくださり、ありがとうございました🎶
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