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葉山

【療養日記2024 2月3日(土)☀️】

 5〜6年前にインターペットで知り合ったわんこのトリマーさんがいる。トリミングで使うクリームの体験をさせてもらったが、これが目からうろこの魔法自体な効果をその場で見せてくれたことからクリームを買い、その後もトリミングのモデルをするなどとつながりがあったのだが、Covid-19でインターペットが中止となってから少し疎遠になっていた。

 現在葉山に店を持ち独自のトリミングを行っているが、今回わが家のわんこの毛玉があまりにひどかったのでお願いすることに。

 3頭をいっぺんにお願いしたので今日は貸切。どういうことをするのかは自分では全然見当がつかない(妻が知っている)が、とにかくポメラニアンのあのモフモフフワフワな手触りが蘇る。詳細は下にリンクを貼っておく。

 約束の時間に葉山のトリミングサロンに連れて行きわんこを預けるとあとはお任せをするより他ないので葉山を方々歩き回った。

 サロンのある場所が葉山マリーナのすぐ近く。ここから葉山の町中までは県道が一本あるが、ここがとにかく狭いくせに交通量が多い道で歩くのも大変。この道沿いの三叉路が葉山の中心でもある元町、その少し先に森戸大明神、更に先にはインスタ映えするバス停のある真名瀬しんなせまで、この間には実にいろんな店がありながら車を駐める場所がなくてこれまで殆ど立ち寄ることもなく通り過ぎていた。この道はとにかく車では良く通るのに歩き回る事はほぼない。

 まずはトリマーさんにおすすめスポットを教えてもらいそれを一つ一つ見て回ることに。最初はサロンのすぐ近くにある諏訪神社から。

諏訪神社

 どこにでもありそうな神社なんだけど立ち入ってみるとなんとも深い森の中にでも迷い込んだような雰囲気に包まれる。自分はこういったパワーというモノはそれほど感じないタイプだが全く感じないと否定もしない。朝一発目からもうこれかというのが正直な感想だった。

 次に向かったのが元町の先にある森戸大明神。ここはペットを祭るお社もあってペット連れには人気のある神社だ。

 節分と云うこともあり人出も多かった。

森戸大明神
どこの世界も人手不足なんだな。
我こそはという方がいらしたらお問い合わせをしてみてください。
境内は初宮参りなどで賑わっていた

 天気も良くてお社の横にある海岸でしばらく何も考えずに海を眺めていた。遠くに江ノ島が見える。 

江ノ島と富士山も見えた

 森戸まで来たのでもう少し歩いて真名瀬しんなせまで行く。真名瀬は何もない海岸だがバス停がインスタ映えするらしく訪れる人が多い。我々が行った時には中国語を話すオバサンが二人いたがいつまでも場所を独り占めし全くの遠慮知らずでイライラ。広く情報が伝わりすぎるのも考えもので、少なくとも対中には情報を控えてもらいたいと思う。

真名瀬バス停


 真名瀬に向かう途中で行列ができている店があったがその時はあまり関心もなかった。帰りにもう一度店の前を通ると行列もなくなっていたのでよく見るとパン屋だったのでちょっと入ってみる。

 お店の名前は三角屋根。時たま見かける行列ができてすぐに売り切れてしまうパン屋の典型的なモデルのような店。

 行列が途切れていたので一日中わんこの世話をしているトリマーさんにフルーツサンドの差し入れを買い、バケットとパンの耳も買う。

 一番驚いたのは店を出るとき再び行列ができていてそれが表の通りまで伸びていた事だ。買い物ができたのは奇跡だったのかも知れない。

 この手の「買いづらいパン屋さん」のパンはほぼハズレがないと思っている。というのも焼けたそばから売れていくので作り置きがまずないからだ。

行列ができるパン屋、三角屋根

 今日の昼食はトリマーさんがイチオシのパスタ屋さんに行った。葉山のことはほぼ知らないのでやはりそこに住む人の情報に頼ろうと思っていた。

 店の名はラプローという道路沿いにある店、目の前に駐車場もなく車であっという間に通り過ぎてしまうような場所だ。ドアを開けるとカウンター席が並び、キッチンと対面する感じで座る。これが小憎らしい演出を如何なく発揮する。とにかく目の前で調理するのでごまかしは利かない代わりに調理中の香りが一部始終届いてくる。この香りがとにかくたまらない。

