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インフラで転職したらオフィスファシリティリーダーにもなった件
この記事は Money Forward CorporateIT Advent Calendar 2023 の13日目の投稿です
前回はKunitakaさんの"Trelloで従業員専用ランチマップを作ってみた"でした
どうも、CIO室Splatoonのひと おーさわです。
Cill Seasonを戦い抜かないといけないのに、ポケットな獣たちとの林間学校はお祭りの最中で、27年ぶりの某RPGリメイクで★を集める冒険をやめられない2023年12月。みなさんはいかがお過ごしでしょうか。
現在マネーフォワード CIO室 Infra Group & Office Facility Groupでリーダーを務めさせていただいております。
昨年のアドベントカレンダーにはなかった肩書をやたら押してきたなと思ったそこのあなた。そこに気づくとは流石ですね。読んでない人はひとの黒歴史を探そうとするんじゃない
本稿では、入社エントリー風味でタイトル回収していこうかと思います。
シュトーレンでも召し上がりつつご覧ください。
入社前後:自分をブランディングしよう
書籍に影響を受けたのか転職デビューがきっかけなのかは曖昧ですが、昨年の今頃は自己ブランディングを意識していたと思います。
ネットワーク専門かつスキルセットはPMに近く、情シスとしては未経験。
情シスのインフラ職としてはるかな低みにいるワタクシ。
いい感じのインフラエンジニアを目指して転職活動している中も、どういう振る舞いで組織の役に立てるのかを常に考えていました。
そんな中マネーフォワードの募集要項内に最初のきっかけがあります。
他社から参考にされるようなオフィス環境をつくりたい方
学生時代は建築学専攻であったためこの言葉に思いを馳せ、ユーザーからは見えにくいコーポレートインフラの仕事の中で利用環境まで想定して働く姿を会社が求めていることに強く惹かれました。
インフラ ✕ オフィスファシリティは情シスとしてよさそうな組み合わせだ。
そうだ、ここで働こう。
その言葉はここに載ってないのですけども
2023前半:早すぎた転機
首尾よくオフィス構築にも興味があることを伝えつつ、ジョインできたマネーフォワードCIO室。やったぜ。
まずは様子見としてインフラ担当で業務が始まりました。
初挑戦のサーバやドメイン系のインフラ業務では好奇心で目を輝かせ、ネットワーク設計やプロジェクト進捗ではここぞとばかりに口を出し、うまいことInfra Groupの下っ端としての立場を確立しつつあった数ヶ月間。
再びきっかけが訪れました。
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確かに弊社CIO室では多くの方が兼任しながら幅広く活躍をしています。
その姿を見ていたので複数領域の業務経験をすることで今後セルフブランディングしようとは思っていたが、想定外の大きな肩書がついてしまう…
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あれ…口が勝手に…???
回想:初心者リーダー爆誕でもいい
Noと言えないひとだから受けたわけでもなく、チャンスがあればとりあえずは掴んでやってみよう精神だったので新たなリーダーが生まれました。知識・経験なんてなってから身につければいいんだよ。
幸いプロジェクトマネジメントの経験があったことと下記のようなマインドで向き合えたため、未経験の領域において安全策も取りつつポジティブにお仕事しております。
・肩書(ポジション)ではなく役割(ロール)として捉えている
・近年のリーダー論・チーム運営・役割は多様化しているため実験したい
・私よりメンバー全員のほうが経験値があるので大コケはしないだろう
役割としてのリーダー
役割への適正は早めに見極めるのがベターですし、できそうだと思ってもらえたなら試用期間ということで飛び込んでみたわけです。
チーム内でタスクの交通整理や相談役・ファシリテーションを主なターゲットとして、ダメならギブアップ宣言しますねとBossとも約束したからね!
