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【躁うつと生きる】離婚やめます①溢れた器
本記事は、noteを約2ヶ月続けたことで、たくさんのnoter様たちの記事に励まされる経験を数多くさせていただき、またとってもありがたいことに、フォロワーも300人を超えるということと、コメントで温かい言葉を送ってくださる方からさまざまな勇気をいただいたことで、書くことを決意したものです。
記事の中で恐縮ですが、あらためて、noteの皆様に感謝の気持ちをお伝えします、ありがとうございます。
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夫と長男の関係が、改善されています。
半分は私の力です。
8分の3は長男くんの努力、
残りは旦那さんの努力です。
旦那さんが子どもに手をあげない以上、私の離婚動機はなくなります。
よって私は、離婚はやめることにしました。
離婚を決意したことが、この度の躁転からの鬱転、休職の一因になっている部分もあります。
離婚する決意をしてからやめるまでを整理することは、私の今後にとって大変意義のあることで、3月半ばに控えた職場復帰以降は、きっちりと自分の気持ちに蹴りをつけて、ブレない軸を持ちたいと考え、まとめることにしました。
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家族構成
私・・・小学校教師(現在休職中)
旦那さん・・・昭和な男、会社員
躾という名の鞭を打つのは当然
長男・・・野球大好きADHD
次男・・・定型発達の気遣いさん
末っ子・・・落ち着きのない発達凸凹疑い
きっかけは
離婚という選択肢を考え始めたのは、3年前のこと。
旦那さんの息子たちへの暴力が深刻化したことからでした。
コロナ禍で出勤スタイルが大幅に見直され、リモートワークが強制されるような時期でした。
一方私が勤める学校は、GIGAスクール構想にいち早く着手し始めた数少ない小学校だった(ということは後から知りました)こともあってか、教師は学校へ行き、子どもたちへのオンライン課題を作成したり、プリント課題を作ったり、とにかく通常通り出勤していました。
当時上の息子たちは二人とも小学生、末っ子は乳児クラスでした。
末っ子は保育園に預けることができましたが、上2人の学校は、完全なアナログだったので、課題を指示されるのみで、オンラインもなく、家に缶詰になっていました。
そんな時期のことです。
溜まるストレス
これまで毎日朝から晩まで会社に勤めていた旦那さんにとって、一日中子どもが家にいたり、午後からいたり、夕方早くに子どもが家に帰ってきたりすることは、全くの未知の世界だったのでしょう。
それは、酷いストレスだったようです。
逆に私は、「出社しない=家にいられる」のであれば、トイレに行く程度の時間や、お茶を飲む程度の時間で、小さな家事ができていいな、と羨ましくさえ思っていました。
例えば昼ごはんのついでに乾いた洗濯物を取り込むとか。トイレのついでにクイックルワイパーをかけるとか。子どものことも、おやつとか習い事の準備とか声かけとか。
保育園に預けられずに一緒に子どもを見なくてはならないリモートワークはさすがにお手上げですが、家にいながら仕事ができるなんて、本当にラッキーな世の中になったと、羨ましく思いました。
そんな訳で、「私がリモートならやれるだろうと思っていること」を、旦那さんに求めました。
それが、間違いの始まりでした。
子どもが家にいるというだけでストレスを抱えている(なんて気づきもしなかった)旦那さんにとって、私から家事のタスクを増やされたことは、当たり前にストレスの溜まることでした。
日常的にイライラしていることが増え、子どもへの声のかけ方もきつくなり、荒げなくていいところでも怒鳴るようになりました。
転任することに
コロナ禍も徐々におさまり、私の職場は通常走行になっていきました。行事は色々と削減縮小しましたが、子どもたちが毎日全員一日まるごと登校する、という通常の学校です。(コロナを機に忙しい子どもたちと教育現場を救うべく、週一オンラインとか、週何回かは午後の授業のみオンラインとか、そんな変化を期待したのですが、そうはならず多忙に戻った日本の古い体質にげんなり、という話はまた別記事にていつか…)
息子たちの学校も、同じような状況になりました。
そうしてむかえた学年末。
末っ子はまだ年少さんで手がかかるのに、私が通勤時間1時間もかかるところへ転任となってしまいました。
旦那さんはリモートスタイル継続です。
よって、リモートの旦那さんへの家事育児負担は必然的に移動したのです。
これまで少しずつだけれど確実に溜まっていたストレス、旦那さんの器の中の水が、ついに溢れたのです。
それは忘れもしない金曜日のこと。
上の息子たちの体操教室の日です。
不穏なLINE、不安なハンドル
まだ職員室で仕事をしていた私のスマホにLINEが届きます。旦那さんからです。
「あいつ(長男)マジで無理!!」
ただ事ではなさそうな圧のかかった不穏な文に、私は既読をつけずに、長男のスマホに連絡をすることにしました。
集中力のない、人の言うことを聞けない長男のことです。また何か、旦那さんの気に入らない行動をしたか、言われてもやらないようなところがあったのか、と思いました。
旦那さんの長男への理解度は大変低く、「発達障害という特性だから、腹が立つけど、怒ってもダメなの」と教えても、「コイツが悪いのになんで俺が我慢せなあかんねん」という信念をもとに、時代錯誤の昭和親父も良いところで、罵倒、げんこつ、長時間の正座、今で言うところの虐待を、与えていました。
これまでなんとかお互いを諭し、お互いに歩み寄ろうと働きかけてきた私でしたが、このLINEのようすは、そんな穏やかな解決では済みそうな気がしない、圧力を感じました。
「パパとなんかあった?」
返事を返してきたのは次男でした。
「パパが、長男くんのことを、投げ飛ばした」
「けがは?」
(驚き慌てるけれど、冷静を装って答えます。)
「たぶん大丈夫」
「行ける(体操教室)?」
「うん・・・(不安そうな沈黙)」
「とりあえず、お迎えはママが行くから心配しないで、まだ学校だから、無理しないでって、長男くんにも伝えてね。次男ちゃん、ありがとう、いってらっしゃい」
(自分が動揺していることが伝わりませんように)
閉じるやいなや、旦那さんの方へすぐLINEです。
「そう…長男くん反抗期やし、お迎えは私が行くね。今から帰ります」
(感情を逆撫でしてはいけない、努めて冷静に、落ち着いて)
職場はとっ散らかったまま、まだ転任1年目で気を使うことも上手にできない同僚の先生たちに、とにかくペコペコと謝り倒して(こういう、仕事を先に出ることに気が引けてしまう、という性格もよくないのですが、この件もまた別記事で…)、職場をあとにしました。
でも、ここから末っ子のお迎えまでに、まだあと1時間もかかります。
ハンドルを握る手が小刻みに震えているのがわかりました。
季節は梅雨。17時半過ぎです。雨の降る夕方の見通しの悪くなる道が、余計に不安を煽ってくるようでした。
つづく
今日はここまでにします🌹
読んでくださり、ありがとうございます…
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