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タイムカプセルのお菓子(コミックエッセイ)

今日も出勤練習。疲れていきたくなかった。
でも、仕事なら不安でも不穏でも行かねばならない。
今日は、出られればオッケー、長居しなくてもオッケーのつもりで家を出ることができた。

できてえらい。自分を褒める。素晴らしい進歩だ。歩きのお供はラッキーキリマンジャロ。足が動いてくれる。ありがたい。

喫茶店では気分が乗らないながらもパンを食べコーヒーを飲めた。持ってきた本が思いがけず役に立って、数ページ熟読した。けどその数ページ以外は読めなくて、筋トレになった。(認知心理学の用語集だったんだもんで、しょうがないね)

帰り道は行動実験をした。といってもたいそうなものではなくて、今まで避けてきた小学校の前を通るということだった。
平日を休んでいることを、如実に感じてしまうから、子どもの歓声をわざと避けていた。けれど、避け続けるのはよくないと思った。
通るとちょうど休み時間に差し掛かったようで、ボールを持った高学年の子が我先にとグラウンドに駆ける。
それを見たら、なんか吹っ切れた。

帰りにはスコーン屋さんに寄り道。そのスコーンを、お茶と一緒に大切に味わった。今日を頑張ったことをタイムカプセルのように、ここに閉じ込めよう。そして、またおいしいスコーンをご褒美に食べるんだ。

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