詩織先生のご褒美セックス 第9話 憧れの先生シリーズ 第5弾
「先生、話って何ですか?」
「今朝から、あなたの様子が変なの。昨日はあんなにいい音出してたのに、どうして今日は音が出なくなったのかしら・・・?」
僕はうつむいて黙っていた。
「ひろし君。何か悩み事があるんじゃないの?」
詩織先生は心配そうに僕の顔を覗き込んだ。
確かに悩み事がある。
詩織先生と小笠原さんとの昨夜のことが、僕の一番の悩み事だ。
「何か悩み事でもあるの?」
僕は思わず、
「はい。」
と返事してしまった。
「やっぱりそうなのね。今日のあなたの表情、とっても暗いもの・・・」
先生は僕に顔を近づけてきた。
唇が触れそうなほど顔が近い。
「私でよければ、その悩みを教えてくれる?」
僕はこのまま詩織先生を抱きしめ、唇を奪いたいという衝動にかられた。
それほど僕と先生の顔は接近していた。
その衝動を必死で抑えた。
もう我慢が出来なかった。
昨夜のことを確かめたいと、強く思った。
「先生。聞いていいですか?」
「聞いていいって、何を?」
先生はキョトンとしている。
「昨夜のことです。」
詩織先生はハッとした表情になった。
「昨夜、どうかしたの?」
先生は動揺しているのか、少し声が上ずっている。
「小笠原さんが、昨夜先生の部屋にいましたよね。」
「あら、ひろし君、あの時まだ起きてたの?」
「小笠原さんと先生が一緒に部屋に入って行く音が聞こえました。」
「私、ワインに酔ってしまって、自力で歩けなくなって・・・小笠原さんが部屋まで連れて行ってくださったの。」
「そのあと小笠原さんは明け方まで先生の部屋にいましたよね。」
詩織先生の表情は引きつっていた。
「あっ、あれは・・・私が、気分が悪かったから・・・小笠原さんが心配して、朝まで付き添って私の様子見てくださってたの・・・ひょっとして、ひろし君。私と小笠原さんのこと疑ってるの?」
「だって、朝まで一緒にいるなんて・・・」
僕は、思わず涙を流してしまった。
自分でも涙の理由がわからなかった。
先生への思いが込み上げてきたのだろうか?
先生はハンカチを出して、僕の涙を優しく吹いてくれた。
「ひろし君の悩みって、そんな事だったの?」
先生の動揺した表情は消えていた。
僕の涙を拭きながら優しく微笑んでいる。
「ひょっとして、ひろし君。私のこと好きなの?」
僕はどう返事しようかとまどった。
思い切って、自分の気持ちを打ち明けようと思った。
「好きです。」
先生はちょっと呆れた表情で、
「あなたには、まどかさんがいるじゃない。」
フフフと笑った。
「まどかと付き合ってるけど、本当は先生の方が好きなんです。」
僕は自分の思いを先生に伝えようと必死だった。
「そうだったのね。ひろし君。昨夜の私と小笠原さんのことが心配で、トランペットの音が出なくなったのね。」
「はい。」
僕は素直に認めた。
「それがひろし君の悩み事なのね。」
僕は黙ってうなずいた。
「コンクールまで、あと2日。その悩み事が解決すれば、あなたのトランペットの音が元に戻るかしら?」
先生は僕の目をじっと見つめていた。
「ねえ、ひろし君。これから私のマンションに行こう?」
僕の手を握って立ち上がった。
「あなたを元気にしてあげる。」
僕は先生に手を引かれて音楽室を出た。
廊下には、まどかが立っていた。
「まどかさん。ひろし君を待っててくれたのね。ごめんなさい。今日はひろし君を私に貸してね。」
まどかは悲しそうな目で僕を見つめていた。
僕はまどかがかわいそうだと思った。
でも、まどかには申し訳ないが、先生のマンションに行けることで、心が弾んでいた。
「まどか、ごめん。ちょっと大事な用事があるんだ。」
