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阪神ジュベナイルフィリーズ(GⅠ) レース考察と期待の穴馬

1.フォーエバーヤング妹vsブリーダーズカップJFT2着馬
師走が本格的にスタートしましたね。
今週末のGⅠは京都で行われる阪神ジュベナイルフィリーズ!
普段は開幕2週目の綺麗な馬場で行われるけど、今年は連続開催の21日目と仮柵を使っても、内目は伸びない馬場になって来て、距離損が多い外を回す影響も併せて上がりのかかる馬場状態になりつつあるにゃ。
そんな中、話題になっている2頭がブラウンラチェットとメイテイレディ。

能力の絶対値はともかく、どちらのお馬さんも荒れが進んできた京都は悪くなさそう。

ブラウンラチェットはケンタッキーダービー3着のフォーエバーヤングの妹、父がリアルスティールからキズナにかわり芝向きの切れ味を見せているけど、キズナ産駒にはディープボンドや先週のチャンピオンズカップで好走したハギノアレグリアスと力のいる馬場をこなせる馬が多く、今の京都の荒れてきた馬場も対応でそう。
メイテイレディは外国馬初のJRA2歳GⅠ参戦&ブリーダーズカップジュベナイルフィリーズターフ2着の米国馬。色々な見方はあるけど米国競馬は早いペースで押し切るような競馬が主流、そして、仕上がり早の産駒が多く、前走BCJFT2着だけ走れば圧勝もありえるかもしれないにゃ。

その他の登録馬も2勝以上か重賞2着で本賞金900万円以上と稼いでいるお馬さんが16頭もいて1勝馬の枠はたったの2頭!
例年なら1勝馬でも数頭出れるなか、かなりレベルの高いメンツが揃ったように感じるにゃ。レベルが高いということは強そうな前述の2頭を逆転する可能性があるお馬さんはいると思うにゃ!

2.阪神ジュベナイルフィリーズ レース考察と期待の穴馬3頭

2.3歳戦の重賞、特にGⅠに出るようなお馬さんだと、GⅠ以前のレースは能力の違いで前目につける事が多く、誰が逃げるのかの想定が難しいところ。
出走確実な16頭からの逃げ候補は
テリオスララ、ミーントゥビー、ミストレスとこの辺りが先手を主張してきそう。その後ろにブラウンラチェット含めた先行勢が番手につけに行き、スリールミニョン、ビップデイジー、カワキタマナレアあたりが後方組になるかな?
さて、ここからは期待の穴馬さんの分析をし始めるにゃ🧐

想定オッズはネットケイバさんを参考にしているにゃ。

(1)ビップデイジー(想定オッズ10番人気 19.8倍)
2連勝で挑むことになるものの、前走が1勝クラスで戦績に目立たないからか、想定10番人気とあまり人気が出ていないけど、この2戦の中身が結構濃さそうということと、新馬戦・紫菊賞で今回のレースに必要とされる経験をしているように捉えられたので穴馬として期待するにゃ。
まず、新馬戦は中京の1600m戦、16頭立ての他頭数の中2番枠から出遅れぎみのスタートで後方からの競馬。それでも先団が2ハロン目に10.6秒を計時するハイペースだったのはこの馬に有利になったけど、それでも新馬戦で内枠から後方に閉じ込められるのは初戦となるお馬さんにとっては楽ではない中、4コーナーまでじっと内で耐えた後直線外に出すと確りと脚を伸ばし2馬身差をつけての勝利!
続いての2戦目紫菊賞は新馬戦とは一変となる6頭立ての小頭数レース。
距離は1ハロン伸びた1800mとなるも、最初の600mが37.2秒の超スローペースと新馬戦のペースから一変。これで掛かって体力を消耗するお馬さんもいるけれど、ビップデイジーは何とか耐えて坂の下りへ。レースの上がりが33.6秒の加速ラップだったにもかかわらず、自身33.3秒を繰り出して最後の100mで2馬身近く引き離す快勝。
今回、京都で行われることもあり、200m長いとはいえ3~4コーナーは全く同じコースを経験して勝ち切ったのは大きな意味があると思うし、ハイペースの新馬戦から超スローペースの前走と真逆のペースを経験できたこと、他頭数でもまれる競馬も経験できたのも大きいと思うにゃ。
未だ負けなしというのも可能性を感じるところで極端な内枠に入らない限り重い印を与えていく方向で検討を進めたいと考えているにゃ。

