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中山金杯(GⅢ) レース考察と期待の穴馬

1.2025年スタート!

中央競馬ファンにはおなじみ、
新年1/5の東西金杯で1年が始まる感じですね。

2024年後半、ドウデュースが2戦続けて衝撃の末脚での撫で斬りを見せつけられ、有馬記念での秋古馬三冠完全制覇を夢見るも、直前の故障で突然の引退。主役不在となるも、レガレイラが会心の走りで64年ぶりの3歳牝馬による有馬記念制覇と、牝馬初のホープフルS制覇から1年ぶりの美酒を記録的な勝利を飾ったのは印象的だったにゃ。
そして、中山金杯と同じ舞台で行われたホープフルSは圧倒的1番人気のクロワデュノールが他馬を寄せ付けずの完勝!
クラシックまでに新星が現れなければコントレイル以来の三冠の可能性を感じさせる勝ちっぷりでしたね。

年が明けての中山金杯も同じ2000mのレースだけにホープフルSの結果は参考になりそうなところ。それも踏まえて新年最初の予想を考えていくにゃ。

2.中山金杯 レース考察と期待の穴馬3頭

前述のとおりホープフルSと同じ中山2000m戦の中山金杯。
スタート直後・ゴール手前のスピードが求められる地点に丁度坂があるため、普通のコースの2000mよりもスタミナが求められるコース。
その一方、開催替わりで仮柵が設置されるコース代わりの影響で内前が有利になるのも正月の中山開催の特徴。
いつもの年はCコースでの施行になるけれど、今年はBコースなのは若干気になるところ。ただ、12月の中山競馬場の馬場コンディションは時計が速く、その傾向は年末まで続いていて、ホープフルSの勝ち時計2分0秒5は前年にレガレイラがマークしたレースレコードに0.3秒差の好時計。
そう簡単に傾向は変わるとも思えず、最終的には当日の芝のレースを見ての判断になるだろうけど、基本的にはいつもの年通り内前に付けられそうなお馬さん有利で考えて良いと思うにゃ。

今のところの出走予定馬からすると、逃げ候補はホウオウビスケッツが最有力も、枠順の並びによってはリカンカブール、クリスマスパレードあたりも前に行くか。抽選組からマイネルモーント、ディオスバリエンテ、レガトゥスあたりも番手追走で好走してきているだけにペースはともかく前目はプレッシャーがかかりそうな展開になることも考えておいた方が良さそう。
その後ろの中団前目あたりにシンリョクカ、アドマイヤビルゴ、ショウナンアデイブ、前走マイル戦だったパラレルヴィジョンあたりも2000mなら中団より前か。
中段より後ろはアルナシーム、ラーグルフあたりが付けて、その後方にエアファンディタ、カラテ、カレンシュトラウス、アケルナルスターといった面々が追走するイメージ。
俯瞰してみると有力馬が前目に集中しそうなうえ、そのあたりのハンデがかなり重めに設定されているだけに、前有利だとは思うけど、中団前目当たりのお馬さんにもチャンスが来そうな雰囲気もありそうにゃ。

