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【詩】氷のように


氷のように、カチコチに固まる瞬間がある。

体は思うように動かず、声は震え、額から汗がにじみ、心臓がうるさい。

ああ、いやだな、と思う。

早くこの苦しみから解放されたい。何の不安もなく、何も考えずに笑っていたい。



緊張は、その人がチャレンジした証拠だ。緊張したときにその人は一歩踏み出し、新しい世界を覗き見することができる。

かっこいい人は、すごいなぁと思う人は、たくさんチャレンジしてたくさん緊張した人なんじゃないかと思う。




体は氷のように固まり、心臓はうるさく、声は震えて、汗が滲む。

いやだ。本当にいやだ。

でも、ここを乗り越えたら新しい世界が待っている。今よりずっと面白いことが待っている。

これが終わったら、どんな結果であれ、寿司を食べに行こう。

そう思いながら、今日も緊張のタネを探している。






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