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映画『前科者』を見て感じたこと


 


 家族を失う悲しみを想像しようと思ってもなかなか出来ないものです。
私は少なくともニュースで殺人事件を見ても、画面に映しだされる数秒の映像と、文字列を見てどこか他人事だと思っていました。

しかし、今回映画を見て、殺人は誰かの愛する人を奪うことになるということを実感しました。

受刑者を厚生へ導く保護士という存在も初めて知り、保護士が国家公務員でありながら無報酬のボランティアでやっていることにも驚きました。

映画の中では保護士が受刑者の厚生の為に、危険な場所に足を踏み込む場面が多々あります。その度に、こんな重要な仕事なのに職業としては成り立っていないことを実感します。

警察や刑事が捜査をして知っていく情報も保護士には伝達されず、彼女自身それを時に寂しく感じる場面があります。彼女自身も過去に背負った出来事があり、保護士の存在を知って保護士としての責任を持って立ち向かっていく姿には本当に感動しました。

私たちは普通に生活をしていたら、受刑者や保護士といった人と関わることがほぼないと思うんです。犯罪は犯してはならないけれど、罪を犯した人が社会復帰に向けて頑張ってるということも、保護士だけでなく、私たちも受け入れる寛容さを持たなければならないということをこの映画で学びました。

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