お遍路ウォーキング日記(254:八十四番屋島寺へ ⑥)
【2024年9月15日(日曜日) Day 254】
今日は先日も書いたGoogleマップのサポート外エリアの「暗黒地帯」にいる。札所八十四番屋島寺はもう目前と言ったところだ。
昨日の日記では今日は「金剛杖」について書くと書いたのだが今日は外出から夜遅くに帰って来てくたびれ果てておりそんなに長くは書けない。
金剛杖はお遍路なら本来は持っていなければならない。それはお大師様と「同行二人」の旅をするお遍路がお大師様として携えるものがこの金剛杖だからだ。
とは言っても様々な事情で金剛杖が持てない人もいる。それは自転車やバイクのお遍路さん。団体お遍路様ご一行の中には札所の杖立に立てっぱなしにして次の札所あたりでおだいしさまを置き去りにしたことにやっと気がついたなんて人もいるだろう。
しかし厳しく言ってしまえばそれはお大師様を放り出してしまったのと何ら変わらない。他方の自転車やバイクの人の中にはあれこれと工夫してなんとか携えて巡礼をしようと必死の人もいる。
中には自分のバイクや自転車にくくりつけて外せないようにしている人もいて、そのまま結願するまで金剛杖を自転車屋バイクのパーツにさせてしまう人もいる。そこまでやると底知れぬ意地すら感じる。
僕がライダー遍路をしていたときは佐々木小次郎のように背負って移動をしていた。要は知恵と工夫で二輪のお遍路でも金剛杖を携えることは可能だ。
あとたまにいる「走り遍路」もあまり杖は持っていない。
今日は疲れたのでここでお話を一旦止めておくが、また機会あったら「金剛杖」について熱く語ってみようと思う■