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東京スポーツ杯2歳ステークス(GⅡ) レース考察と期待馬

今週の土曜、東京で行われるのは東京スポーツ杯2歳ステークス。
今年の2歳世代で3戦あるGⅡの最後のレースで一番の出世レース!
ここ10年の勝ち馬からはダービー馬、
イクイノックス・コントレイル・ワグネリアン
の3頭を輩出。
3着以内の好走馬からはタイトルホルダー、スワーヴリチャード、サトノクラウンの古馬GⅠの中でも有馬記念・宝塚記念のグランプリ、ジャパンカップと格の高いレースを制したお馬さんが出ており、世代の中でも期待値がトップレベルのお馬さんが集う一戦。
舞台となる東京芝1800mは枠順による有利不利が少ないこと、実質的に3コーナーまでほぼ直線のワンターンと言えるコースだけに、力差がはっきりと出てきやいコース。とはいえ、戦歴が少ない2歳戦だけに各馬の力量さを図るのは難しく、馬連で10~20倍くらいのレンジの結果に出やすく、1番人気と中穴、もしくは2~4番人気の2頭で決まったりすることが多いにゃ。
時には去年やニシノデイジーが制した年のように好配当が出ることも。
来年のダービーにも直結する注目の一戦にゃ。

2.東京スポーツ杯2歳ステークス レース考察と期待馬3頭

登録時点で9頭と少ないうえ、半数を超える5頭が前走で逃げか2番手から好走してここに出走してくるので、道中の並びがどうなるかは枠順出るまでは中々想定しづらいところ。
ただ、過去のレースを見てもスローペースになることが多く、ラスト600mの瞬発力勝負になりやすいのがこのレース。
それだけに、軸馬にするならこのレース以前に直線の長いコースで33秒台の末脚を記録してきたお馬さんが候補に挙がってくると思うにゃ。
今回は頭数が少ないので穴馬に限らず好走可能性が高そうな3頭を挙げるにゃ。

想定オッズはネットケイバさんのものを参考にしているにゃ。

(1)クロワデュノール(想定オッズ1番人気 2.4倍)
他の予想屋さんと代り映えせずごめんなさい。
期待の1番手はクロワデュノールです。
その世代の期待馬が集まる6月の新馬戦で勝ち上がり。
その時の時計が色々なところで囁かれているとおり、イクイノックス・コントレイル級の後半1000mのタイムで最後流しての快勝。
そして、破った相手が今年のオークス馬チェルヴィニアの半妹アルレッキーノということで一躍注目を集めることに。
そのアルレッキーノも次走順当に勝ち上がっていて、そのレースの2・3着馬もその後勝ち上がり済み。
アルレッキーノ自体はサウジアラビアRCで5着に敗退するも、このレース2歳の東京マイル戦では珍しい前傾ラップのハイペース戦。1,2着はどちらかと言えば展開に恵まれた感も強く、5着のアルレッキーノまで0.3秒差で6着とは0.8秒差が付いており、この上位5頭までは力差はあまりないと思うにゃ。
経験の浅い2歳馬だけに絶対視までは出来ないけど、新馬戦でマークした時計、破った相手のその後からは相当期待できると思うにゃ。

(2)サトノシャイニング(想定オッズ3番人気 4.1倍)
期待馬2頭目はサトノシャイニング。
初戦は2歳新馬には長距離戦ともいえるタフな中京2000m戦で始動。
道中、荒れた馬場を避けるように先頭集団とは言え一番外の3頭目で3~4コーナーに突入。
見た目は荒れ馬場も内前が強かったこの中京開催、内目を通ったタイセイリコルドが直線リードを広げるところ、坂上からギアチェンジしてブレずに真っすぐ伸びきったのが印象的。
そのタイセイリコルドがその後未勝利を勝ち上がっているだけに、相応のレベルにはあったと思うし、先行して最後33.7秒の末脚はコース・ペースは違えどクロワデュノールより0.1秒速いタイム。
このタフなコースを勝ち上がってきたサトノシャイニングも期待していいと思うにゃ。

(3)ファイアンクランツ(想定オッズ4番人気 7.1倍)
最後は札幌2歳S3着のファイアンクランツ。
札幌のデビュー戦を先行して勝ち上がり参戦した札幌2歳Sはスタートでゴチャついてしまい、後方からの追走となったものの洋芝の重馬場で最初の1000mが60.9秒と割と流れてくれたおかげで3~4コーナーを外から捲って直線へ。
先団後ろから脚を伸ばしたマジックサンズの後ろからかなりの勢いで詰めてきたものの届かずの3着。とはいえ2着のアルマヴェローチェは4コーナーで鞍上の横山武の好判断でコンパクトに内をつくことができたアドバンテージが大きく、この馬がスタート五分に出ていれば勝ちまであった内容にゃ。
今回、コースが東京に替わって通用するかどうか。
そこは血統的には心配はなく、父ドゥラメンテ産駒は東京芝コースで複勝率3割越えと得意にしている条件。
初戦が東京とのイメージが湧きづらい札幌小回りだけれど、札幌2歳S出走馬のその後も5着レーヴドロペラが芙蓉S2着、8着ショウナンマクベスが百日草特別を勝ち上がっていてレースレベルもそれなりの水準だったと考えると
ここで好走しても不思議はないにゃ。

3.まとめと予告

人気の一角を占めそうなレッドキングリーは新馬戦33.4秒の末脚は認めるも前半63.2秒とかなり遅いペースから、道中前に行った3頭がそのまま上位を占めるようなレースだけに評価がしづらいところ。
ルメール騎乗で人気するだろうけど、その人気に答えるほど抜けた実力派なさそうで、ここは相手までの評価にとどめておくにゃ。
その他、馬券内好走がありそうなのは比較的前走前目で競馬をしているジーティーマンかニシノアルノーヴァあたりが気になるところ。

土曜日当日にはいつものとおり予想指数を午前中にアップするので参考にしてほしいにゃ。
この記事見ていただいた方のお役に少しでも立てればうれしいにゃ。


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