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持続可能な開発のための教育のよりも先に持続可能な教育のための開発を。

近年SDGs(持続可能な開発目標)というものを目にする機会が多いと思う。

このSDGsに関連して、ESD(Education for Sustainable Development)という考え方がある。
日本語では「持続可能な開発のための教育」と言われる。

今、世界には環境、貧困、人権、平和、開発といった様々な問題があります。ESDとは、これらの現代社会の課題を自らの問題として捉え、身近なところから取り組む(think globally, act locally)ことにより、それらの課題の解決につながる新たな価値観や行動を生み出すこと、そしてそれによって持続可能な社会を創造していくことを目指す学習や活動です。つまり、ESDは持続可能な社会づくりの担い手を育む教育です。
引用:文科省「ESDとは?」


といったように、これからの持続可能な社会を作っていくための教育がESDというものである。

しかし、今日のコロナによって、そもそも学校教育の持続可能性が危ぶまれている。
また、日本にも不登校や病気などで学校に行きたくても行けない子がたくさんいる。

果たして日本の子どもたち全てが質の高い教育を本当に受けることができているといえるのだろうか??

ESDを行う前に「持続可能な教育のための開発」をする必要があるだろう。

その上で欠かせないのが学校のオンライン化とオンライン教育のカリキュラムの確立である。

コロナ休校による臨時なオンライン授業ではなく、1つの選択肢としてのオンライン教育を確立していく必要ある。
今後のコロナの感染拡大はもちろん、コロナよりも恐ろしい感染症のパンデミックや地震や自然災害や紛争など、学校という場所に行けなくなる可能性は大いにあり得る。
しかし、そんなときに学びのプラットホームがないという事態には決してなってはいけない。

今が持続可能な教育のためのシステムを作る絶好のチャンスであり、この機を逃せば、おそらく次はない。
オンライン教育が「できるか」「できないか」ではなく、本来はやらなければならないはずだ。


「コロナを乗り切るまでみんなで頑張ろう!」ではなく、今後もどんなことがあっても崩れない持続可能な教育システムを作っていく必要がある。


【プロフィール】
ラオスのジーコ
親子オンラインスクール『cocowith』共同代表
ブロガー「コノミチ」
ラオスで出家した元青年海外協力隊
『先生、学校は行かなきゃいけないの??』運営
元フリースクールの先生


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