そこを踏まえて、今のところ、猫が期待する穴馬3頭は以下のとおりにゃ!
想定オッズはネットケイバさんのものを参考にしているにゃ。

(1)パラレルヴィジョン(想定オッズ8番人気 23.5倍)
期待の穴馬1頭目はパラレルヴィジョン!
近3走全て二けた着順と振るわないけれど、去年の年明けはニューイヤーS→
ダービー卿CTとリステッドとGⅢを連勝して勢いに乗っていたお馬さん。
そこから、安田記念→関屋記念→富士Sと直線の長い東京・新潟のマイル戦を転戦して3戦連続二けた着順と底を見せた感も漂うけれど、戦績をよく見ると中山競馬場は4戦して3勝3着1回と複勝率100%。
しかも、デビュー戦が中山2000mで0.4秒差の完勝だっただけに、陣営としてデビュー当初は中距離に適性があると見ていたと感じるにゃ。
中山で唯一3着となったのが2年前の初富士Sだけれど、この時の勝ち馬スルーセブンシーズはその年の凱旋門賞で4着激走するお馬さん。
戦歴をみると、この敗戦の後から少しづつ距離短縮を試したりダートを試したり育成方針に迷いが生じたようで、恐らく、去年の年明けにマイル戦で結果が出たことから安田記念にチャレンジしてそのままマイルCSを目指して結果が出ず、初心に戻って?2000m戦に矛先を向けてきた感じ。
これだけ人気を落としているなら妙味を感じるし、デビュー後4戦3勝と相当期待されていたお馬さんが本来の適性距離でどこまでやれるか楽しみにゃ。

(2)リカンカブール(想定オッズ4番人気 11.8倍)
2頭目はリカンカブール。
去年の勝ち馬で前走GⅡオールカマーで3着に好走しているにもかかわらず想定単勝オッズ11.8倍は舐められすぎの初感。
このお馬さん、パラレルヴィジョン以上にキャラクターが分かりやすく、小回りの2000m前後が本当に得意。
中山は3戦して2勝3着1回、その他の好走実績は小倉2000mと阪神内回りの2000mで5戦して3勝2着1回。
その一方で直線が長い中京と阪神外回りの3戦は全て着外。
斤量は去年の56㎏から2㎏増えるものの、前走のGⅡオールカマーで57㎏を背負って3着好走しているだけに58㎏は適正水準。
去年、金杯を勝った時の単勝オッズが7.8倍ににもかかわらず、着実に実績を積み重ねて特に調子落ちもなくオッズが付くなら妙味ありと判断したいにゃ。

(3)ショウナンアデイブ(想定オッズ10番人気 25.0倍)
3頭目はショウナンアデイブ!
4年前のPOGでは大注目、5億6100万円でショウナンの国本さんが競り落として話題になったお馬さん。
デビューから4戦連続2着ともどかしい戦歴を重ねるも5戦目で初勝利。その直後、若葉S、京都新聞杯と連戦してクラシックに滑り込みを狙うもまだ力が付ききっていなかったか壁に跳ね返されて仕切り直し。
その後半年の休養を経て1勝クラスは直ぐに突破したものの、その後は好走すれどもなかなか勝ち切れず。
5歳を迎えた去年、能力に体の成長が追いついてきたか、2勝を追加し、ようやく重賞戦線に挑める立場に。
3勝クラスを突破した前走2着に退けたシェイクユアハートが3勝クラス7戦連続馬券内好走の実力馬だけに昇級してもハンデ戦なら勝負になりそうな実力が付いてきたと見れそう。
中山は初めてのコースになるも、戦歴的に阪神・京都の直線短い2000m戦中心に実績を残している一方、中京と札幌は明らかに実績が悪くなるので、洋芝・直線の長いコースが不向きなのは明らか。
そういう意味で、この中山2000mはこの馬に向きそうで55㎏で出走できる今回は重賞制覇のチャンスじゃないかと感じるにゃ。

3.まとめと予告
ハンデ戦だけに荒れる結果を期待したいけど、中山金杯は比較的固い傾向だったりするので、上位人気が想定されるホウオウビスケッツ、クリスマスパレード、シンリョクカが全て飛んでしまうのは考えにくいところ。
猫的には、クリスマスパレードが紫苑Sで見せたパフォーマンスは、今の中山の馬場にも合うと感じていて、斤量も55㎏で出られるならかなり有利に感じるにゃ。
そこに、今回の穴馬として挙げた3頭が絡むような馬券が的中すると恐らく新年から万馬券になりそうでとても楽しみ。

さて、考察はこれくらいにしておくにゃ。
日当日にはいつものとおり予想指数を午前中にアップするので参考にしてください。
この記事見ていただいた方のお役に少しでも立てればうれしいにゃ。

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