考えないからSNS疲れが起きる
インターネットが無かった時代は、自分が知る情報も限られていたし、
比較対象も、自分の周囲だけで、
憧れも、テレビに映っている芸能人に対してだけでした。
それが現代では、インターネットを使用している世界中の人達に
簡単に繋がることができ、自分が知りたいことも、知りたくないことも
検索すれば、たくさん出てくるようになりました。
インターネットを賢く使えば、自分が知りたいことを見つけることができる便利なツールになるが、
知りたくないことを検索し、自分と比較して落ち込んだり、妬んだりと、
わざわざ、嫌な気持ちになることができるツールにもなります。
休日には、決まったルートを選択する人たちがいます。
メディアやネット情報に煽られて、流されて、
特定の場所に集まります。
すでに見た情報やモノを写真に撮り、SNSに上げて、
「いいね」がもらえれば、気分は良くなる。
これを簡単に言うと、
特定の場所に行った、見た、食べた、飲んだ、体験したを確認し、
SNSで報告しただけです。
人によっては、確認し、編集と加工をして、報告の場合もある。
個性が大事という割には、明らかに逆方向に向かっているように感じます。
これもそのうち、AIがやってくれるようになると思う。
個人のSNSの傾向を分析し、個人の好みに合わせて、
自分が思う理想どおりの個性を作り上げることは、
人間がやるより、AIの方が得意と思います。
みんながやっていることを重複してやっているのを見ていると、
何が楽しいのか、私には分からない。
何も考えず、流されて生きることは楽かもしれないけど、
AIにはできない、人間には考えることができる。
自分で考えたことを書いてみたり、実践してみたことに
対して「いいね」をもらう方が、私は人間らしいと感じます。