自分でつくる幸福は裏切らない(コミックエッセイ)
こんばんは。
今日の朝の気分はまあまあ。昨日より良い。喫茶店にもためらいなく行けた。今日はキリマンジャロを飲んだ。いつもと違いブラックで、香りが豊かに感じられた。ちょっとしたご褒美を自分にあげると、気分がいい。
読んでいる児童書が、良い。パンダのポンポンシリーズ。
最新刊がこちら。
つぶらな瞳で、食いしん坊、料理上手なパンダのポンポン。かわいい。どうもわたしは、白黒の仲間に惹かれてしまう。ペンギンしかり。
これ、挿絵がとてもかわいい。長崎訓子さん。
登場人物たちも魅力的で、憎めないキャラクターばかり。どうぶつたちがみんな愛らしい。
そして、短編がまとまっているので読みやすい!ストーリーには美味しそうなものがたくさん出てくる。ハッピーな読後感。
その中の、気取ったクジャクの言葉が心に残っている。
体の中に自分の味方、愛そのものがある。なんかうれしい。
ポンポンは、いつでもおいしいもののことを考えている。わたしも、ポンポンのように、いろいろと自分の好きなものに置き換えて日常を楽しみたいなと思った。
ふとまたアランの幸福論を読んでみる。難しい中にわかりやすい解釈を探すのは、岩の中からきらりと光る宝石を見つけ出すみたいで楽しい。
楽しいことっていうのは、人から与えられたものはどんどん避けていくらしい。留まらないらしい。逆に、自分で得たものというのは、そうではない。それは学びだそうだ。学びは裏切ることはない。むしろ増えていく。
学生時代、勉強を真面目にやることは裏切らないと思っていた自分が報われた思いだった。おかげで今もこうして学び続けることは好きだ。書くことも好きだ。こうして得た楽しみは、消えずにかけがえのないものになっていく。
音楽を1番楽しんでいるのは、音楽を作り出す人だ。絵を1番楽しんでいるのは、絵を描く人だ。食べ物を1番楽しんでいるのは、だれよりも食いしん坊で誰よりも料理の上手なポンポンのように。
学ぶは、まねぶ、真似ることが元だという。なんでも見よう見まねでやってみよう。自分で選んだことが自分の楽しみになる。
以上、山椒魚によるゆるゆる幸福論でした。