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みやこステークス(GⅢ) レース考察と期待の穴馬

1.実力馬に有利な条件

JRAでは1か月ぶりのダート重賞みやこステークス。
勝ち馬には1か月後のチャンピオンズC優先出走権が与えられることに加え、実績馬が出やすい別定条件ということもあって、優先出走権や賞金加算狙いの伸びしろがある馬に加え、例年なら既にGⅠ、GⅡを既に勝った実績馬の参戦も多数見られるのだけれど、今年の出走馬は少し小粒。
GⅠ馬はダートではなく芝、しかも2歳戦のホープフルS勝ち馬ドゥラエレーデのみ、続くのが交流重賞JpnⅡを勝っているサンライズジパングとミトノオーだけど、こちらも世代限定戦どまり。
GⅢの勝ち馬は複数いるけど、1番人気想定は重賞未勝利のオメガギネスと、書けば書くほど人気サイドで簡単に決着し無さそうな出走メンバー。
しかも、今週末は台風から変わるであろう低気圧のせいで土曜から日曜午前中まで雨が降る天気予報だけに、一層予想が難しそうな気配が漂う状況。
さて、どんな展開になるだろうか。

2.みやこステークス レース考察と期待の穴馬3頭

京都1800mは基本内前が強いコースだけれど、このレースに限っては出走馬のレベルが高いからか、道中のペースがあまり緩まないことが多くて、ゴール前でガラッと前が入れ替わることもあるレース。
猫としてはヴェンジェンスが勝った2019年のレースで最後の最後にウェスタールンドが3着に飛び込んで大万馬券が梅雨に消えたのが忘れられない思い出、、、
それはさておき、今回の週末は雨のせいで恐らく早い馬場コンディションになりそうで、普段よりは先行に展開が向きそうだけど、それ以上に先行しそうなお馬さんが多くて、結局は差し馬が届いてしまうような可能性もそれなりにありそう。
まず、逃げそうなのがミトノオーとロードアヴニール、逃げ馬の後ろ2,3番手を取りたいお馬さんがアウトレンジ、オメガギネス、サンライズジパング、ダンテバローズ、ドゥラエレーデ、プロミストウォリアとここまでで出走馬の半分になるので、道中はかなり速くなるかもしれないにゃ。
その後ろの中団にゲンパチルシファー、デリカダ、ハピ、ミッキーヌチバナあたりが続いて、後方にトウセツ、ロコポルティが構えるような展開。
う~ん、やっぱり前が早くなりそうなので穴馬は差し追込みたりから見繕うのが基本かにゃ。

想定オッズはネットケイバさんのものを参考にしているにゃ。

(1)ゲンパチルシファー(想定オッズ14番人気 94.6倍)
1頭目はまさかの14番人気想定のゲンパチルシファー。
前走のBSN賞では11番人気の人気薄にもかかわらず2着と2年ぶりの馬券内好走!2年前の小倉開催での中京記念を制して以降、なかなか好走できず、勝馬からもほとんどのレースで1秒以上勝ち馬から離されていたものの、2走前のプロキオンSではヤマニンウルス相手に0.6秒差5着と大健闘したのが復調気配だったか、続く前走で鋭い追込みを見せての2着。
そして、今回のレースに参戦したのだけれど、前走リステッドの2着では特に強調材料にもならず、想定オッズでは前走の11番人気よりも低い想定。
確かに、例年どおり既にGⅠを勝っているようなお馬さんが多ければ、こういうオッズになっても仕方ないけど、今年の出走予定馬のレベル的には、もっと買われても良いと思うにゃ。
しかも、このゲンパチルシファーは脚抜きの良い馬場が得意!
どろどろの不良馬場では好走した実績はないものの、稍重なら9戦して馬券内7回と得意条件。そして、休み明け実績も良く、8戦中馬券内4回をマーク。これだけ好条件がそろっているのに、今の想定オッズは舐めすぎな感じがするので、少なくともヒモには入れたほうが良いと思うにゃ。

(2)ミッキーヌチバナ(想定オッズ8番人気 15.0倍)
こちらは2走前にアンタレスSを勝って重賞初制覇したお馬さん。
続く平安Sで上がり最速となる36.4秒まで詰めたものの、差し切れず6着となり、そのまま夏休み突入!
今回が休み明け初戦ということで、慎重に検討している人が多そうだけど、このお馬さんは休み明け実績が豊富で休み明け7戦で馬券内好走5回と、休み明けを全く苦にしないところも心強いし、馬場が悪化したダートでの実績もあるので、想定通りに前が早くなる展開となれば、突っ込んでくる出番がありそうだにゃ。
京都のレースは2戦して6着と7着だけど、どちらのレースも逃げ馬がそのまま勝ち切った展開不向きのレースだったし、どちらのレースでも0.5秒差まで詰めてきているとおり、確実に末脚を伸ばしてくるタイプ。
今回、出走馬の半数が2,3番手に付けたい脚質ならドスローは考えにくく、展開的にも有利と見ているにゃ。

(3)ロコポルティ(想定オッズ11番人気 19.6倍)
キャラクター的にはミッキーヌチバナと近いロコポルティ。
若干見劣りするのが重賞の経験で、前走のシリウスSが初重賞挑戦。
それでも、勝馬ハギノアレグリアスから0.6秒差の5着と重賞で通用するであろうレベルで好走。
展開的にはミッキーヌチバナよりもさらに後ろにつけそうだけど、逃げ先行馬が多いレースでこちらも展開向きそう。ややムラはあるものの、はまったときの末脚は35秒台と芝並みの数字が出せるお馬さん。
デビュー以来の5勝のうち3勝は稍重・重・不良で1勝ずつあげてのもの。
そして、京都コースは1戦しか経験ないものの、2走前同距離の平城京Sで1着となっており、懸念するような点は少なさそうにゃ。

3.まとめと予告

今回人気を背負うであろうオメガギネスについては、ここ1年のレースを見ていると、左回りのコースかワンターンのコースで崩れがち。
その一方、コーナー4回で1周するような今回の京都ダート1800m舞台ではデビュー来6戦3勝2着3回と連対率パーフェクトなだけに、今回のレースも中心視しないといけなさそう。
実際、前走2着のシリウスSは逃げ先行の戦法を取った4頭の中で唯一粘りとおしたものでかなり価値が高いと思うにゃ。
ミトノオー、サンライズジパング、アウトレンジあたりが人気になりそうだけど、全部逃げ先行馬なので、実力が足らない馬から徐々に垂れてくるのであろうにゃ。

以上のような想定をするのであれば、人気だとしても、恐らくここでも通用するオメガギネスを軸に穴馬として挙げた3頭を中心に相手探しを検討することになりそうだにゃ。

日曜日当日にはいつものとおり予想指数を午前中にアップするので参考にしてほしいにゃ。
この記事見ていただいた方のお役に少しでも立てればうれしいにゃ。
日曜日が来るのを待つとしましょう。


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