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夢の始まりを思い出して懐かしむ:ツバサ×アンダーグラフ

らむです。

今日はお昼の合間と夜に散歩へ。雨が降って寒い日でしたが、風は控えめでリフレッシュになる時間を過ごせました。

雨の日でしたが、
海は比較的穏やかでした。

昨日に引き続き、好きな音楽の紹介を。今日はアンダーグラフさんの「ツバサ」という曲について、綴っていきます。

小学校高学年のときに、初めて聴いたのを覚えています。イントロのギター音に始まり、全体的に切ないメロディの曲に感じますが、聴いた後は何かスッキリするような気分にさせてくれます。今日は雨の中で散歩しながら聴いていて、少ししっとりした気分に浸れて、このシチュエーションにぴったりなリズム感だなと思いました。

また、少し前になりますが、アニメ「無職転生」のとある回でエンディング曲としてカバーバージョンが流れていました。ストーリーの内容も相まって、心にぐっと来るものがありました。

私はツバサを聴くと、夢や過去のことを何か思い出したくなる気分になります。いや、気分になるというよりは、すでに自然と思い出している状態になっている、そんな風ににさせられる曲だなぁと改めて今日感じました。


私が最初に夢を掲げたのは、おそらく小学校6年生の時。卒業アルバムの文集を6年生は全員書く必要があり、テーマは夢に関わるものだった。みんなそれぞれ叶えたい夢を書いていた。スポーツ選手、パイロット、歌手、花屋さん、ケーキ屋さんなど、各々自由な思いで、文集の作成に取り掛かっているように見えた。

一方、私といえばこの文集に着手するのに難航していたのを記憶している。なりたいものや、なしたいことが浮かばなかったからだ。正確にいうと、夢、なりたいものや、なしたいことについて考えてはみるが、現実的に考えてしまい、無理だと早くに判断してしまっていたんだと思う。母子家庭かつ兄弟の多い環境であったため、生活は決して楽ではなかった。先の未来よりも、当時の環境がどうすればより良くなるのか、改善できるのか、そこにばかり思考が傾いていたんだと思う。

とはいえ、文集はみんなが完成させなければいけない。例外はない。
どうしたものかと悩みながらも、考えて、考えて、何とか捻り出して、先生からもOKを出してもらえたのは、

「どんなことにでも頑張れる立派な人間になりたい」だった。

何になりたいか、何をなしたいかまでは、描けなかったけど、
きっとこの先も、みんなの家庭よりは苦労をしながら生きていくことにはなるんだと漠然と意識していた。
だからこそ、どんな状況であっても、めげずに頑張れる自分でいたいと思っていた。

小学生の頃に意識していた通り、自立するまでには、それなりに苦労した。みんなが普通からそれ以上を目指す中、まずは普通を掴み取らなければいけない日々が続いた。普通を何とか維持して、みんなの中に溶け込む日常は、そこそこしんどかった。

それでも今まで頑張って来れたのは、小学校の頃に掲げた夢が少なからず、自分を後押ししてくれる効力を持って、頑張る姿勢を維持させてくれていたのかもしれない。

まだまだ立派な人間になれたわけではない。
ようやくある程度、余裕が持てるようになった今を、そしてこれからをどう過ごしていくのか。今なら具体的な夢を描けるか。1日はあっという間に過ぎていくけど、考え続けて、行動に移していきたい。


夢の始まりを思い出して懐かしむ。そんな時間を得られました。少しノスタルジックな思いに誘われる一曲です。

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