(2)ランフォーヴァウ(想定オッズ9番人気 19.0倍)
前走でGⅡデイリー杯2歳Sを制したにもかかわらず想定9番人気とイマイチ評価がされていないランフォーヴァウ。
GⅡとはいえ7頭立ての小頭数、翌日の未勝利戦よりも勝ち時計が遅かったという見方もあるけれど、走破タイムの1分34秒7と上がり600m33.7秒は例年のデイリー杯2歳Sの勝ち時計との比較で見劣りはしないレベル。
むしろ、セリフォスやアドマイヤマーズの勝ちタイムは1分35秒台。去年のジャンタルマンタルは勝ち時計は1分34秒5とわずかに上回るも、上がりの600mは34.5秒とランフォーヴァウのほうが上。
ここは、確りと1番人気に応え勝ち切ったことを評価して良いと思うにゃ。そして、ビップデイジーと同様に新馬戦・未勝利戦で他頭数の競馬を経験済み、且つ、2戦とも3番と5番と内枠で馬群でもまれる経験をしてきたのも高評価の一つ。前走の小頭数&一見したところのレースレベルが、、、といって軽視するのは危険だと思うし、猫としては重賞未勝利のテリオスララや1勝馬で抽選待ちのショウナンザナドゥのオッズが10倍近辺まで人気しそうな中、重賞で結果を出しているランフォーバウが20倍前後で買えるなら単勝握りしめるのもアリかと思うにゃ。

(3)クリノメイ(想定オッズ14番人気 34.4倍)
期待の穴馬3頭目はクリノメイ。
前走、京都のサフラン賞をやや出遅れながらも道中は中団まで盛り返し逃げ粘るミラーダカリエンテを差し切ったところがゴール。
このレースの見どころは1.2倍の指示だった1番人気がエンプロイダリーを5着に退けたこと。エンプロイダリー自身はスタートで後手に回り最後尾追走になってしまったのはかわいそうだけど、エンプロイダリーの1列前から末脚を繰り出し、図ったようにゴール手前で差し切り勝ち。
このエンブロイダリーはやはり強く、次走で1勝クラスを無事に勝ち上がっているのだから、サフラン賞のレベルは相応にあると思うにゃ。
歴代の勝ち馬にはウォーターナビレラ、サトノレイナス、マルターズディオサと重賞勝ち馬やGⅠ連対馬がズラリ。
こちらもビップデイジー同様に2戦2勝で侮ってはいけないと思うにゃ。

3.まとめと予告
穴馬3頭を上げてきたけど、ブラウンラチェット、メイデイレディが揃って馬券外に飛ぶイメージもあまり湧かないので人気馬と穴馬が絡むような馬券の組み立て方が良いのかにゃ?
とにかく混戦模様で重賞の好走経験持ちのコートアリシアン、ミストレス、アルマヴェローチェよりも抽選対象のショウナンザナドゥ、テリオスララあたりのほうがオッズ的には10倍弱あるのは違和感を感じるにゃ。
とはいえ、追切やら枠順の内容が発表されたら盛り上がってくると思うにゃ。

日曜日当日にはいつものとおり予想指数を午前中にアップするので参考にしてほしいにゃ。

この記事見ていただいた方のお役に少しでも立てればうれしいにゃ。
みんなで楽しみに週末を待とうにゃ。

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