まどかはむっとした表情で廊下を走って校舎を出て行った。
「まどかさん。怒ってたね。ちょっと可哀そう。」
先生は僕の目を見た。
「まどかさんを追いかけなくていいの?」
「いいんです。先生の方が好きだから。」
先生は苦笑いした。
校舎を出て、詩織先生の車で先生のマンションに向かった。
学校から車で10分ほどの距離にある。
マンションの駐車場で車から降りると、エントランスを通り、エレベーターに乗り込んだ。
僕と先生はエレベーターの中で並んで立っていた。
僕は先生の横顔を見つめていた。
先生も僕の方をちらりと見た。
視線が合った。
先生はニコッと微笑んだ。
僕は照れくさくて、少し下を向いた。
エレベーターが11階に止まり、先生の部屋に向かった。
「いよいよ先生の部屋だ。」
僕は、期待で心が弾んでいた。
部屋に着いた。
先生はロックを外し、ドアを開けた。
「ひろし君。どうぞお上がりなさい。」
僕は、玄関で靴を脱ぐと、先生と一緒にリビングに入った。
広い窓から鹿児島の街が一望できる。
遠くに霧島が見える。
「今、お茶入れるからソファーに座って待っててね。」
先生はブラウスにエプロン姿でキッチンに立った。
キッチンでお茶を入れている先生の後ろ姿を見つめた。
白いブラウスの背中にくっきりと水色のブラジャーのラインが浮き出ている。
思わずゴクリと唾を飲み込んだ。
先生は紅茶の入ったサーバーとカップを二つ、テーブルに並べた。
「お砂糖とミルク入れる?」
「ミルク入れてください。」
僕は家で紅茶を飲む時は、ミルクと砂糖をたっぷり入れる。
でも、先生の前ではちょっと背伸びして大人っぽく振舞いたかった。
「ミルクだけでいいの?」
先生は、にっこり微笑んでミルクの入った紅茶を僕の前に置いた。
「ひろし君。小笠原さんと私のこと気になるの?」
先生は真剣な表情で僕の目を見つめている。
僕も先生の目を見つめた。
「ひろし君の今の気持ちが聞きたいの。」
僕は紅茶を一気に飲み干した。
「どうしてそんなこと聞くんですか?」
「あなたの今のその悩みが、トランペットの音の原因になっているのよね。」
僕は黙ってうなずいた。
先生は僕の肩に手を回してきた。
僕の肩と先生の肩が触れている。
「だったら、どうしたらひろし君が元気になってくれるかなって、さっきから考えていたの」
先生は僕に顔を近づけてきた。
僕は先生と小笠原さんのことがどうしても聞きたくなった。
「先生、小笠原さんとは、本当に何もなかったのですか?」
先生は真顔になった。
「何にもないよ。今の私には、ひろし君しか見えてないよ。」
僕は心の底から嬉しさがこみあげてきた。
「ひろし君。私のこと好きなんでしょう?」
先生は優しく微笑んだ。
「好きです。」
僕ははっきりと答えた。」
「本当? 本当に私のこと・・好き?」
「本当です。大好きです。」
先生の目が潤んでいる。
「ひろし君。私のこと好きだったら、キスして。」
先生は、そっと目を閉じた。
唇が触れた。
先生の唇はあたたかく柔らかい。
舌先が触れ合う。
お互いの舌が絡み合う。
憧れの詩織先生とキスしている。
心は高揚していた。
心臓がバクバク音を立てている。
詩織先生は僕を強く抱きしめた。
僕も先生をギュッと抱きしめた。
僕は手を先生の胸に置いた。
ブラウスの上から胸のふくらみをとらえた。
ブラウスの隙間から乳首に触れた。
「あっ」
先生は声を漏らした。
先生が呼吸するたびに指先と乳首が微かに擦る。
乳首は硬さと大きさを増す。
先生の息が荒くなった。
胸がうっすらと汗ばんできた。
僕は先生のブラウスのボタンを外そうとした。
「ひろし君。待って」
「シャワー浴びましょう!」