映画:エゴイスト 感想
男同士を扱った作品を手当たり次第観ている、所謂”腐女子”の感想です。
悪意はないけれど、独自のノリがあるかもしれません。
また、ネタバレしないように注意はしているつもりです。
映画:エゴイスト鑑賞してきました。
まず、一言…
とても良かった…!
今回は、鈴木亮平と宮沢氷魚がゲイカップル役、という事前情報だけ得て、実力派高身長CPとか眼福だろうなー…と、ミーハーな期待を持って気軽に行きました。
ところがどっこい!
大号泣…!
しめつけられる心臓!
止めどなく流れる涙!!
こんなに心揺さぶられる映画は久しぶりでした…
感想を共有したくてレビューサイトを巡り、
キャストインタビューやメイキングを漁り、
原作や原作者の軌跡を辿り、
見事に、映画:エゴイストに沼りました。
めっっっっちゃおススメです。
適切な年齢の全人類が観た方が良いと思います。
カメラ酔いの可能性を注意されていますが、激しく乗り物酔いする自分でも、カメラのブレなど全く気付きませんでした。
それくらいのめり込んでいました。
あらすじなどは、公式サイトをご覧ください。
そして、とりあえず映画館に観に行ってください!!
1度目の鑑賞は、没頭し過ぎて何も気づかず、ただただ心揺さぶられるだけでした。
2度目以降、少し冷静になりましたので感想をば。
まず、BGMやモノローグがほとんどありません。
館内が、めちゃくちゃ静かです。
聞こえるのは、鼻をすする音くらい。
満員にも係わらず、ドリンクの氷の音すらしなかった。
隣の人は全く手をつけていませんでしたので、飲食するタイミングを見失ったのでしょう。
確かに、ポップコーンにかまってる暇ない。
だからこそ、数少ないBGMやモノローグがとても印象的ですし、
登場人物の表情や言葉を、自分なりに解釈することができる余白が、多分にあります。
それが「感想を共有したいー!」に繋がるのだと思います。
全人類早よ観てくれ…
そして私と語ってくれ…
主演のお二人が、いわずもがな最高です。
己の価値観で想像し得る”最高の演技”の、更に上です。
演じる、というより、生きている。
映画の中で観た人物とインタビューを受ける俳優さんが同一人物だ、というのに違和感すらあります。
ドキュメンタリー風の撮影方法が影響しているのでしょうが、この感覚は初めてでした。
舞台挨拶での「”龍太”じゃなくて”氷魚くん”として見れるようになった」という鈴木さんのお言葉に、本当に役を生きていらしたのだと感動しました。
加えて、鈴木亮平さんの公式ツイッターの投稿にキュンが爆発しましたのでおすすめしておきます。
→こちら
あと、どうしても言いたい…
濡れ場について
邦画での男同士の描き方を観てきた経験上、そういった部分は上手くぼかすんだろうなー…と思っていました。
有名な俳優さんだとキスシーンすらNGもあるので、日頃から、どんな僅かな萌えでも察知してキュンキュンできる脳に鍛えています。
なので、自然な流れと分かっちゃいますが、愛の営みが詳細に映し出され、チョロい脳みそがキャパオーバーとなり、ドキドキが爆発。
公の場じゃなかったら叫んでた。
決して物語を損なってはいません、むしろ、そうあるだろうと思う姿でした。
そこまで描いて頂きありがたい限りなのですが、朝チュンのBL作品ばかり観ていた反動で、驚きが勝りました。
私みたいな脳をお持ちの方は、ドキドキする準備が、ちょっとだけ必要かもしれません。
しかし、それ程までに真摯に取り組まれている作品に、映画館の大画面で浸ることができて、本当に幸せです。
こうして感想を書いているうちにも、また観たくなってきたので、行ってきます!
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