 実はカウンター大好きで餃子の王将などに行ってもカウンターが特等席だと思っているくらいだ。しかしイタ飯はとにかく一部始終様々な香りが楽しめる。

 僕はジェノベーゼ、妻はパスタオムレツを注文したがシェフ曰くオムレツはかなりの量だとのことであらかじめお皿を用意してもらったがそれを妻は一気に食べきったくらいでよほど美味しかったのだと見える。もちろんジェノベーゼも言うまでもない。ジェノベーゼはバジルソースだけで作るのでとてもストイックなメニューだと思うが、それが止まらなくなるくらいだったので余程美味しいだろうと思った。

「ラプロー」のジェノベーゼ、パスタ大盛りにしてもらったがそれで正解

 どうしてこんなに美味しいお店を知らなかったのだろうと思う一方でこれまで車でしか来ていないのでそれも致し方ないなと思った。とにかく人に勧めたくなるような美味しいお店だった。

 一度サロンに戻ってからフルーツサンドの差し入れを置いてわんこのトリミングの進捗状況を見る。この時点でまだ仕上がってはいなかったがだいぶ小綺麗になりまだ乾燥しきってはいない感じだった。

 わんこから見ればいきなり知らない場所へ連れられて置いていかれトリミングをされるのだから心細いだろう。ただトリマーさんのことはきっと覚えていることだと思う。

 次にやはりトリマーさんのお勧めの古民家カフェに向かう。再び元町方面に向かい途中で左に入る。入ってすぐの所にもお勧めのカフェがあり最初はそこに行くつもりだったが今回は素通りしてさらに住宅地の中へ、古民家カフェというくらいなので大通りからは離れるが、こんな所にこんな家がと驚くような建物の中がカフェだった。

古民家カフェ「楚々」

 落ち着いた佇まいに渋い音楽が流れ、その空間を楽しむだけでも十分に贅沢と言うほどのものだったが、この元町の周辺が一つ裏路地に入るとだいぶ落ち着いている、そんなことも車で通り過ぎただけでは決してわからない。

 カフェには小一時間ほどいたがあまりに落ち着いていて寝入ってしまうくらいだった。店を出ると今度は砂浜伝いにサロンまで戻り、途中30分ほど海を眺めながら傾きつつある夕日を眺めていた。とにかくよく晴れた穏やかな日だった。

トリミングの後わんこと記念撮影

 わんこの仕上がりは文句なし。全く別の犬になって戻って来た。とにかくぬいぐるみなんてレベルではなくこれまでに触ったこともないような自分にとっては斬新な感覚と言ってもいいくらい。トリミング後のメンテナンスやブラシの使い方なども妻がレクチャーを受けているのでしばらくの間はこのとろけるようなモフモフフカフカの手触りが楽しめそうだ。

トリミングも終わって記念撮影

 この場所からしてもこのサロンがどんな場所なのかがわかるかと思う。夢のようなロケーションで人にとっても癒やしになる。そうそう頻繁にトリミングをお願いする事はできないが、たまにはわんこのためにも、また飼い主の自分たちも葉山を楽しむためにもまた来ても良いかなと思った。

サロンから見た夕日。真っ正面に沈む

 帰りは真っ直ぐ家に帰る。途中のコンビニで恵方巻を買って食べた。恵方巻は最初のうちは食べなかったが、妻と付き合い始めたときに一緒にたべてなんてつまらない夕食なんだろうと思ったことから毎年我が家の一つのイベントになっている。一時期は有名なお店や地元の居酒屋のちょっと贅沢な恵方巻も食べたが、今年はコンビニで売っていた比較的安めの太巻きを選んでいる。

 かくして忙しい一日が終わり、我が家にフカフカモフモフの天使がやって来た■

店舗紹介

【三角屋根 パンとコーヒー】

【ラプロー】

※食べログの評価は運営の主観で変化しとても正確な評価とは言えません、ご注意ください。

【古民家カフェ 楚々】

【ペットの体質改善専門トリミングサロン メルノエル】

※HP改装中と出ているが概要はしっかり見られます。

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