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ジュエットと杖

【療養日記2023 3月10日(金)】

 抜鋼・抜釘手術を終えてもなお腰の痛みは癒えることがないしばらくは痛いの続きますと主治医にも言われているし、理屈からしても腹筋がある程度付くまでは腰も痛いままだ。さらに金具で固定していた2年半の間動かしていない筋肉や衰えて無くなってしまった筋肉もあるので固定していた金具がなくなれば2年半ぶりに動くものもあるわけで、そこが筋肉痛にならないわけがないし、そもそも脊椎を支える腹筋もないので骨同士もぶつかってそれも痛い。

 腹筋をつけるには動かすしかないが動かせば痛い。痛めば動かないのでコルセットを装着する。コルセットを装着すれば腹筋はあれよあれよという間に衰えていくというのは以前主治医から聞いた話。どこかで堪えないと次に進めない

 昨日は天気も良く気圧も安定していたので思い切ってジュエット(三点固定硬性コルセット)をつけずに出かけてみた。ジュエットなしだと心細いところもあるが、とにかく。こんな感覚も2年半近く忘れていた。これが普通なんだった。

 と言うことで今朝もジュエットなしでウォーキングをしたのだが、あっという間に腰が痛み出して3㎞ほどのコースで2回も休憩してしまう有様だった。まだまだジュエットなしでウォーキングは早かった。もっと地道に腹筋運動を重ねるだの他のことで腹筋を鍛えるしかない。ちゃんと歩く時はまだまだジュエットは手放せない。

 同様にして杖があるが、こちらはまだまだ手放すことができない。教育入院中は杖なしでもウォーキングをしていたがこれもあまり長時間はできなかった。ジュエットと杖、どっちが先に手放せるかと言えば杖なしの生活は想像もできない。そのくらい杖に依存している。

 ということで今日はウォーキングから帰って来るとほとんど動くこともできなくなり、昼食を作るのでさえもひと苦労してしまう。今日は完全に失敗の一日だった。

 夕方わんこを散歩に出した時はジュエットを装着してゆっくり歩いたがそれならしっかりと歩くことができる。しかしまだまだ楽だからと言ってジュエットは外せない。

 今日の昼食は野菜多めの焼きそば。夕食は手羽先の旨煮を作った。その他にも大根とこんにゃくの煮物も作る。この煮物は小腹が空いた時にちょいちょいつまんでしまうのでゆくゆくはこんにゃくだけで作る予定。韓国の牛だし「ダシダ」が活躍している。使い方をあまり選ばずどんな料理にも使える。

 わんこの散歩から帰ってくるとWBCを観ていたが日本がボコボコにされているのですっかり観る気を無くして「秘密の森」の続きを観る。韓国が日本に勝つのを観るのが嫌なくせに韓国のドラマは好んで観るというのもかなり身勝手だなと思う■

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