![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/173219430/rectangle_large_type_2_283a6fb9f2f4f16b7ad99566fbd3d1f4.png?width=1200)
誰がための舞台に立つ:The Greatest Show×グレイテスト・ショーマンオリジナル・サウンドトラックより
らむです。
今日は夕方に走ってきました。昨日から一転、今日の天気は快晴でした!ただ、風は強力でなかなかにハードなランとなりました。最初に追い風となるように進行方向を定めて、走り始めたのですが、帰りがランニングに加えて、筋トレをしているようでした。
逆風のため、一歩一歩、足を踏み出すのに負荷が非常にかかって、筋肉を相当に酷使させられ、結構なエネルギーを消費しました。でも、その分走った後の達成感と、家路についた安堵感が大きく得られるランでした。
![](https://assets.st-note.com/img/1738742776-JDoYeaqykAzbuOjEfUBpmNrW.jpg?width=1200)
連続で激しい波により、
太陽の光がきらきら幾度も反射する光景が、
美しかったです。
昨日に引き続き、今日も好きな音楽の紹介へ。グレイテスト・ショーマンオリジナル・サウンドトラックより「The Greatest Show」について、自分の観点なども織り交ぜ、綴っていきます。
「The Greatest Show」は映画「グレイテスト・ショーマン」で流れていました。「グレイテスト・ショーマン」は社会人1年目に映画館で見に行き、とても感動したのを覚えていて、その後、サブスクで何回か見直しもしています。夢を追い続けている人や、自分に自信を持てなかったり、自分自身を好きになれなくなってしまった時に、きっと素敵な気づきを得られる。そんな映画であると、私は思っています。
「The Greatest Show」は、もうとにかくかっこいいです。そして気持ちを奮い立たせられる力のある曲だと捉えています。スポーツの試合、テスト、商談、発表などの大事なことの前に聴いて、気分や集中を高めたりするのにも、ぴったりだなと感じています。
実際に、私が社会人としてまだ経験の浅い頃から、様々な場面で、私の気持ちを沢山奮い立たせてくれました。
社会人になりたての頃は、医療系メーカーで営業の仕事をしてました。顧客は、新人や若手で経験がいくら浅いからといっても、会社の看板を背負っているわけですから、プロとみなしてきます。信頼できないという烙印を押されたら試合終了、他社に商談を持っていかれてしまいます。期待は裏切れない。そんな思いから、毎晩、夜遅くまで製品知識を詰め込んで、それぞれの顧客ごとにカスタマイズした資料を作成して、プレゼンの練習をよくしたものでした。
でも、どんなにがんばっても極度の緊張というものは、数年経験を重ねるまで、なかなか無くなりませんでした。顧客への説明やプレゼンをする度に、緊張して、時には手の震えが止まらなかったり、吐き気が催してきてしまうようなこともありました。
そんな時に、この曲が助けてくれた思い出があります。顧客への説明やプレゼンのある時は、顧客先の駐車場へ少し早く到着して、イヤホンをつけて、目を閉じます。そして、「The Greatest Show」を流すのです。
お前は、今、自分の築き上げた舞台に立っている。
この舞台を成功させるために、できることは全部やった。
眠い目をこすりながら、何時間もパソコンに向かって、手を動かした。カタログの隅から隅まで目を通した。製品の特性や顧客のこだわりをとことん研究し尽くしてきた。
ビジネスホテルでひとり、傍から見たら滑稽だろうが、表情、目線、抑揚、ジェスチャーまで総動員し、細長い姿見に向かって声を出して、何度も練習してきた。
可能な限り心血を注いだことは、誰がなんと言おうが、お前自身が分かっているはず。
今時点のものでいい。最高の舞台にしてこい!
映画の主人公、ヒュー・ジャックマン演じる興行師P.T. バーナム氏が上記のように私にささやき、励ましてくれるような気がして。聴いたって、緊張は相変わらずしたままなのですが、それでも立ち向かう勇気をくれて、いつもより失敗の恐れない、思い切りの良い、ハキハキとした姿で、自分の舞台に立てていた気がします。
今日もこの曲を聴いて、ランニングを一つの舞台と捉えて走りました。何のために走っているのか、走った後の結果や未来を想像しました。その結果、向き合うべき努力の対象であることを再認識させてくれて、勇気を持って走り込む力をもらえました。
走ることだけではありません。人は誰しも己の人生という舞台に、生きている限り、立ち続けなくてはいけない。そう私は考えています。その舞台の主役は自分自身であって、他に代わりはいない。
誰かが主役の舞台に助演として登場することもできなくはない。でも、あくまでそこでどう演じるのか(どう感じ、どう捉え、どう反応するか)は、自分が決めないといけない。結局、それは自分自身の舞台でもあるんだと、私は考えています。
そんな私だけの舞台を、私はできる限り、煌めいたものにしていきたい。歳を重ねると、上がれる舞台も大きさも限られてくるかもしれない。それでも今時点で最高の舞台を演出していきたい。そう強く思っています。
「The Greatest Show」は、ここぞって時に勇気をくれ、立ちはだかる困難に向き合う力をくれる、私にとって大切な一曲です。