組織として致命傷になる前にサポート受けつつ役割遂行して、個人的にも経験値稼ぎするのがお互いのためかなと考えました。
評価者となると話はまた別かもしれないですが、もっとピッタリくるひとがいれば交代すればよいと思っています。
また、「役割がひとを作る」という話は経験的に正しいといえますので、視座を高めるためにもやったらいいのだよ。
組織マネジメントの実験
そんなリーダーの役割のひとつが組織マネジメントだと思いますが、グループ人数がまだ少なく柔軟性があるうちにトライアルを繰り返せる環境に身を置けたことは幸運でした。
成長途中の組織はプレイングマネジャーを求めることが主流ですが、プロジェクトをやると本気で組織マネジメントするには時間が足りないことも悩みどころ。
今回は特にリードプレイヤーではなく監督のような動きを意識しており、
チームのタスクに対してフォーメーションのようなものを考えたチームビルディングに努めています。
グループ内の人数が少ないこともあり、積極的に各々の特性や考えを拾い上げて、それに合いそうなコミュニケーションの取り方やタスク管理を試してみたり、戦略的に足りない部分に関しては採用業務も行いました。
現在のようにマネジメントの職務が複雑化している社会では、組織マネジメントとプロジェクトマネジメントの職務は分けていかないと若手マネジメント層は定着しないのではないかなぁ、と感じつつあります。
メンバーによる私の心理的安全性
思いの強い組織マネジメントとは異なり、業務領域の知識に関しては必須ではないと考えています。ただし個人的経験によるとエンジニアからは技術話がわかるマネジメントのほうが好まれます。
そもそも会社内の情報やこれまでの経緯・知識に関してはリーダーだから知っているべき・すべて決めるべきというのは現実的ではないし、そのようなチームは健全ではありません。これまで築き上げたものをそう容易に引き継げるわけがないという話ですね。
ここについてはゼロベースな関係性のチームではなかったため大変やりやすかったです。無理をすると破滅する未来しか見えなかったため、「そういうことはすぐにはできませんよ」と牽制しつつ全員に話を聞いて回りました。
皆さんがおーさわに期待していることはなんですか?
ここでどんなチーム・自分になりたいとイメージしてますか?
聞いたわりにはサポート不足・未達じゃないかと思われているかもしれませんが、普段からメンバーが話してくれることは常々思い返してアクションに含めるようにしています。
2023後半:あの日から…もう半年が経ったんだね
なんちゃってリーダー爆誕からもプロジェクトタスクに追われたり、弊社グローバル化にあわせて会社公認の英語学習で日々奮闘したりと個人レベルの対応に時間を費やしてしまい、あまりチームリーダーができてないなぁと思っています。
担当領域を一気に広げるという点では今回の2チーム兼務はよい方向性でしたが、チームの生産性をあげる職務としてはまだまだひよっこサブリーダーみたいな感じです。
自己ブランディングの目論見通りオフィスファシリティとして経験値が増えているのは喜ばしく、半年だけでも色々やってこれました。
・入館証アップデート ;アドカレ内matsudaさんの記事をご参照あれ
・問い合わせ受領からのオフィス利用についての検討や周知対応
・オフィスレイアウト変更の検討・実施
・採用業務
今後はオフィス設計の開始時から関わることができそうな点には期待しています。
逆にインフラではリーダーシップも個人の技術的なところを伸ばすことも中途半端になったことが反省点でしたので、もう少し行動を増やすようにしたい所存です。
いつかはマネジメント転向したほうがいいのかなぁ…でもエンジニアしたいしなぁ…そもそもデザインにも興味はあるし、ジェネラリストに成長を…
うにゃむにゃ…
自分の中での折り合いはつかず、悩みはまだまだ続きそうです。
他のチームリーダーはどう考えているのか気になるところですね。
それにしても毎週増えるタスク
整備してもきれいにならない共有ドキュメント
ベテラン勢が優しくて逆に自分が何をすべきなのかがわからなくなる日々
うっ…頭が…
おわりに
よい機会でしたので新たな環境や挑戦を前にして慎重になっている方向けに
「周りが助けてくれるから、とりあえず何かを伝えてやってみなはれ」
の体験談が提供できればと思い、初転職から一年の振り返りをお送りしました。
その時どんな職種や肩書で働いていても
普段からどのように考えているのか、何ができ何に興味があるのかを伝えていくことできっと機会はやってきます。
そして、その経験が繋がって一人ひとりの軌跡が描かれていきます。
初心者でも若輩でもいいじゃない、せっかくならリーダーやってみなよ。
本稿がどこかで新たな軌跡に繋がれば幸いです。
それでは。
次回はOffice Facilityチームであり 我らが頼れるTOMAさんです。
お楽しみに〜 🎉