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重度知的障害/ 自閉症/ アルジャーノンに花束をを読んで
春野モカさんの共同運営マガジンから、
今月の宿題を出されてましたので
読書感想文を書かせていただきます。
どどどメジャー過ぎて、すみません!
ダニエルキイス著
「アルジャーノンに花束を」
今は新版が出ているんですか?
かなりイメージが違うと噂に聞きましたが、
私が読んだのは古いほうです。
皆さん知っている方多いかと思いますが
簡単なあらすじ↓
常に頭が良くなりたいと思っていた、
知的障害のあるチャーリー。
ある日、脳外科医の手術を受け
IQ180の知能に生まれ変わる。
頭が良くなったチャーリーに
どのような変化が起こるのか …
こんな感じです。
以下、感想にネタバレ含みます。
日付が入り、チャーリーの日記
(実際は経過報告) のように書かれています。
初めて読んだ時に驚いたのは、
誤字や脱字だらけの
ひらがな中心の文章でした。
そんなチャーリーが
超人的なIQになった後は
文章がガラリと変わります。
そして変わったのは
IQだけでは無かったのです。
頭が良くなれば人生は好転する
そう思っていたのに、
チャーリーが夢見て
思い描いていた人生には
ならなかったんですよね…
そして最後はまた
ひらがなだらけの文章に
戻って行きます。
この過程も読んでいて、
なんとも言えないくらい辛かったです。
結局
知能云々って何なんだろう?
幸せって何なんだろう?
人生とは、人とは?
そんなことを深く考えさせられた本でした。
ちなみにアルジャーノンと言うのは
チャーリーと同じく「実験台」になった
シロネズミの名前です。
この本を読んでから、
もし息子がこの手術を受けられるとしたら
どうするか、と考えました。
息子が
日々成長してくれる分には嬉しいのですが
息子が今の息子とは
全く別人格になってしまったら …
私にとっては耐え難いですね。
息子との人生は色々ありますが、
長年一緒に歩んできた
楽しいことも辛いことも含めた
あらゆる息子との思い出までが、
全て掻き消されそうな気がして
全否定されるようで、
凄く悲しすぎます。
知的障害があっても
今の息子が私の息子ですね。
まだ読んでない方は是非1度、
「アルジャーノンに花束を」
読んでみてください。
最後までお読みいただき、ありがとうございました m(._.)m
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